神話 シン・ヘソン、アイドルのロールモデル…15年目の今も成長中?

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写真=LIVEWORKS COMPANY
20歳の時にアイドルグループ神話(SHINHWA)でデビューし、15年間歌手として過ごしてきた。“1世代アイドル”出身としてグループでの活動とソロ活動を並行した。34歳の彼は未だに「アイドル」だ。

シン・ヘソン、2012年は彼にとってとりわけバラエティに富んだ1年だった。神話の10枚目のアルバムでの活動、グループ名を掲げたバラエティ番組への初挑戦、ソロアルバムの発売まで……めまぐるしい時間だった。

活動の年数と積み上げてきた経歴だけを見ると、ベテラン中堅歌手だ。しかし、まだテレビ番組ではぎごちなく、人々の視線には未だに慣れない。ステージで歌うこと以外の分野への挑戦はなかなか勇気が出せないそうだ。

“WINTER POETRY”

タイトル曲「君ならいいのに」で活動している。わざわざ冬にコンセプトを合わせたわけではないが、雰囲気がぴったりと合った。声が秋や冬によく似合うという評価を受けた。ファンが付けてくれた「深夜2時の男」(その時間に思い出す声、ムードのある男)というニックネームも嬉しい。とても感受性が豊かになる時間なので、その時間に思い出してくれることは僕としては嬉しいことだ。

「ソロ歌手シン・ヘソン」の枠は確かにある。あえてすべての壁を壊して、ヒップホップやダンスに挑戦したいとは思わない。ただ、その範囲の中で少しずつ成長していくミュージシャンになる。個人的にモダンロックジャンルのソフトな雰囲気にとてもハマっている。一番上手くできる姿を見せたい。公演や音楽専門番組に出演していく計画だ。

“神話放送”

初めはカメラの前に立つことさえ難しかった。性格上、一人でバラエティに出演するのは無理だった。6人のメンバーが集まってやるということが幸いで心強い。僕たちが始めたことなので、責任感もさらに大きい。デビュー以来、見せたことのない姿まですべて公開している。いつからか、気楽に楽しみながら撮影していた。適応力が高まったことを、身をもって感じている。

他のメンバーとは違って、歌だけに専念している。これからも絶対他の事はしないということではない。今もまだ自信がない。ただ、ネームバリューだけで出演者のリストに無理やり名前を載せたくはない。それは皆に迷惑をかける。本当に準備が整ったときに挑戦する。後輩を育成するのもまだまだだ。まずはシン・ヘソンというソロ歌手がより成熟した後に準備したい。個人でできる力量は1回で作られるものではない。

“神話、そしてシン・ヘソン”

神話が韓国最長寿アイドルグループとして、後輩たちの間で「ロールモデル」と言われていると聞いた。チームの一員としてとても有難い話だ。距離感のある怖い先輩にはなりたくない。同じ時代に活動し、共感できる親しみやすい先輩になりたいと思う。後輩たちには「一人だけ目立とうとした瞬間、グループは終わる。誰にでもチャンスは来る」というアドバイスを必ずしてあげたい。15年目の先輩の経験であり、真理だ。

年を一つ一つ取ることにより、余裕ができた。神話のメンバーに対する信頼とファンとの絆でお互いを励ましている。今年の上半期、楽しく神話としてグループ活動をし、下半期はソロ活動を終える。年末コンサートを開き、ファンと一緒に新年を迎える。2013年は海外活動でより忙しくなる予定だ。長期間にわたる小劇場でのコンサートも夢見ている。結婚の計画? まだ遠い話だ。

一曲が配信チャートで一週間だけランクインしていることを不思議そうに取り上げる。10年以上活動しているため、そのようなトレンドに流されない。世間もシン・ヘソンにそのような部分を期待しているとは思わない。シン・ヘソンのソロアルバムを通して癒され、希望を見出すことを求めているはずだ。それが、お互いが望む目指すべき点だと思う。明日に向かって時間が過ぎていくことが楽しみな最近だ。

記者 : キム・イェナ