本日(7日)放送開始「となりの美男<イケメン>」鑑賞ポイント…“イケメン&覗き見&ロマンス”

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tvNの新月火ドラマ「となりの美男<イケメン>」がいよいよそのベールを脱ぐ。

韓国で7日に放送開始となる「となりの美男<イケメン>」は、心に傷を抱え、城の中に自らを閉じ込めた“都市型ラプンツェル”コ・ドンミ(パク・シネ)と、年下のイケメンエンリケ・クム(ユン・シユン)のハプニング満載の恋を描いたラブコメディだ。人気ウェブ漫画「私は毎日彼を覗き見する」が原作だ。tvNイケメンドラマの元祖「美男ラーメン店」のチョン・ジョンファ監督と映画「接続~The Contact~」「イルマーレ」のキム・ウンジョン脚本家が意気投合した。

ユン・シユン&パク・シネ&キム・ジフン…3人3色の変身

久しぶりにドラマに出演するユン・シユンとパク・シネ、除隊してこれが復帰作となるキム・ジフンは、これまで見せてきたイメージとは異なるキャラクターで個性あふれる変身を遂げる。

ユン・シユンは前作での真面目なイメージを脱ぎ、お茶目な“ケグミ”ことエンリケ・クム役に変身する。スペインから飛んできたホットなイケメン天才クリエイティブディレクターである“エンリケ・クム”は、生まれながらの美貌と個性的なファッションセンスまで備えたイケメンだ。自由奔放でわがままなようだが、過去の深い傷を抱えていきる“コ・ドンミ”(パク・シネ)を連れ出し、ドンミの傷を癒す温かさで女心をとろけさせる予定だ。

前作ではボーイッシュで愉快な性格で魅力を発散していたパク・シネは、今回の作品では世界と断絶した“都市型ラプンツェル”のキャラクターコ・ドンミを演じる。物静かで、多少気が弱いが、ユン・シユンとキム・ジフンの二人のイケメンが愛さざるをえない魅力を持っている。ボサボサな髪型に引きこもり型のファッションスタイルの中にも隠せない美貌と魅力で、男性視聴者の心をときめかせるはずだ。

キム・ジフンは御曹司や完璧なチャドナム(冷たい都会の男という意味)のイメージを捨て、少し壊れた一風変わった姿で新たな魅力を発散する。キム・ジフン演じる“オ・ジンラク”は、気難しく口も悪い上に、意地っ張りのどこか抜けている新米ウェブ漫画家で、“カッコいいと、疲れるだけ”というクールなマインドの持ち主だ。他人には冷たく接するが、パク・シネの前では従順な羊になる純情男の姿で女心を攻略する。

「生活型ラブストーリー」新感覚ラブコメディ

隣に住んでいる男が、首の周りが伸びたトレーナーを羽織ったお腹の出たおじさんではなく、少女マンガから飛び出したようなイケメンというファンタジー。一人ではなく、数人のイケメンからのアプローチの中で繰り広げられるラブストーリーで代理満足を与える。

それぞれの魅力を持っているイケメンたちが大勢出演するが、単に目が楽しいだけのドラマではない。隣にイケメンたちが住んでいるというファンタジーの中に、私たちの隣人たちの暮らしと現実を同時に描いているという生活型ラブストーリーだ。カッコいいお金持ちの男性主人公とドラマチックな出会いを通したラブストーリーというありきたりな方程式を捨て、現実的なキャラクターたちが繰り広げる生活型ラブストーリーなのだ。

過去の傷によって世の中と断絶したコ・ドンミは、原稿校正料で1ヶ月を厳しく生きる88万ウォン世代(88万ウォン(約6万9千円)世代:韓国で平均給与額が88万ウォンである大卒の非正規雇用者を示す)の一人だ。コ・ドンミとオ・ジンラクが住んでいるのは、新しく建ったオフィステル(事務所としても住居としても使える施設)のせいで、眺望権が保障されなくなった古いオフィステルだ。オ・ジンラクは家の外に出て行くのを極度に嫌うコ・ドンミの代わりに、住居者集会の代表を務めてあげることで、コ・ドンミへの気持ちを表現したりもする。

「となりの美男<イケメン>」のチョ・ムンジュプロデューサーは、「イケメンや美少女たちのドキドキ、甘いロマンスの裏には現実的なメッセージもある。隣に無関心な現代人の暮らしで、隣人と繰り広げるロマンチックなスキャンダルであるという設定、88万ウォン世代を代弁するコ・ドンミとユ・ドンフンのキャラクター、昔の傷のため世の中と断絶されたコ・ドンミがエンリケ・クムを通して世の中に一歩ずつ踏み出しながら癒される過程など、ハプニング満載の恋愛を描いているが、その裏には若い世代が感じている現実の中の苦しみを愛を通じて癒す温かさがある」と伝えた。


現代人の“覗き見心理”を分析…個性満点の助演

現代人は、隣に誰が住んでいるのかも知らず、誰からも邪魔されたがらないが、皮肉なことに誰かを盗み見する、“覗き見心理”も併せ持っている。コ・ドンミの一日は、向かい側のオフィステルに住んでいる“ハン・テサン(キム・ジョンサン)”を見ることから始まる。思いを寄せる男性をこっそり覗き見するコ・ドンミのキャラクターは、誰かを覗いてみたい現代人の“覗き見心理”を刺激する。

男性のライフスタイルと、彼らの本音を興味深く展開していく。なぜ男性がサッカー、野球に目がなく、ネットゲームのとりこになるのか、賭け事なら寝てもすぐ起きるのか、女性を見る男性の視線がどんなものなのかをリアルに描き、男性からは大きな共感を、女性たちには理解できなかった疑問への回答を与える。

「SNL KOREA」で高い存在感を示したコ・ギョンピョ、キム・スルギの活躍も、面白さをさらに高める。コ・ギョンピョはキム・ジフンの家に居候する、とても空気の読めるウェブ漫画家のアシスタント“ユ・ドンフン”役で、町内最高のファッショニスタを目指す変わった一面を見せ付ける。また、キム・スルギはいつも目の下にクマが出来ている、感情起伏の激しいウェブ漫画の担当者役で大きな笑いを生み出す予定だ。

ウェブ漫画を原作にしているだけに、キャラクターとストーリーに盛り込まれた漫画的感受性とキャラクターの心理を最大化できる斬新な表現方法が登場する予定だ。また、従来のドラマシステムに映画スタッフが意気投合し、映画のような映像でその感受性を高める。ウェブ漫画のはじけるような感性と豊富な想像力、現実と想像を行き来する明るく豊かな見どころに、映画のような映像が加わり、視聴者の目と耳をとりこにすると見られる。

「となりの美男<イケメン>」は韓国で7日の夜11時から放送を開始し、毎週月火夜11時に放送される。

記者 : イ・スア