来年元日から東京公演スタート!「光化門恋歌」制作発表に超新星 ソンジェら出演者登壇

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2012年12月3日、明治座創業140周年記念となもなるミュージカル「光化門恋歌」の制作発表会が行われ、制作プロデューサーであるキム・ドンソン、過去のサンフン役 ユン・ヒョンリョル、ヨジュ役 リサ、ヒョヌ役を演じる超新星のソンジェが登壇した。

「光化門恋歌」は、2011年韓国ミュージカル界の最高峰といわれる「第6回大邱ミュージカルアワード」にて大賞を受賞した作品で、時代を超え、国を越えて、人を愛することの尊さ・悲しみ、愛するが故に身を引いてしまうという、忘れられつつある「つつましい心の葛藤」も含んだ、美しくも切ないラブストーリー。

公演には、ユン・ヒョンリョル、リサをはじめとする実力派ミュージカル俳優に加え、日本でも大人気のK-POPスター「超新星」のソンジェらの出演が実現し、1月1日の初日公演への期待が高まっている。

制作発表の冒頭、リサとユン・ヒョンリョルが劇中歌である「彼女の笑い声だけ」と「少女」をそれぞれ圧倒的な歌唱力で歌い上げると、会場は大きな拍手で包まれた。
その後の挨拶では時折笑顔も見せながら作品への思いや役柄について語り、初の東京公演へ期待が高まる制作発表となった。

制作プロデューサー キム・ドンソン:人々は魂が込められているものに感動します。光化門恋歌は故イ・ヨンフン作曲家が10年前の存命中から準備したミュージカルでございます。彼の感性豊かな曲、そして彼の人生全てを注いだために、魂が込められたという作品だと皆さんに言えます。悩みの末に新しい価値を作ることができました。
人が恋しくなるその時代の昔の愛の思い出と感性を呼び起こす、人間の肖像に出会えるというのはとても幸せなことだと思っております。私たちが追求しなければならない真の人生の姿が読める幸せな公演にみなさん、共感して応援してください。今回は特別に由緒正しい伝統のある明治座での公演が実現したことに対して光栄に思っております。音楽で日本と韓国は一つになれると思います。
日本の皆さんに幸せになってくださいという意味を込めて、スタッフ一同、精一杯努めて参りますので、みなさま応援をお願い致します。

過去のサンフン役 ユン・ヒョンリョル:この光化門恋歌について、皆さんにお運び頂きご覧頂いたとき、とても楽しく、また感動を受けられる作品だと思います。重要な部分は、公演が終わってからもとっても素晴らしい余韻が残るということを申し上げたいです。その感動というのは、とても率直で楽しく、そして感性豊かな感動がずっと長く残ります。ぜひ皆さんにはその余韻の感動を楽しんで頂きたいと思います。

ヨジュ役 リサ:今回の作品ですが、ソウルで初公演の時からヨジュ役をずっと演じてきました。本当にこの作品は演じる俳優自身も感動のある作品でした。そしてとても歌が美しいんです。大阪公演に来て頂いたお客様も、言葉の全ては理解できないけれど、私たちと一緒にその時の雰囲気、その時の気分、その時のつらさ、美しさを全て感じ取って頂くことができて感動することができました。一緒に笑って一緒に泣いた、そんな公演でした。
来年の一月からはこの東京で公演をすることが決まりましたが、皆さんもぜひ足をお運び頂いて、一緒に笑って、一緒に泣ける、そんな感動的な公演にしていきたいと思います。

ヒョヌ役 ソンジェ(超新星):僕はこの作品に参加する前に、ソウル公演の時に一度拝見させていただきましたけれども、とても楽しくて感動した記憶があります。今回ご一緒できて、ミュージカルの大先輩を始め、K-POPの仲間とともに共演ができてとてもうれしく思っております。昨日大阪での公演が終わりましたが、これから東京で公演できることがとても嬉しいです。
ぜひみなさんたくさんの関心を寄せていただいて、お誘い合わせの上ご来場くださいませ。ありがとうございました。

―大阪公演を終えたばかりということで、きっと出演者の方々も仲良くなられたと思いますが、それぞれの印象を教えてください。

ユン・ヒョンリョル:リサさんは、以前から他のミュージカルを拝見していたのでファンでした。また先輩歌手としてもずっと憧れていました。今回の「光化門恋歌」も共演できたらいいな、と思っていたので今回ご一緒できて、とても嬉しく光栄に思っています。
ソンジェさんも共演してみますと、純粋で、ざっくばらんとしていて、とても性格が良くて、すぐに親しめるようなそんな性格でした。人気アイドルなのでスケジュールが忙しくて大変だと思うのですが、一生懸命稽古に参加しているのを見て、頼もしい後輩だと思っていました。

リサ:ヒョンリョルさんは韓国ではミュージカル俳優としてとても有名な方なんです。けれども一度も作品をご一緒できなくて、どういう方なんだろう、どういう歌を歌われる方なんだろうと思っていました。今回ご一緒してみると、本当に素敵な声で歌がお上手でびっくりしました。舞台袖で彼の歌を聞いていると、本当に涙が出てしまうぐらい感動します。ヒョンリョルさんはミュージカル俳優になる前に私と同じく歌手としてデビューされていますので、親近感がとても沸き親しくなることができました。ソンジェさんも韓国でとても人気があって、また韓国よりも日本で人気があるということを聞きまして、どんな方なんだろうと思っていました。とても良い子で純粋で心が優しいので、これからもまた一緒に公演できることをとても嬉しく思っています。

ソンジェ:お二方は韓国で有名なとても素晴らしい俳優ということは存じておりました。僕にとってヒョンリョルさんは音楽的にとても尊敬する方で、舞台以外でも、実の兄のようにリードしてくださいますので、役柄に入り込むことができます。お酒が好きなことなど共通点も多いので大好きです。稽古の時もたくさんアドバイスしてくださって、スムーズにお芝居ができるようにしてくださいます。リサさんとは、みなさんお忙しい方々ですのでなかなか揃ってのリハーサルができる機会というのはそんなに多くはなかったのですが、数回のリハーサルだけで呼吸をぴったり合わせることができました。それはリサさんが合わせてくださっていたのだと分かって、本当に素晴らしい俳優だと思いました。ご一緒できて光栄です。公演が始まるのがとても楽しみです。

―「光化門恋歌」を日本で上演するにあたり、韓国公演とは違う意識や準備などはされましたか?

キム・ドンソン:とても良い質問をありがとうございます。ミュージカルというのは、常に学び、新しくしていかなくてはならないと思います。日本ならではの準備、ということですが、主人公は俳優ではなく、お客様もしくはお客様とのコミュニケーションだと思っています。過去を舞台に現在の私たちを見つける、そのような作品です。とにかくご覧になって、そして幸せになっていただきたい。今回は若い方もたくさん出演されます。若いお客様にもその幸せが広まって、全ての人が幸せになるような作品に仕上げようと努力しています。

―出演者の皆様に、役作りについてお伺いできますか?

ヒョンリョル:私が演じるサンフンは現在のサンフンの思い出の中の若き日のサンフンなんですが、その彼は優秀なのですが、好きな人に思いを告げられない勇気のない人物です。しかし、愛するヨジュのために自ら身を引くところなど、広い心で包み込む、愛の深い人物だと解釈して役作りをしました。

リサ:ヨジュはとても明るくてかわいくて天真爛漫な女性です。そのヨジュがヒョヌとサンフンの二人から愛されてしまう。その間で揺れ動くという、悲しくて感動的な愛を紡いでいく女性です。

ソンジェ:ヒョヌは、愛についてはとても積極的で、男らしくリーダーシップも持っています。そんな中、とても尊敬している先輩と愛している女性との中で三角関係になってしまうんですが、劇中の台詞にもあるように「先輩のためには僕が持っている全てを与えることができる。けれども愛する女性だけは譲れない。」というような、とてもはっきりした役です。最初は役作りが難しかったのですが、先輩方から適切なアドバイスを頂いて、大阪公演で一生懸命つとめてまいりました。その結果、役にはまることができたと思います。東京公演ではよりアップグレードしたヒョヌをお見せできるようにしたいと思います。ありがとうございました。

 

明治座創業140周年記念 ミュージカル「光化門恋歌」(こうかもん・こいうた)
日程:1月1日(火・祝)~27日(日)予定
出演:現在のサンフン役/パク・ホサン、コ・ヨンビン
過去のサンフン役/イ・チャンヒ、ユン・ヒョンリョル、ユンホ(東方神起)
ヨジュ役/リサ、チャン・ウナ
ヒョヌ役/ジオ(MBLAQ)、スンホ(MBLAQ)、ソンジェ(超新星)、キム・テフン
ジングク役/キム・テハン
ジョンスク役/キム・ヨンジュ、ヤン・コンニム
ジヨン役/キム・テフン、ヒョンシク(ZE:A)、チェ・ミンファン(FTISLAND)、ソンギュ(INFINITE)、ウヒョン(INFINITE)
※配役はステージによって異なります。詳細は後日ホームページにて発表致します。
※韓国語上演・日本語字幕あり
チケット取扱:詳細は後日ホームページにて発表致します。
・明治座ホームページ

記者 : Kstyle編集部