“デビュー7年目”少女時代にとって2013年が特別な理由

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写真=SMエンターテインメント
この少女たちがこんなに長い時間にわたって、トップの座を守るとは、誰が予想しただろうか。

2013年1月1日には、デビュー7年目を迎える9人組ガールズグループ少女時代の話である。少女時代はデビューから一度もメンバーの入れ替えをせず、デビュー7年目に突入する。デビュー曲「また巡り逢えた世界」が小さい羽ばたきだったら、「Gee」から少女時代は大きく飛び上がった。

デビューの時期から運が良かったのか?それとも彼女らの実力のおかげなのか?波に乗っていたK-POPのブームにより、少女時代は事実上韓国を代表するガールズグループであり、韓流ヒット商品として位置づけられた。

実は、少女時代の成功は誰もが予想していなかった。当初、少女時代が11人組のガールズグループの“SuperGirls”としてデビューする予定だったということは、関係者なら誰もが知っていた。関係者の間では、今やトップスターとして人気を得ているSUPER JUNIORの場合、1群ラインナップ(H.O.T、東方神起やSHINeeのような5人組グループ)に入れなかったSMの中古新人たちの集まりだったため、“Super Girls”という仮称で呼ばれた少女時代もほとんど同じケースだと見込んでいた。

しかし、この二つのグループのSUPER JUNIORと少女時代は、SMエンターテインメント最高のヒット商品として位置づけられた。少女時代の成功は5人組以下でグループを結成してきた歌謡界で新しい風となり、その後、たくさんの模倣グループたちが登場したことは、誰もが知っている。

このように新しいパラダイムを提案した少女時代にとって、2013年は特別な意味を持つ。それは「今まで一度もメンバーの入れ替えが無かった、最長寿ガールズグループ」である。

同じ所属事務所の先輩であるS.E.Sがだった6年、S.E.SとライバルだったFin.K.Lが事実上5年という短い期間で活動していたことに比べると、最長寿となる。同じ時期に活動していたWonder Girlsをはじめ、最長寿ガールズグループと主張しているJewelryの場合、数回に及ぶメンバーの入れ替えがあったため、少女時代の7年目は、その意味が特別だ。

歌謡界では、ガールズグループの寿命を5年と予想する。ガールズグループはボーイズグループよりファン層が浅く、世代交代も早い。メンバーたちのイメージの消耗も大きいため、その寿命は短かった。前述のS.E.SやFin.K.Lも同時期になって活動が減ってきて、事実表、解散の道を歩んだ。

少女時代の活動の歴史を見ると、以前のガールズグループたちとは異なる部分はない。「また巡り逢えた世界」と「Baby Baby」「Gee」「Oh!」まで、10代の“少女”のイメージで爽やかで可愛い曲を歌い、これはオッパ(お兄さん)ファンたちの支持を受けながら人気を得た。

この過程から少女時代のメンバーたちは20代に入り、成熟した“女性”のイメージをアピールした。もちろん「願いを言ってみて」では制服を着て、美脚を強調した振り付けを見せたが、少女時代がしっかりとした女性らしさをアピールした曲は2012年に発表した「Run Devil Run」が始まりである。それから少女時代は「GENIE」「Hoot」「The boys」まで、女性としてのイメージをアピールしてきた。

ここまでは、今まで通りのガールズグループたちが歩んできた道である。量的、質的向上は分からないが、清楚で可愛い少女から、セクシーさを前面に押し出した女性に変わって行く軌跡を描いてきたし、ファンたちは少女たちが成長していく過程で、自分も大人になっていく。ガールズグループのファン層は、このようにして冷めていき、ガールズグループもまた歴史の裏に消える一般的な道を歩いてきた。

しかし、少女時代は7年目に向かって新しくスタートする。今までに公開された来年の1月1日に発表される「I GOT A BOY」のコンセプトは、今までのセクシーよりは可愛さの回帰が感じられる。所属事務所では、これを指して「カジュアルファンキー」と表現している。
このような少女時代の挑戦を可能にさせたのは、強いファン層の支持があったからこそである。以前のガールズグループたちとは異なって、少女時代のファン層の支持は変わらない。韓国内市場に限られていた歌謡市場がK-POPという商品として全世界に消費されてからの変化も無視できない。

実は、少女時代が海外から人気を得始めた頃は、「願いを言ってみて」や「GENIE」などの、いわゆる少女時代の中・後期のコンセプトであるため、「I GOT A BOY」のコンセプトが可愛らしさであれば、海外ファンたちにとっては“少女時代の新しい姿”になる。

所属事務所のSMエンターテインメントも7年目に突入した少女時代を「新しいスタート」と表現している。SMエンターテインメントの関係者は「今までとは異なった少女時代が見られる。ピークを迎えたのではなく、持続的な成長ができるように努力している」と伝えた。

少女時代がデビュー7年目を向かって披露する姿は、ガールズグループとしては新天地とも言える。少女時代の成功の可否によって、ガールズグループの寿命が長くなることも短くなることもある。内外的に少女時代にとって2013年は、その意味が特別な年になる理由がある。

記者 : キム・ギョンミン