ファヨンのいるT-ARA vs ファヨンのいないT-ARA

OhmyStar |

写真=イ・ジョンミン

ファヨンの存在の有無で明らかな温度差……歓声と沈黙の間

舞台は違ったが、同じ歌を歌った。しかし温度差は大きかった。一方は歓声に満ちていて、もう一方は終始沈黙した。

14日午後、KBS 2TV「ミュージックバンク」でのT-ARAには、脱退したファヨンの姿があった。ワールドツアー特集K-POP授賞式で、欧州部門の女性候補としてT-ARAが選ばれたためだ。資料映像の「ミュージックバンク in パリ」公演は、ファヨンが脱退する前に行われたので可能な姿だった。

このステージには、ウンジョンの変わりにファヨンがいた。久しぶりに見るT-ARAの中にいるファヨンの姿は観客を喜ばせた。いじめ説に巻き込まれたファヨンは今年7月、コアコンテンツメディアとの解約が解除されてチームを離れた。当時“T-ARA事態”と呼ばれたこの事件は、その後ファンがT-ARAから背を向ける決定的なきっかけとなった。

そしてその後、同日の14日午後「2012 MelOn Music Awards」(以下「2012 MMA」)が生放送で行われた。この授賞式でT-ARAはTOP10に選ばれ、10日後に迫ったクリスマスの雰囲気を存分にアピールし、「Sexy Love」と「Lovey-Dovey」を歌った。

しかし、観客の反応は冷たかった。T-ARAがステージに上がる直前まで歌手に歓声を送っていた観客たちは沈黙した。このような雰囲気は、T-ARAが受賞のために再びステージに上がったときも続いた。雰囲気を意識したかのようにソヨンは、「T-ARAに拍手を送ってもらえるだけでもありがたいのに、賞までいただいて感謝します」と感想を述べた。

ファヨンがチームを離れた後、T-ARAは韓国で新曲を発表し、短い活動期間を終えて以来、海外での活動に専念している。「ミュージックバンク」と「2012 MMA」を通じて、T-ARA事態前後の雰囲気が依然として違うことが分かる。2012年を騒がせたT-ARA事態は、果たしてまだ終わっていないのだろうか。

記者 : イ・オンヒョク