「ロマンチック&アイドル」ZE:A ヒョンシク、アイドルの恋愛はどこまでがリアル?

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ZE:Aのヒョンシクが語る恋愛バラエティー「ロマンチック&アイドル」

過去、アイドルグループメンバーの恋愛は一種の“不文律”だった。知っていても公式化せず知らないふりをした。昔のお兄さん、お姉さんスターも恋愛をしたが、スキャンダルでもでれば、目もとをくり抜いた写真が届けられるのはよくあることだった。しかし、今は変わった。アイドルグループのメンバーも公式恋愛宣言をし、結婚をする。そしてtvN「ロマンチック&アイドル」はこの変わった現実を適切に活用した。

アイドルグループの活動時期が重なると、頻繁に出くわして親しいと思いがちだが、必ずしもそうではない。気の置けない“友だち”といういうよりは、適当な距離を保つ“仲間”というべきだろうか。そういった意味で、「ロマンチック&アイドル」は、一種の“社内恋愛”を目指していると言える。「ロマンチック&アイドル」シーズン1で最も注目を集めたZE:Aのヒョンシクに3泊4日の済州島(チェジュド)旅行のエピソードを聞いた。

「何か放送を見られないですね。『僕があんなことを?』と思って、こそばゆくて(笑) 周りの人々は皆面白いと言ってくれました。出演してみたいとも言うし。出演するメンバーも良かったと思います。8人みんな優しくて穏やかで、番組とうまくマッチしたと思います。人間の率直な感情を表す番組じゃないですか。互いに馬が合わなくてもそれなりの魅力はあったと思いますが」

彼らの元々の旅行地はノルウェーだった。しかし、彼らは韓国で誰より忙しいというK-POP歌手ではないか。スケジュールが合わず、結局3泊4日の済州島に決まった。「歌手ヒョンシクではなく、22歳のヒョンシクとして、兄、姉、弟、妹に会ったようで気分が良かった」と微笑むヒョンシクは「日常に戻ってきたけど、8人が集まった団体カカオトーク(スマートフォンのコミュニケーションアプリ)チャットルームがある。スケジュールに行っても会うと本当に嬉しい」と話す。

済州島に行く前に、男女出演者はどの異性と一緒に過ごすかまったく知らなかったという。ヒョンシクもJun. K(2PM)、JB(JJ Project)、ミル(MBLAQ)だけ知っていたという。ヒョンシクは「Jun. Kさんとは元々挨拶をしていた仲だったし、ミルとは何回か会ったことがある。JBは弟だからいい子だと思っていた」と述べた。

ヒョンシクは最初から最後まで4Minuteのナム・ジヒョンを選んだ。彼は放送で「3回目会って“この人だ”と思った」と告白したことがある。「3回会って決めることができるか」と聞くと、「その日が3泊4日のうち3日目だった。次の日が最終選択だった」と答えた。彼は「衣装など様々な選択をするシャッフルで3回も会った。とにかく、ジヒョンさんとだけがカップルとして選ばれた。本当に不思議で、人生でこんな確率もまたないだろうと思った。かえって、色んな人が出ていたなら感情が紛らわしかったと思う」と述べた。

「3泊4日間、感情が生じることもあるだろうけど、恋愛について考えるには短い時間だと思います。特に、僕は一目惚れするスタイルではありません。たくさん観察をします。どんな性格か、どんな考えを持っているかも気になるし、また重要ですから。地の性格は無意識のうちに出てくるものじゃないですか。正直運命は全然信じません。運命は自分で作っていくものだと思います。でも、シャッフルには僕も驚きました。大きな意味はおきません。でも縁は大事なものです。

「ロマンチック&アイドル」を見て最も気になったのはこれだった。果たしてどこまでが台本で、どこまでがリアルか。恋愛バラエティーを掲げたMBC「私たち結婚しました」も“リアル”ではないから。「私たち結婚しました」に出演するZE:A グァンヒの引越し祝いにも行ってきたヒョンシクは「2つの番組はだいぶ雰囲気が違う」と話す。

「『ロマンチック&アイドル』は、カメラが遠くにあります。邪魔になると遠くから撮影します。『カメラが無いようだ』というのはそういう意味でした。実は台本もなく、枠があるだけです。“何時に起きてデートし、何時まで来てください”くらいです。デートは僕たちの気の向くままにしました。だからより楽しかったです。僕は子供の時に済州島に行った記憶を思い出して潜水艦に乗りに行きました。全部違うコースに行ったので、見られなかったところもいっぱいあります。イルカを見たミルが羨ましかったです(笑)」

ZE:Aの末っ子で幼いとばかり思っていたヒョンシク。しかし、彼は「ロマンチック&アイドル」で“男”に生まれ変わった。それも魅力的な男に。「ヒョンシクという青年、男の姿を披露できたようで、感謝して気分もいい」という彼。続く「ロマンチック&アイドル」シーズン2でも、ヒョンシクに負けない“魅力男”が誕生するか、シーズン2が楽しみだ。

記者 : イ・ジョンミン、イ・オンヒョク