ベルリン映画祭の開幕作「グランド・マスター」上映後に喝采を浴びる

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写真=チャイナ・フォト・プレス(CFP)特約
女優チャン・ツィイーがベルリンでベルリン国際映画祭ディレクターのディーター・コスリックに出会った。

7日(現地時間)、ドイツのベルリンで第63回ベルリン国際映画祭が開幕した。同映画祭の幕を開いたのは、アクションスターブルース・リーの師匠、イップ・マンの一代記を描いた作品である中国の「グランド・マスター」(監督:ウォン・カーウァイ)だ。

香港のトップスター、トニー・レオンと中国のトップ女優チャン・ツィイー、そして韓流スターソン・ヘギョの出会いで制作の序盤から話題となっていた「グランド・マスター」は、1月6日に中国で公開され、大ヒットした。ウォン・カーウァイ監督の映画の中では商業的に最も大きな成果を得て、第63回ベルリン国際映画祭の開幕作にも選定され、世界の人々の注目を浴びた。

ベルリン国際映画祭で上映された「グランド・マスター」は、ランニングタイムが中国版より15分ほど短くなっているが、中国版にはない新しいシーンも入っている。中国のメディア「SINA」は8日、「『グランド・マスター』への観客の反響は熱かった。上映が終わると、喝采が続いた」と報じた。現場には主演俳優のトニー・レオンとチャン・ツィイー、ウォン・カーウァイ監督も参加した。

観客に深い印象を与えたのは、ウォン・カーウァイ監督特有のスタイリッシュな映像が加わったカンフーのアクションシーンだった。「見たことのない類の作品だ。本当に特別だった」「ウォン・カーウァイ監督の前作『花様年華』が大好きだけど、『グランド・マスター』も歴史に残るほどの偉大な作品だ」「アクションシーンがとてもよかった。見たことのないスタイルだ」「ウォン・カーウァイ監督の作品の中で一番とは言えないけれど、良い映画だ。映像が美しい」などの好評が続いた。

実質的な成果もあった。アメリカの有名制作会社ウェインスタインカンパニーが「グランド・マスター」の配給を決めたのだ。7日、ウェインスタインカンパニー側は「アンナプルナピクチャーズからアメリカの版権を購入し、アメリカを含むいくつかの国で配給する」と伝えた。

7日に開幕した第63回ベルリン国際映画祭では、70ヶ国404本の映画が上映され、韓国のホン・サンス監督の新作「ヘウォンの恋愛日記」を含む19本の映画が金熊賞をめぐって競争を繰り広げる。

記者 : パク・ソリ