「K-POPスター2」ヤン・ヒョンソク&パク・ジニョン&BoAの“審査の品格”

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写真=チョロックベムメディア
SBS「ニュー!日曜日は楽しい」のオーディション番組「ニュー!日曜日は楽しい-K-POPスターシーズン2」(以下「K-POPスター2」)の審査委員であるヤン・ヒョンソク、パク・ジニョン、BoAの語録が、連日話題となっている。

11月18日に韓国で初放送された「K-POPスター2」は、“楽童ミュージシャン”(イ・チャンヒョク、イ・スヒョン)、“2000ウォン”(キム・イルド、キム・ヒョビン)など、実力のある参加者のステージ以外にも、審査委員であるヤン・ヒョンソク、パク・ジニョン、BoAのストレートでセンスのある審査コメントがもう一つの見どころである。

韓国最大の芸能事務所であるYGエンターテインメント(以下、YG)、JYPエンターテインメント(以下、JYP)の首長であるヤン・ヒョンソクとパク・ジニョンの人の才能を見極める目と、K-POPブームの主役であるワールドスターBoAの知識と経験などが審査コメントを通じて伝えられ、番組の人気を牽引する役割をしている。

YGヤン・ヒョンソク「可能性と才能が一番重要だ」

ヤン・ヒョンソクは卓越した比喩で「K-POPスター2」を通じて“言語の魔術師”として浮上した。鋭いながらもウィットのある適材適所な審査コメントは、常に笑いをもたらす。

「今日ソン・ハイェちゃんは、不治の病にかかった人がこちらの病院ではもう治せないと言われ、別の病院に行っても治せないと言われたかのような絶望的な表情をしていた。僕はこのようなソン・ハイェちゃんにもう一度チャンスを与えたい」(パク・ジニョンとBoAが脱落ボタンを押し、不合格が確定されたソン・ハイェにワイルドカードを提供しながら……第2回)

「BoAさんの顔を見て歌うと緊張するから、パク・ジニョンさんの顔を見ながら歌いなさい」(BoAのファンだというブライアン・シンがオーディションを控えて緊張すると言うと、緊張を緩めようとして……第2回)

「一生懸命勉強したのに、肝心の試験に失敗する場合があまりにも多い」(自信溢れるニコル・ケリのステージを見た後、一生懸命に練習するが、いざステージの上では実力を発揮できない韓国人参加者を例として挙げながら……第3回)

「すごく良い!(You are pretty good)パク・ジニョンの原曲より良かった」(パク・ジニョンの「君だけだ」を感性溢れる声とギター演奏で披露したハ・ミンソンのステージを見た後……第3回)

「新人たちのステージをずっと見た後に、デビュー1年目となった歌手の歌を聞いた感じ」(両顎手術(上顎と下顎を咬み合わせと顎関節に合うよう再配列し、食べ物を噛む機能を回復し美しく整った顔になるように行う手術)を通じて確実に変わった美貌と実力でシーズン2に再挑戦したシーズン1の参加者ソン・スジンのステージを見た後……第3回)

「ライオンを捕まえる時は銃を、ハエを捕まえる時にはハエ叩きを持って行かなければならないのに、常に間違える。ライオンを捕まえる時にハエ叩きを、ハエを捕まえる時に銃を持っていくのと同じだ。(第1ラウンドで指摘された短所のため、ランキングオーディションで方法を間違えてしまったイ・ジュウンに……第4回)

JYPパク・ジニョン「完成された実力より1%の特別さ」

「空気半分、声半分」というはやり言葉を誕生させたパク・ジニョンは、それほど独特で、参加者の心を揺らぐ審査コメントを語った。

「これまで僕が見た子供、大人全部合わせて一番上手かった。最高」(フリースタイルダンスで皆を驚かせたダンスの神童キム・ミンジョンのステージを見た後……第1回)

「歌手は自分の声を好きにならなければいけない。僕はデビューして10年近く僕の声が嫌いだった。10年経ってようやく僕の声を好きになった。それから歌が気楽になった」(幼い時、自分の独特な声が嫌だったというマッケイ・キムに自分の経験談を話しながら……第2回)

「空気がなかったのに、上手かった。空気を入れればもっと良いと思う」(ヤン・ヒョンソクに空気がないのに、良い声を持っているという褒め言葉を言われた2000ウォンのボーカルキム・ヒョビンに……第2回)

「見た目が綺麗だといって本当に綺麗なわけではない。自分が好きなことにはまって頑張る姿が本当に美しいのだ。どんな外見であれ、それは関係ない」(外見に自信がなくて歌手という夢を諦めたことがあるという参加者イ・ジュウンにアドバイスをしながら……第3回)

「こうなったら認めるしかないね。僕の予想が外れた」(フィギュアスケート選手のシン・ジフンのステージを見た後、短い期間内に歌を上手く歌えることができるとは思わなかったとし……第5回)

SM BoA「歌唱力はもちろんのこと、パフォーマンスも重要」

BoAは、時には優しく、時には冷徹に、正反対のコメントで注目された。

「合格!合格!合格!こんなに歌が上手で、こんなにキーボードを弾けると、女性たちが惚れますよ。声が非本当に甘い」(優れた演奏で自作曲を披露した感性溢れるシンガーソングライター、チェ・ヒテのステージに感心して……第2回)

「そうですね。何か歌謡よりはミュージカルの方にもっと向いてると思います。だから私は脱落ボタンを押しました」(多様な表情と才能をアピールしたアメリカのハーバード大学出身の参加者オ・ダウォンのステージを見た後……第3回)

「私たちも完璧ではないから」(ある参加者がオーディションを終えてステージから降りていく間、完璧になるのはあまりにも難しいというパク・ジニョンの言葉を聞いて……第3回)

「歌は上手いです。だけど、ムン・ソヨンちゃんの歌を聞いていると、『天使にラブ・ソングを』のOSTが聞きたくなる。どうせ同じ声と発声ならオリジナルを聞きます。違いますか?」(皆が1位を予想していた個性派ボーカルグループのムン・ソヨンの歌を聞いた後……第4回)

「実はこの席に座っていると、あの参加者の短所は何だろうと、一番先にそれを考えるようになります。ですが、いつの間にか私も知らないうちにイェグンさんのステージを見て楽しんでいました」(ランキングオーディションで完璧なステージを披露した天才キーボード少女チェ・イェグンに……第5回)

「K-POPスター2」は23日、第2ラウンドランキングオーディションを最後に、本戦第3ラウンドであるキャスティングオーディションに突入する。

記者 : チェ・ドゥソン