アイドルが出演する旧正月の特集番組が大幅に減った理由

OSEN |

写真=MBC、KBS
今回の旧正月は、テレビでアイドルの勢いが目に見えて弱くなった。かつてはチャンネルを回せば、自然にアイドルの顔を見ることができたが、今年はアイドルを前面に出した番組が大幅に減った。

昨年の旧正月の連休までは、旧正月の特集番組でアイドルを見ることが難しくなかった。SBS「アイドルの帝王」、KBS 2TV「アイドル健康美女先発大会」、MBC「スターダンス大激突」など、3つの地上波テレビ局の8番組がアイドルを前面に打ち出した。さらに、メインがアイドルではなくても、多くの特集番組でアイドルを見ることができた。

しかし今年はKBS 2TV「対決アイドル歌謡舞台」「最高のカップル 美女と野獣」MBC「アイドルスター陸上&アーチェリー選手権」「SHINeeのある素敵な日」などが放送されたが、SBSはアイドルを全面に出した番組が無い。地上波をひっくるめてアイドルが主人公である番組はほとんど無い。

これは昨年の秋夕(チュソク:韓国のお盆にあたる祭日)から始まった。昨年の秋夕には、MBC「秋夕特集 ミス&ミスターアイドルコリア選抜大会」、KBS 2TV「秋夕特集王室の復活‐皇太子冊封事件」など、国際的な人気を得ている韓流アイドルたちが総出動した番組が放送されたが、全て低い視聴率を記録した。

わずか1年でアイドルの祝日番組の人気が低くなった理由は、アイドルが登場するバラエティ番組がもう新鮮ではないということだ。実際アイドルがダンスバトルを繰り広げたり、体育関連の対決をする構成は、いつも繰り返される内容であり、アイドルもほとんどが同じような顔ぶれだ。ネットユーザーは、アイドルが登場する祝日のバラエティー番組に対して「重なる出演がもう飽きる」「出演陣もフォーマットも新鮮じゃない」などと話している。

また、特別番組ではないレギュラー放送の番組でも、アイドル番組が無くなったといってもいいほどの状況であるため、人々が祝日もアイドルの必要性を感じないことも原因の一つだ。これに対し、ある業界関係者は「アイドルが出ても視聴率は高くならない。アイドルは演出者にとって魅力な存在ではない」と説明した。

記者 : パク・ジョンソン