「スノーピアサー」ポン・ジュノ監督、次回作は「オクジャ」?

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写真=Arirang Radio
映画「スノーピアサー」のポストプロダクションを行なっているポン・ジュノ監督が、次回作の計画を公開した。

1日、チン・ウォンソク監督がパーソナリティを務めるArirang Radio「Cine Tracks」の「スペシャルインタビュー」に出演したポン・ジュノ監督は、「オクジャという独特なヒロインの冒険談を描いた映画を準備している」と述べた。

ポン監督は「この作品は韓国とアメリカでのロケが混じっていて、韓国語のセリフと英語のセリフが半分ずつのシナリオだ。それ以外にもアメリカのエージェンシーから受けた脚本を検討しているが、決まってはいない」と伝えた。

これに先立ち、映画専門誌「Cine 21」とのインタビューで、ポン・ジュノ監督は「すぐ『オクジャ』をやるかは分からない。ハリウッドで受けたオファーや、日本の漫画の映画化等、様々なプロジェクトを検討している」と話していた。

一方、この日の放送で、ポン監督は「スノーピアサー」の制作エピソードについても語った。汽車を舞台にした映画を作ったことに対して、ポン監督は「男性はみんな汽車に対するロマンを持っていると思う。汽車というのは妙な雰囲気がある。巨大な鉄の塊は産業化の象徴であり、男性的で金属のイメージがあるが、その中から眺める風景はロマンティックだ。そんな感じを表現してみようとした」と述べた。

「スノーピアサー」の制作背景については「2005年、原作を偶然に見つけたが、フランス以外には韓国でのみ正式出版されていた。その場で決定した。おそらくアメリカで出版されていたなら、ハリウッドで先に映画化されていただろう」と述べた。

クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、エド・ハリス、ジョン・ハート、ティルダ・スウィントン等、世界的な俳優たちが出演したことに対してポン監督は「スノーピアサーはノアの箱舟のような空間だ。そのため、国際的な人々を思い浮かべ、グローバルプロジェクトとして作った。あえてハリウッドにデビューしたくてそうしたわけではない」と説明した。

ソン・ガンホの英語の演技について、ポン監督は「ソン・ガンホはとても短く英語をする。SF映画であるため、通訳機を使う設定が可能だった。8~9割は英語を使うが、俳優たちの国籍はアメリカやイギリスを始め、スコットランドやルーマニアの俳優もいた」と付け加えた。

自身の母親が、マンチェスター・ユナイテッドに進出したパク・チソン(朴智星)選手のように、「スノーピアサー」について期待しているようだと冗談を言ったポン監督は「準備強迫症があるが、現場の編集やストーリーボードを見て、アメリカやイギリスの俳優が驚いていた。しかし、外国も韓国で映画を作る基本メカニズムは変わらなかった」と海外での制作と比較したりもした。

フランスのSF漫画「Le Transperceneige」を映画化した「スノーピアサー」は、アメリカのメジャー配給会社であるワインスタイン・カンパニーが北米やオーストラリア、ニュージランド、南アフリカ共和国の配給を担当し、期待を高めている。現在、ポストプロダクション中であり、韓国への配給はCJエンターテインメントが担当した。

記者 : ハ・ソンテ