2013年1月、YGエンターテインメント(以下YG)が、ついに新しいガールズグループを公開した。玉ねぎの皮を剥くように、メンバー一人ひとりを順番に発表する計画だ。

15日、YG公式ブログには新しいガールズグループの一人目のメンバーとなるキム・ジスの写真が掲載された。たった1枚公開されただけで、詳しい説明はない。また、写真は公開されたが、確定メンバーではない。過去にBIGBANGがそうだったように、候補者の間で厳しいサバイバル方式の独自オーディションを経て生き残る者だけが新しいガールズグループに入ることができる。YGヤン・ヒョンソク代表プロデューサーのスタイルだ。

ヤン代表は、過去にインタビューで新しいガールズグループに対する自分の構想を数回明かしている。メンバー数は2NE1よりも多く、整形不可契約を結ぶ予定で、才能豊かな美女を集めるという内容だ。ここでYGブランドの少女時代が出てくるのではないかという噂が立った。実際に一部の候補メンバーたちは昨年ネット上で「YGミステリーガール」という写真で大いに話題になり、ネットユーザーたちは身元の割りに乗り出した。

しかしYGの新ガールズグループが正確にどのような姿になるかについて、ヤン代表は固く口を閉ざしている。デビューがいつになるか、グループ名は何になるのか、どのようなスタイルになるのかは、YG内でもただ一人ヤン代表が決定できる。

彼がこのように新ガールズグループに愛情を示している理由は簡単だ。今回のグループは、BIGBANGと2NE1に続く、YGから純粋に練習生として選んで歌手としてデビューさせる、3番目のグループであるからだ。年数で言えば5年ぶりとなる、YGブランドの純粋なアイドルグループの出撃となる。そのため、昨年末からはSBS「K-POPスター2」の審査員としての出演以外は、ほとんど全ての外部スケジュールを削り、新ガールズグループの準備に力を注いでいる。

ヤン代表は、今回のメンバーたちのYG内サバイバルオーディション方式にも、新しい変化を導入したと言われている。その詳細は、やはり極秘とされており、YGの高位関係者たちも記者の質問に「こちらの方がもっと聞きたい」と首を振っている。

YGは昨年BIGBANGのカムバックを皮切りに、SE7EN、2NE1、G-DRAGONのソロアルバム、PSY(サイ)、EPIK HIGH、イ・ハイなど所属アーティストの新曲発表の度に主要な音楽配信ランキングを総なめにし、韓国の音楽業界でブームを巻き起こした。特にPSYは、アメリカのビルボードチャート2位に上がるなど、ワールドスターとして浮上し、BIGBANGは観客動員数80万人のワールドツアーを成功させた。しかし、純粋なYG練習生出身のデビューは一時とだえていたのが事実だ。昨年下半期「1.2.3.4」で韓国の音楽業界に突風を巻き起こしたイ・ハイも、正確には「K-POPスター」でスカウトした事例である。

ヤン代表が新ガールズグループにさらに気にしている理由がここにある。BIGBANG＆2NE1に続く、純粋なYGブランドグループの成功で、3打席連続ホームランを打ちたいという意志なのだ。その結果は、もうすぐ明らかになるだろう。