2YOON「休むことが嫌です。忙しいほうが元気が出ます」

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アイドルグループのユニットは、グループの音楽では見せられなかったメンバーの新たな面を見せるために企画される、新しい形のグループだ。ORANGE CARAMELはAFTERSCHOOLのセクシーな音楽の代わりに可愛いダンスナンバーで、INFINITE Hは従来のパフォーマンスの代わりに感性豊かなヒップホップでファンを驚かせた。

4Minuteのホ・ガユン、チョン・ジユンが結成した2YOONも、従来の4Minuteの強烈な音楽とは違うと十分予想できた。だが、実際にはただ違うだけでなく正反対だった。セクシーなボディラインを強調した彼女らは、“体育”を連想させる健全なダンスを披露し、エレクトリックダンスの先頭に立っていた彼女らの音楽は、アメリカのカントリーミュージックを基盤にしていた。ジャケット写真には“4Minuteの重宝品”だった蛇、ムチの変わりに豚、ひよこが登場した。

「曲が出た時、所属事務所の社長にも聞かせませんでした。二人だけで聞いて『これだ!』と思いました。この楽曲がまさに私たちが望んでいた方向だったので、絶対にこれにしなきゃと団結しました」(ホ・ガユン)

二人はコンサートをするうちに、息を合わせてみようと思うようになった。音楽の趣味が合うし、ファンからもユニット結成を求める声が高かったため、事務所にユニットをしてみたいと先に提案した。昨年から企画に入ってアルバム収録曲を集めることになり、タイトル曲が「24/7」に決まってからは速いスピードで進行された。

「ガユンが衣装、ビジュアルコンセプトを全て決めました。4Minuteでは意見を出すくらいでしたが、今回はビジュアルはガユンが、プロデュースは私が担当し、2組が対決するかのように懸命に取り組みました。全ての会議に出席しました。ガユンはパソコンができないのですが、最近のコレクションを見て衣装の企画書まで作りました。ジャケットに豚、ひよこを入れて私をトムボーイにしたこともガユンのアイデアでした」(チョン・ジユン)

「『HOT ISSUE』の時、ジユンの中性的なイメージが目につきましたが、その後4Minuteのイメージを統一する過程でそのコンセプトが弱くなってきて、とても残念でした。それで今回は、そのイメージを十分生かしました」(ホ・ガユン)

ホ・ガユンは今回のステージを準備する過程で8キロも減量し、“ナノスタイル”で話題を集めた。特別ダイエットをしたこともなかったのに、今回のダンスはあまりにもパワフルだったと言う。

「ストレスで少し具合が悪いこともあったのですが、ほとんどはダンスのせいです。4Minuteの時は、技術は難しくても体力を要するものではなかったのですが、今回のダンスは技術は特にないけど最初から最後までジャンプします。体育の時間に戻った気分でした」(ホ・ガユン)

忙しいスケジュールの中で逸脱を夢見ながら、十分休みを取りたいという普通のアイドルの話は4Minuteには見当たらない。休まず体を動かし、忙しいほうが元気が出るという典型的なワーカホリック(仕事中毒)であるためだ。

「上半期には4Minuteが活動再開すると思います。着実に準備しています。できれば下半期にまたカムバックしたいと思います。休みたくありません。今回たくさん大きくなって成長しただけに、今から次のアルバムが楽しみです」(チョン・ジユン)

記者 : イ・ヘリン