俳優ユ・アインの映画復帰作「カンチョリ」(制作：シネマサービス、ORM PICTURES)の出演者が確定し、12月4日にクランクインした。

「カンチョリ」は釜山(プサン)を舞台に、これといった仕事もなく大変な日々を送っているカンチョルが、病に倒れた母の治療費を稼ぐため、暴力団組織と関わるようになってから展開されるエピソードを描いた映画だ。病を患っている母の治療費を稼ぐために奮闘するカンチョル役をユ・アインが、認知症ではあるが、カンチョルへの愛は忘れていない母親はキム・へスクが演じる。また一人旅で訪れた釜山で偶然カンチョルに出会い、希望を与えるスジ役をチョン・ユミが担当する。

特に今回一緒に公開された写真には、ユ・アインが母役のキム・へスクと一緒にバイクに乗ってデートしているシーンが写っており、2人の俳優が織りなす演技を期待させる。

さらに、釜山の暴力団のリーダーであるサンゴンと弟フィゴン役のキム・ジョンテとキム・ソンオ、カンチョルの幼馴染ジョンス役のイ・シオン、そして日本のヤクザであるヤガミ役のシン・ジョングンなど、実力派俳優が多数出演する。CJエンターテインメントの関係者は、「韓国映画界を代表する実力派俳優たちと『マイ・ブラザー』を通じて感動の演出を披露したアン・グォンテ監督との組み合わせが楽しみだ」と伝えた。

一人の男の過酷な人生における愛と友情を描いた映画「カンチョリ」は、韓国で来年下半期の公開を目標に撮影に拍車をかけている。