僕の名前はヨ・ジング、16歳です ― チャン・ウチョル インタビュー

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ヨ・ジングの何がそこまで違うのだろうか。考えれば考えるほどよく分からなくなった。演技の上手い可愛い子役という言葉は、少し生半可だった。誰かは「中学3年生がセクシーだなんて」という冗談で片付けたりしたが、ヨ・ジングに会い、どう接すればいいのか考えるようになった。天気の良い日曜日の正午、お茶を売る花屋でヨ・ジングは、グレープフルーツを漬けたものをスプーンでひと粒ずつすくって食べていた。

―日曜日です。ここ最近では、今日が唯一の休日だそうですね。

ヨ・ジング:はい。忙しいです。週末も休まず過ごしています。

―大丈夫ですか?休みがないことに慣れましたか?

ヨ・ジング:はい、まあ大丈夫です。

―いやいや、大丈夫という訳ではないのでは?

ヨ・ジング:ハハ。それだけたくさんの方々が僕に会いたいと思ってくださるのだから、僕は大丈夫だと思います。

―人々に知られたり、必要にされたりすることは、力になりますか?

ヨ・ジング:はい。ある程度はそうです。誰も知らなかったり、必要にされないよりはいいです。たまには友達の誕生日パーティーなどに行きたいと思ったりしますが、他の日にもできることだからと思いながら自分を慰めています。

―外の天気を見ましたか?

ヨ・ジング:あ、今日は天気がよくてとても気持ちがいいです。

―それはともかく、ヨ・ジングさんの声はこの様な感じだったのですね。

ヨ・ジング:ハハ。はい。

―よく声が変わる方ですか?

ヨ・ジング:普段こうやってインタビュ―をする時と演技をする時は少しトーンが変わるようです。普段が普通の声と言うのでしょうか。気楽に話しますが、演技をする時はトーンを高くして欲しいとよく言われるので、普段より高くなりますね。

―体が自然にその様に反応するんですか?

ヨ・ジング:幼い時は、もっと高くしなきゃと思いましたが、やり続けているうちに自然と高くなったようです。

―幼い頃ですか?(笑) 今くらいの年齢は毎日何かが変わると言いますね

ヨ・ジング:身長も伸びています。ハハ。

―毎日身長を測っていますか?

ヨ・ジング:たまにちょっと伸びたような感じがする時に測っています。

―そんな感じがしますか?

ヨ・ジング:ある日、鏡を見たら「あれ?今日は何か違う」という感じがします。

―身長のことばかり考えていますか?

ヨ・ジング:ハハ。身長のことを考える時もあるし、演技について考える時もあります。

―急に深刻な顔になりましたね。演技は深刻なものですか?(笑)

ヨ・ジング:ハハ。

―全てが急激に変化していますか?

ヨ・ジング:実は僕はそんなに変わったとは感じていません。ただ、たくさんの方が気づいてくれる程度でしょうか?それは変化とは言えないと思います。日常生活や交友関係などには、幸い変化がありません。まだ始まりの段階だと思います。僕を知っていただく段階です。それだけにもっと一生懸命やらなければと思います。

―もちろん先入観になりますが、このような声を聞いていると納得してしまいますね。大人っぽいと言うよりも、そのまま大人のような感じがします。

ヨ・ジング:はい。僕は見た目も声も少し成熟しています。大人のように接してくださる方もいらっしゃいますが、実際に話をすると全くの子供なので驚かれます。

―どうなりたいですか?

ヨ・ジング:まだ子供でいたいと思います。わざわざ子供のように見せなきゃいけないとは思いません。最大限本当に考えていることを話そうとしています。

―その言葉も子供のような感じではありませんね。自分でも分からないうちに、いつも大人たちが自分を見ていると思っているのではないでしょうか。

ヨ・ジング:そんなことはありません。僕と似た考えを持つ方もいらっしゃいますけど、まったく違う方もいらっしゃると思います。「常にしっかりして、大人っぽく見せなきゃ」という考えはありません。

―ヨ・ジングが演技すると、「あの人は何かを知り尽くしているようだ」と思ってしまいます。

ヨ・ジング:あ、それはまったく分からないとは言い切れません。ハハ。何と言うのでしょうか。それでも大人のように本当に経験豊かで、その部分について……恋愛などがそうですね。正直、経験があってこそ自然にできる部分ですね。でも、僕はまだ若いし、経験も正直ほとんどないので、不安な時が多いです。台本を見ても時々本当に理解できない部分もあります。例えば、愛する人を見る視線のようなものは、どんな目で相手の女優を見るべきなのか分からない時があります。紛らわしいですし。

―その時はどうしましたか?

ヨ・ジング:そのつど母か父に聞きますが、監督と周りの先輩方に一番助けていただきました。台本を良く見て役柄に関する研究をたくさんされている方々ですから。

―ですが、ヨ・ジングの演技は誰かから教えてもらった演技だという感じはしません。

ヨ・ジング:あ、ありがとうございます。ハハ。

―子役特有の演技があると思います。母や、他の人に褒められたくてする演技というものなのでしょうか。ヨ・ジング君はそんなことがないですね。何が違うのか言ってみてください。

ヨ・ジング:ハハ。ひとまず感謝します。うーん……それが、まだ初恋と言える感情まではいかなかったと思いますけど、ただ好きな女の子はいてもおかしくはないですね。

―(笑) いてもおかしくないとは?

ヨ・ジング:これまで付き合った女の子がいてもおかしくないということです。ハハ。はい。いました。はい。いました。ハハハ。そのため、ちょっと似ているかもしれないと思いました。その時どんな感じだったのか思い出しながら、監督とたくさん話をします。監督の意見と僕の意見を合わせて、そこから一番良かったことを選んで演技じようとします。

―ヨ・ジングが演技をする上で経験というものが、重要なのですね。

ヨ・ジング:それが、うーん……本当にそのキャラクターになろうと努力します。「あ、この人がこう言うから僕がこの時はこうしなきゃ」というものではなく、「この人がこのように話したらどうだろうか」ということをまず考えます。実際に演技をする時は、撮影に入るとあえて台本に書いていなくても、また僕が考えて書いたわけでもないのに瞬間的にそれが出てくる時もあります。

―自身の演技を再度見直すんですね。主に何を見ますか?

ヨ・ジング:全体的なものを見ます。「会いたい」の場合は、これがハン・ジョンウなのか、ヨ・ジングなのかということを見ます。表情や台詞からも出ますけど、些細な行動からも十分見られます。「よくやった、そうでなかった」ではなくて「これが本当に合っているのか」ということを考えながら見ます。

―よくやったか、そうでないかではなく、合っているのかどうかを考えるのですね。

ヨ・ジング:長所と短所を全部見ようとする方です。短所を探したり、長所を探したりするよりは、ただその瞬間を見ながら何かを感じようとします。

―勉強とは違いますか?

ヨ・ジング:両方とも時間は必要ですが、本当に勉強は努力するだけはかどるようです。演技は、確かに努力も必要ですが、運も必要なようです。

―勉強運はなかったですか?

ヨ・ジング:はい。まったくやらないと本当にどん底まで落ちますし、気を改めて勉強するとそれだけ成績が良くなる方です。

―でも、演技では特別に運がいい時がありますね?

ヨ・ジング:ハハ。そんなことはありません。撮影する時は、監督と先輩方がリ―ドしてくださいます。

―当然、撮影現場では愛されますよね?

ヨ・ジング:僕が雰囲気を盛り上げる方です。

―どうやってですか?

ヨ・ジング:親しくなるまでは少し人見知りをしますが、親しくなると本当に気楽な関係になります。兄さんたちとも、姉さんたちともよくいたずらをします。現場に行くととても明るくなるとでも言うのでしょうか。とても茶目っ気があるようです。

―演技の下手な子がそんなことをすると憎く感じるかもしれませんね。

ヨ・ジング:ハハ。

―演技についてお母様はどうおっしゃっていますか?

ヨ・ジング:母が一番正直な審査委員だと思います。本当にプラスマイナスなしで冷静です。

―“他人より身内”ということはないですか?

ヨ・ジング:うちの母はちょっと違うようです。ハハ。たくさん褒めてくれますが、何か間違った時は、とても冷静になります。息子だから本当に毒舌を吐くことはありませんが「それは間違っているよ、ジング」ということが言える方だと思います。その時僕はちょっとぶつぶつ言いながら「僕はよくやったと思うけど?」と言ったりします。そしたらまた母が説明してくれますし、それを聞くと納得できるような気もします。

―考えかたのの違いがどんどん大きくなったりはしませんか?「いや、僕の方が正しい」というように。

ヨ・ジング:「いや、僕の方が正しい」と言っても、母からひたすら「いいえ、私の言葉が正しい」と反論されるととお互いにいじける時もあります。

―そうなると、親子の会話がなくなりますか?

ヨ・ジング:母も僕のように明るくて面白くしようと努力する方です。どうせ僕がやりたい仕事だからストレスを溜めるよりは、互いに笑いながら面白くした方が母にとっても、僕にとってもいいので、よくふざけ合ったりします。いじけるのもどう見てもいたずらのように思えます。

―極端にストレスを感じた時はありますか?

ヨ・ジング:本当にストレスが酷かった時は、初めて変声期が来た時でした。これは思ったようにコントロールできませんよね。その時に一番挫折したと思います。「名家」というドラマを撮った時、本当に何もできないほどでした。

―自分の声ではない声が出るのですか?

ヨ・ジング:はい。叫ぶと声が枯れますし。その時は叫びながらおじいさんを呼ばなければならなかったのですが、声のせいで感情表現ができませんでした。僕も、監督も声に気を使うあまり表情もうまく作れなかったし、何もできなかったので本当に辛かったです。

―それから自然に今の声になりましたか?

ヨ・ジング:そのドラマが終わってからは、なるべく人と口を利かなかったです。ある瞬間、ちょっと変わったと思った時から少しずつ話をしました。その時が「太陽を抱く月」を撮影する時でした。ちょうど少しずつ話をするようになった時でした。

―変化した声が気に入りましたか?

ヨ・ジング:僕には分かりませんでした。僕の声がどうなのか、実はよく分かりません。自分が話す時に聞こえる声と相手が聞く声は違うので。だから、僕の声がどうなのかよく分からない状態でドラマを見た時「あ、僕の声はちょっと低い方だな」と思いました。ですが、たくさんの方々が「声がいい」とおっしゃってくださったので「あ、これがいい声なのか」と思いました。

―友達の中でも声が少し低い方ですか?

ヨ・ジング:結構低いです。

―一緒に騒いでも先生がヨ・ジング君の名前だけ呼ぶのではありませんか?

ヨ・ジング:はい。僕は幼い頃から演技をしていましたから、腹式呼吸でたくさん話をするので教室に響くようです。どう考えても僕の声は小さいのに、いつも僕だけ注意されました。ある日、先生に聞いてみました。「先生、僕しか見えませんか」と。すると先生が「あなたは声が響く」とおっしゃったので「分かりました」と言いました。

―歌は上手ですか?

ヨ・ジング:歌ったことがありません。だから……

―上手ではないようですね。

ヨ・ジング:ハハ。上手く歌えればいいのですが。たまに友達とカラオケに行くと歌は歌いますが、僕の声があまりにも低すぎて……でも、歌手の方々は声が高いですよね。だから、歌えませんでした。トーンがあまりにも違いますから。

―自分に合う歌を探してみてください。

ヨ・ジング:研究中です。声の低い方を探しています。

―ヨ・ジングが考える自身の魅力はありますか?

ヨ・ジオング:男らしさ?どう見ても僕と同年代の人を見るととても小さく見えます。小さいと言うべきでしょうか?幼いと言うべきでしょうか?

―性別とは関係なく?

ヨ・ジング:はい、そのような感じがしますが、自分で鏡を見ても僕にはそんな感じがしません。それから「この子は守ってあげる必要がない。この子は一人でよくやれる」というような感じがします。どうして僕は幼い感じがしないのかと思いましたが、あるファンの方がおっしゃてくれました。最近の男性は皆白くて弱く見えるので(その人を)守ってあげたい気がするけど、僕は少しその逆だそうです。黒くて大きくて太いので、(自分が)守ってもらいたいという気持ちになってとても新鮮だったとおっしゃっていました。とても嬉しかったです。ハハ。

―嬉しかったですか?(笑)

ヨ・ジング:はい。あぁ、そうなのかなと思いました。

―守れると思いますか?

ヨ・ジング:(両腕をブンブン振りまわしながら)最大限に守ろうとします。ハハ。

―友達の中でも自然にリードする方ですか?

ヨ・ジング:僕があまりにも自由奔放な性格で、友達がたまに「面倒くさい」と言っても「出かけよう、行こう」と言いながら連れて出かけます。そしたら「あぁ、まったく」と言いながら付いてきます。

「I'm real ヨ・ジング」で明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)に一度も行ったことがないと話していましたね。

ヨ・ジング:はい、行ったことがありません。友達は1、2回は行ったことがあるそうです。僕も行ってみたいのですが時間もあまりなく、車で通り過ぎる時に見たくらいです。「I'm real ヨ・ジング」の時のように街を歩いたことは一度もありませんでした。

―歩き方が変わっていると思いました。浮かれた人がそれを隠せない時のように。

ヨ・ジング:とても不思議でした。そんなに大きくない街に人がたくさんいたことも珍しかったし、店も両側にあったし、路上ライブも行っていました。僕にはすべてが不思議でした。その様な光景を見ながら歩いたので浮かれた感じがしたと思います。

―インタ―ネットで誰かが「中学3年生がこんなにセクシーだなんて」と書いていたのを見ました。

ヨ・ジング:“セクシー”という言葉は女性に合う言葉ですが、男性にもよく合うと思います。たまにグラビアや雑誌を見ると、「うわ~これは素敵だというレベルを越えている」というように、他の俳優を見ると本当にこの「うわ~」という感じをどの様に表現すればいいのか分かりません。これは素敵だという言葉ではちょっと足りない気がして「これはどう言えばいいのか?」と考えたのが「あ、セクシーだな」ということです。女性にとってはもちろん褒め言葉ですけど、男性にとってもかなりの褒め言葉だと思います。でも、自分を見ながらそんなふうに思ったことはありません。

―有名人なので、人々は色々なことを言いますよね。ヨ・ジング君にとって“人々”は、どの様な意味がありますか?

ヨ・ジング:僕には力になってくれる方々だと思います。知っていただいたならちょっといい気持ちになるし「あ、本当にたくさんの方々が僕を見てくださっているんだ」と思うことで気分がもっと良くなります。それで何だか元気が出るような気もします。もっと頑張らなければいけないとも思いますし。力になってくださっていると思います。

―“アンチファン”がないからでしょうか?

ヨ・ジング:ファンの方々が撮影現場に来ることもありますけど、「見物に来られたんだ」と思うくらいです。そのような視線を気にするタイプではありません。特に強い視線を感じる時は、無視するより「ありがとうございます」と感謝する方がいいと思います。

―もともと人の前に出るタイプでしたか?

ヨ・ジング:自分から進んでやるタイプではありませんが、何かを頼まれた時は「それでは、頑張ります」と言います。ハハ。

―いつも目に付く子だったのではありませんか?

ヨ・ジング:よく分かりませんが、両親の話を聞くと、幼稚園の時、先生が僕をわざわざステージに上げて発表させたりしていたようです。

―覚えていませんか?(笑) 数年前のことですよね?

ヨ・ジング:よく覚えて……ハハ。よく覚えてないです。

―先ほど子役としての経験を話していましたが、有名人、そしてヨ・ジングはどうしようもなくある世界に閉じ込められているのではないでしょうか?

ヨ・ジング:閉じ込められている感じはしません。僕がやりたいことだから楽しいし、それでそこでずっと遊べるのだと思います。演技というスペースができたようです。いつも面白いことがたくさんありますけど、いざやってみると飽きてしまいます。でも、演技はそうではありませんでした。いつも面白いし、飽きないし、だからこそ面白いと思います。

―その力はどこから出てくるのでしょうか?

ヨ・ジング:台本を読むと他の人の人生がありますよね。別の人生を生きてみるという感じでとても面白いです。僕の人生ではなく、その子、その役の人生を生きることがとても興味深いです。

―これまで作品はどのように選びましたか?

ヨ・ジング:母とマネージャーの方々と皆で一緒に台本を読んでみて「これはやってもいい。ヨ・ジングにとって大きな経験になると思う」という感じがする作品は全てやりました。

―より惹かれる性格やタイプのようなものがあるのではありませんか?

ヨ・ジング:幸い僕が惹かれる人物には、周りの人も惹かれています。幸いだと思います。「僕はこういう役をしてみたいです」と言うと「あ、そう?私もあなたがやればいいなと思っていた」とおしゃってくださいます。いつもこの様な感じなので、とてもいいと思います。

―ちょっと重たい感じもします。

ヨ・ジング:そういうふうに感じるかもしれませんね。

―幼い感情だとしても、凄絶で絶対的で運命的で……その様な感じではありませんか?

ヨ・ジング:役柄を見た時、僕が演じたことのない役なら興味を持つ方です。同じ恋愛ドラマでも色々ありますよね。別に問題なくハッピーエンドになれるラブストーリーがある一方で、お互いにとても好きなのに運命的に結ばれないラブストーリーもあります。今回上手くいく役を演じたのなら、次は「あ、この役はとても悲しいんだ」という役もしてみたいです。また、その悲しみの中でお互いに会えなくなる状況にまで行く役もあると思います。「あ、こっちの方がもっと素敵」というよりは、役を通じて経験を積みたいと思います。

―いつもキャラクターの幼少時期だけを演じているので、最初から最後まで演じてみたいという気持ちも当然あったのではありませんか?

ヨ・ジング:一つのキャラクターで最初から最後まで演じることができればいいなと思います。気分はとてもいいでしょう。でも、まだ経験も足りないし、年齢も若いので、もっと成長しなければならないと思います。ハハ。最初から最後まで役を演じればとても面白いとは思いますが、少し不安にもなると思います。

―その不安こそが俳優の魅力になると思います。ジェームズ・ディーンが素敵な理由は、完璧な演技派だったからではないことと同じです。“まだ幼い”という言葉は、俳優のいい演技とはまったく関係がないかもしれません。

ヨ・ジング:時々「僕はまだ幼いですから」と言いますが、これは年齢のことを指す場合もありますけど、まだ演技も幼いという意味だと思っています。感性ももっと作らなければならないし。もっと大きくなるべきだと思います。そういうものを含めて「幼い」と言うのです。

―それでは“幼い”という言葉は、ヨ・ジングにとって克服すべき何かですか?

ヨ・ジング:はい、そういう面もあると思います。

―どんな努力をしますか?

ヨ・ジング:年齢は、時間が経たなければならないし、演技は今のようにずっと経験を積むしかないと思います。ゲームを例にすれば、経験値を積むことでレベルが上がりますよね。感情を表現することも経験を積めばよくなると思います。まだよく分かりませんが、何かその経験から出るものがあると思います。その感情を通じて学ぼうとしています。ドラマでも出演量があると思いますけど、僕の演技だと言えるでしょうか?だから本当に最初から最後まで自分が全部お見せできる作品をやってみたいです。引き続き演技をしながら本当に最後までお見せする予定です。

―(笑) 予定なんですね。

ヨ・ジング:ハハ。最後まできちんとお見せなければいけませんね。

―最近、子役ヨ・ジングではなく、ただの“ジング”の関心は何ですか?

ヨ・ジング:漫画などをこっそり見ています。アニメのようなものも面白いし、友達と一緒にするのでゲームも面白いです。

―この話は恥ずかしいですか?いきなり声が小さくなりましたね。アニメはどういうものを見ますか?

ヨ・ジング:ハハ。アニメはただ、本当に有名なものが多いですね。「ワンピース」のような。

―自分は“モンキー・D・ルフィ”みたいだと思いますか?

ヨ・ジング:ハハ。だったららいいですね。あまり考え事をしないように見えますが、実は色々と考えているキャラクターです。何でも自分の思うままにするようですが、結局は状況がよく収まるようになることを見ると素敵に見えます。いつも笑っていて、真剣な時は本当に真剣です。とても魅力的だと思います。

―期末テストを控えているのではないでしょうか?

ヨ・ジング:あ、僕はそろそろ高校の願書を書かなければいけません。今後輩たちは死ぬほど勉強しているだろうと思いますが、僕たちは11月初めに終わりました。

―ではもう冬休み、クリスマスのことを考えていますか?

ヨ・ジング:はい。今はこれからどうすればもっと面白く遊べるのかなと考えています。ハハ。

―その中でもある瞬間は「僕は今後どうなるのだろう」と思うこともありませんか?

ヨ・ジング:そんなことを考えるにはまだあまりにも面白くて、ひたすら好きな感情があまりにも強いです。ただ好きなんです。

―まだ苦労を知らないようですね。

ヨ・ジング:ハハ。準備はしています。

―どうやって準備していますか?

ヨ・ジング:心を強くすることでしょう。ハハ。


文:コラムニスト チャン・ウチョル

「NAVERコラム - チャン・ウチョル編 -」では、今話題の人物にクローズアップし、コラムニストのチャン・ウチョル氏が執筆。韓国で注目が集まっている人物や出来事についてお届けします。

記者 : チャン・ウチョル