クォン・サンウ&スエ「野王」への期待…SBSの視聴率不振を克服できるか
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写真=SBS
俳優クォン・サンウとスエが呼吸を合わせるSBS新月火ドラマ「野王」(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン、パク・シヌ)の初放送が一週間後に迫り、期待が高まっている。「野王」は14日「ドラマの帝王」の後続として韓国で放送される。新年SBSの初ドラマである「野王」は7日午前公式ポスターを公開し、関心を集めた。
「野王」はクォン・サンウ&スエと「追跡者 THE CHASER」(以下「追跡者」)のヒロインであるキム・ソンリョン、コ・ジュニの出演で期待を高めている。また、東方神起のユンホが本格的に演技に挑戦し、ファンたちの関心を集めている。彼らの様子が盛り込まれた公式ポスターはその大きなスケールで各種ポータルサイトで話題となった。
特に、7日放送終了する前作「ドラマの帝王」の視聴率が一桁を超えず、月火ドラマ最下位を記録している状況の中で「野王」への期待が高まっている。「ドラマの帝王」は1日の放送分で、キム・ミョンミンとチョン・リョウォンのキスシーンが放送され、ロマンスが深化したが、視聴率6.6%(以下:AGBニールセン・メディアリサーチ全国基準)に止まり、MBCドラマ「馬医」、KBS 2TV「ゆれながら咲く花」に及ばなかった。
「野王」は、漫画家パク・イングォンの「大物」シリーズの第3部「野王伝」を原作にした作品で24部作で制作され、SBSドラマ「レディプレジデント~大物」(以下「大物」)の後続作だ。貧乏な生活から脱し、ファーストレディになろうとする欲望女ダヘ(スエ)と彼女のため全てを犠牲する純情男ハリュ(クォン・サンウ)の物語を描く。
2010年放送された「大物」は放送してたった2回で20%を突破し、競争作品を抜き、水木ドラマの視聴率1位を記録した。これに「野王」の興行性への期待が高まっている状況だ。クォン・サンウが「大物」に続き、「野王」にもう一度出演することも前作の余韻を引き継ぐことができる要件として評価される。
「大物」でカリスマ性のある女性大統領として熱演した女優コ・ヒョンジョンにバトンをもらったスエは昨年初頭、熱演したSBSドラマ「千日の約束」以降、1年ぶりに復帰する。「千日の約束」で見せてくれたスエ特有の没入度のある内面演技が、貧乏を克服し成功に向けて生きていく劇中の人物の熾烈さをよく反映するだろうという予想だ。
「野王」の執筆を務めているイ・ヒミョン脚本家は2000年を前後に、「Mr.Q」「トマト」「明朗少女成功記」などのトレンディドラマのブームを引き起こし、昨年3月、SBSドラマ「屋根部屋のプリンス」で再びその影響力を立証した。チョ・ナムグク、チョ・ヨングァン監督は「追跡者」を一緒に演出した実力ある演出家だ。
SBSは「ドラマの帝王」の他に「大風水」もまた、視聴率の不振に苦しみ興行に乾いている状況だ。14日夜9時55分、本格的な放送に突入する「野王」がSBSの長引いた視聴率の不振を克服できるか今後の見通しが注目される。
記者 : チェ・ドゥソン