「その冬、風が吹く」チョ・インソン&ソン・ヘギョを一つの画面で…“期待高まる”

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写真=SBS

SBS「その冬、風が吹く」予告映像だけで尋常でないドラマ

二人のルックスだけで十分だった。ドラマについてのそれ以上の説明も、そして悲しいロマンスを予感させる男女主人公の運命的な出会いも、結局はチョ・インソンとソン・ヘギョのルックスを輝かせる要素に過ぎなかった。長い説明より、二人が一緒に映った一つのフレームに、期待はさらに高まった。今年SBSが野心を持って準備したドラマ「その冬、風が吹く」は、チョ・インソンとソン・ヘギョを前面に掲げて強烈な印象を残した。

新年に入り、各放送局が準備したドラマは、出演俳優だけでも話題を集めるほど、全て大したものだった。KBSはチャン・ヒョクとイ・ダヘを掲げた「IRIS 2」に大きく期待しており、MBCはイ・スンギとmiss A スジの出会いで早くから話題集めに成功している「九家の書」を新年の切り札として用意している。

SBSも侮れない。韓国で来週月曜日の14日、“大物”3部作の一つである「野王」が、クォン・サンウ、スエと共にお茶の間に登場する。また、軍隊から除隊したチョ・インソンが除隊後の初作品として選択した「その冬、風が吹く」は、ノ・ヒギョン脚本家の手堅い構成力に加え、“スター”でない“女優”としての道を歩いているソン・ヘギョという、まさに2013年放送されるドラマの中で“最高のスペック”をアピールしている。

各放送局が準備した、または準備している数多くのドラマの中で、単純に男女主人公のルックスだけで勝負をつけるなら、断然チョ・インソンとソン・ヘギョの「その冬、風が吹く」が圧勝するのではないかと思う。今月8日放送されたSBSドラマ特別試写会「その男、その女とのデート」を見ると、この予想が間違っていないことを確認できた。

「その男、その女とのデート」は、SBSが自社ドラマを広報するために特別編成した番組だった。「野王」「その冬、風が吹く」「お金の化身」「清潭洞(チョンダムドン)アリス」まで4本のドラマの出演者が直接撮影現場のエピソードを伝える形式で構成された。

写真=SBS

生きたい男と死にたい女の恋

この中で視聴者の視線を最も惹きつけたのは、やはり「その冬、風が吹く」だった。除隊後初めてドラマに出演するチョ・インソンと、2008年の「彼らが生きる世界」以来、約5年ぶりにお茶の間に戻ってきたソン・ヘギョの出会いは、視聴者の目を楽しませるには十分だった。また、ノ・ヒギョン脚本家が展開する二人のじれったいロマンスは、最近ラブコメディが中心になっているメロドラマのトレンドに大きな変化を起こすことを予感させる。

見るだけでも嬉しくなるこの二人のルックスを輝かせるストーリーも平凡ではない。チョ・インソンの演じるオ・ス役は、幼年時代に親から捨てられ、初恋までもあの世に送ってからは女なら誰とでも付き合い、意味のない人生を生きる清潭洞(チョンダムドン)最高のギャンブラーで、ソン・ヘギョが演じるオ・ヨンは、両親の離婚と兄との別れ、そして突然訪れた視覚障害と父の死により、周りの人々から自分を守らなければならない孤独な大手企業の相続人というキャラクターだ。

生きたい男と死にたい女が、お互いに冷たく孤独だった彼らの人生から希望と真の愛の意味を探していく物語は、これまで多くの作品で着実に演技力を積んできた二人の俳優の好演に支えられ、視聴者に大きな反響を起こすと思われる。

この日放送された「その男、その女とのデート」の撮影現場を見れば、チョ・インソンは色とりどりの様々なスーツとコートでビジュアルをさらに際立たせ、ソン・ヘギョは薄いメイクにカジュアルな衣装で清純さをアピールしていた。

またチョ・インソンはこのドラマで、キャラクターの特性から、映画「卑劣な街」でのタフなイメージと、SBSドラマ「バリでの出来事」での憎めないチャラ男のイメージを両方盛り込む予定で、彼の復帰を待っていた多くの女性ファンに大きな満足感を与えると確信している。

ソン・ヘギョも、ドラマ「秋の童話」での純粋な姿に、彼女に「今年の女性映画人 演技賞」を与えた映画「ノーバディ・サムバディ」でのきめ細かな感性演技を、視覚障がい者というキャラクターを通じて再現する可能性が高い。単純にルックスだけ期待されているのではなく、彼らの演技力もまた「その冬、風が吹く」を待たせる重要な要素となっているのだ。

もちろん、ドラマのヒットはふたを開けてみなければ分からないが、それでも「その冬、風が吹く」はチョ・インソンとソン・ヘギョを一つの画面の中で見られるだけでも十分期待する価値はある。今年の年末に“最高のカップル賞”を選ぶ時、彼らが最も早く思い浮かぶカップルになることを祈りながら、韓国での初放送される2月13日を心待ちにしている。

もしかすると「その冬、風が吹く」のヒットの風は、もう吹き始めているのかもしれない。

記者 : パク・チャンウ