JYJ、テレビ局のドアは開くのか?…地上波3局「議論が必要、推移を見守る」

OSEN |

前所属事務所SMエンターテインメント(以下SM)と専属契約訴訟をしていたJYJに、閉ざされていたテレビ局のドアは開くだろうか。

28日、SMとJYJ両側がここ3年間の専属契約紛争を終えることに合意したと発表したことにより、今後のJYJの本格的なテレビ出演再開に関心が集まっている。

この日、法曹界によれば、SMとJYJのメンバー3人は、両側の間に締結された全ての契約を仮処分申請日である2009年7月31日付けで終了することになった。また、関連する全ての訴訟を取り消し、今後お互いの諸活動に干渉しないとの内容の合意書を締結したという。

両側が紛争を終えたことで、JYJ3人の今後の活動の領域が拡大する可能性も予想される。JYJの3人は独立して活動を始めたが、SMとの専属契約訴訟のため、事実上地上波3局への出演が不可能だった。ユチョンとジェジュンは外注制作の形を取ったドラマを通じて出演してはいたが、アルバムを出しても地上波の音楽番組や授賞式などに出演できなかった理由はそこにある。

その一例として、2011年5月にKBSはJYJの「ミュージックバンク」をはじめとするバラエティ番組への出演に関し、「JYJは現在、前所属事務所との訴訟が終了していない。通常訴訟など法的紛争中の芸能人が番組に出演した場合、進行中の事件に影響を及ぼしかねないため、出演を控えて結果を見据えるのが一般的」だとし、JYJに対する渉外と出演を自制している理由を説明したことがある。

よって、現在は両側が合意に至っただけに、KBSをはじめとする地上波3局の対応がカギとなる。果たして専属契約関連の法的紛争が終わった状況で、法的拘束や制約から逃れたJYJが、地上波の音楽番組やバラエティ番組に出演するチャンスを得ることができるのかに関心が集まっている。

これに関しKBSのチョン・ジングク芸能局長は、この日の午後OSENとの電話取材で「本日記事でニュースを知った。詳しい内容を追加で把握すれば、テレビ局としての立場を整理できるだろう」としながらも、「JYJの出演自制に関しては、あの紛争(専属契約)が理由だっただけに、その部分が明確に解決されたのであれば、あえて出演を自制する必要はないのではないかと思う」と語った。

一方、MBCのウォン・マンシク芸能局長は「両側の訴訟は終わったが、JYJの出演は時間を持って見守る必要があるだろう」と慎重な姿勢を見せた。MBC芸能局の他の関係者もまた、「JYJの音楽番組をはじめとするバラエティ番組への出演が可能なのかは、まだ議論されていない。芸能本部全体が、これからこの問題について考えなければならない」と説明した。

また、SBS「人気歌謡」パク・スンミンプロデューサーは「芸能局全体での問題だ。まだ合意となった内容はなく、何も言えない」と簡潔に立場を表明した。

東方神起として活動してきたジュンス、ユチョン、ジェジュンは、2009年7月、SMを相手に専属契約効力停止仮処分申請訴訟を起こし、訴訟が終わるまで独自の活動が可能であるとの判決を受け、本訴訟に入った。その後3人はJYJというグループを結成し、別々に活動してきた。

記者 : ユン・カイ