SM☆SH、支援軍はトニーパパ&ジェドクママ「本当の家族のようです」

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「東京の街を歩いていると、気づいてくれたファンが駆けつけて歓声を上げて、歓迎してくれます。韓国ですか? 仁川(インチョン)空港に到着した瞬間から自由に歩けます(笑)」

男性5人組、SM☆SH(スマッシュ:WORLD、NARU、HANBANG、JERRY、HERO)が韓国でミニアルバム「守るよ」をリリースした。今年の3月、所属事務所の社長トニー・アンと一緒に活動したトニー&SM☆SH以来8ヶ月ぶりだ。元H.O.T.のトニー・アンが自ら制作を担当し、デビュー当時から話題を集めたSM☆SHが、今回は元SECHSKIES(ジェクスキス)のキム・ジェドクのトレーニングまで受けた。韓国アイドルの第1世代を代表する両グループのメンバーが、SM☆SHの支援に乗り出したのだ。

「ジェドクさんがトレーニングディレクターを担当してくださいました。歌、振り付け、テレビ番組のモニタリングをしてくださり、特に僕たちのメンタルトレーニングを担当しています。トニー・アン社長が父親のような存在だとしたら、キム・ジェドクさんは母親のような役割です(笑) 本当に家族のようにしてくださいます。二人に迷惑にならないように僕たちが頑張らないといけません。SM☆SHとトニー・アン社長、キム・ジェドクさんの全員が輝ける瞬間を作りたいです」

デビュー5年目の中古新人

SM☆SHは2008年のデビュー以来、あまり韓国での活動ができないまま日本に渡った。日本では2~3ヶ月に1枚ずつ、1年間で6枚のCDをリリースした。余裕を感じる時はなかった。外国での活動はより大きな責任感を伴い、時にはプレッシャーに押し潰されることもあった。

「4年ぶりに韓国での活動を再開したことで、まずは気持ちがすっきりしました。韓国で活動するということだけでも、心に余裕ができました。もちろん、より頑張らなければならないという気持ちもあります。トニー&SM☆SHの活動で名前を知らせましたが、未だに韓国ではデビュー5年目の新人グループです」

韓国に来て、何が一番良かったのだろうか。友達と思いっきり遊べ、自由に過ごせるから? 窮屈だった宿舎での生活から開放され、自分の時間が過ごせるから?

「僕たちは宿舎アイドルです。スケジュールがない日は、練習室に行くことを除けば、ほとんど外に出ません。家でゲームをしたり、漫画を読むのがほとんどです。事務所では事故を起こすかもと心配しなくて済むと思います。むしろトニー社長からお酒を勧めてくるほどです。ほかの歌手とも交流できるようにならないと」


恋愛の計画?トニー社長から

血気盛んな青年5人が集まっていると、キレイな女性をテーマに話したり、恋愛に関する想像もしてみるはずだが、彼らは「意欲がない」と口を揃えた。ただ、「ガールズグループにはキレイな方がたくさんいるじゃないですか。僕たちも不思議な目で見ます。ですが、そこまでです。やはり、恋愛はトニー社長からしてもらわないと。それが正しい順序だと思います。いい方と恋愛しているという話を聞いたら、僕たちも順番に始めます」と話した。

「グループの認知度もそうですが、僕たちも今年デビューしたという気持ちです。メンバー全員、これからが始まりで、頑張ろうと話しました。みんな自分の人生をかけて飛び込んだので、今はSM☆SHの成功だけに集中しています。これからも韓国と日本での活動を並行していくつもりです。12月にはコンサートがあるので、年末は日本で過ごす計画です」

SM☆SHは自分たちを“スーパーマン”と呼んでいた。どんなことでも、真心ですべて解決してみせるという意味からだそうだ。「どん底まで落ちたことがあるので、気がつきました」というメンバーはポジティブな力を信じていると話した。諦めたくなった瞬間、SM☆SHの活動のために家と車をすべて処分した社長の真心に深く感動していた。

「2008年のデビューと2012年のカムバックだけみると、僕たちはまるでワールドカップ歌手のようではありませんか?(笑) 韓国代表の気持ちで出撃しました。洗練された男のカリスマ性をアピールし、それでも甘くキュートで可愛らしい面も備えていれば、最高のグループだと思います。ですが、僕たちはまず“オッパ(兄の意。女性が親しい年上の男性やスターを呼ぶ呼称)”になりたいです。信頼してもらえる、とにかく信じたくなるようなそんなオッパです。10年経ってもSM☆SHのオッパたちが好きだったことが誇りに思えるようにします」

記者 : キム・イェナ、写真 : ムン・スジ