パク・ボヨン「過速スキャンダル」から「私のオオカミ少年」まで“まさにヒットメーカー”

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写真=「私のオオカミ少年」キャラクターポスター
公開16日で韓国恋愛映画の興行新記録を達成した映画「私のオオカミ少年」(監督:チョ・ソンヒ、制作:映画社ピダンギル)で成熟した魅力を披露し、観客の視線を独占したパク・ボヨンが、名実ともに“ヒットメーカー”に浮上した。

パク・ボヨンは韓国で2008年12月に公開され、約2ヶ月間興行成績のトップを守り、830万人の観客を動員した映画「過速スキャンダル」に続き、先月31日に韓国で公開された「私のオオカミ少年」でも並外れた興行成績を上げている。

歌えばヒットする

「過速スキャンダル」で父親を探しにきた歌手を夢見る少女を演じ、抜群のギター演奏と歌唱力で熱い反響を得たパク・ボヨンが、「私のオオカミ少年」でも歌を通じて再び観客を虜にした。

パク・ボヨンは、澄んだ独特の歌声が魅力のポイントであるOST(劇中歌)「私の王子様」を自ら歌った。同曲は13日にデジタルシングルとして発売され、様々な音楽配信チャートで上位にランクインした。また「『私のオオカミ少年』のギターコード」「パク・ボヨンの歌の楽譜」「『私のオオカミ少年』パク・ボヨンのギター」「『私のオオカミ少年』パク・ボヨンの歌」などの検索ワードが登場し、ネットユーザーから大きな関心が続いている。

特に映画の中で清楚な少女のパク・ボヨンが自作曲をオオカミ少年の前で初披露する瞬間の、震える歌声と下手なギターの演奏は、美しい映像と相まって観客の感性を刺激する名シーンとして好評を得ている。

パク・ボヨンに会えば変わる

「過速スキャンダル」で一時少女たちの永遠な憧れだった、36歳の人気ラジオDJナム・ヒョンス(チャ・テヒョン)の前に現れ、自分は彼が“過速”したせいで生まれた娘であると主張し、彼の家で住み始めたパク・ボヨン。

パク・ボヨンはシックで生活力のある22歳のシングルマザーとして出演、幼い外見の中に隠されていたパワフルな演技で素晴らしい新人女優の誕生を告げた。ある日突然できてしまった娘と孫。とんでもない状況に強く抵抗する父親を、特有のシックな魅力で手なずけたパク・ボヨンのおかげで、“過速”で繋がった3代が本当の家族になっていく過程は、多くの観客に笑いと感動を届けた。

そんな彼女が「私のオオカミ少年」では「愛犬訓練大百科」まで精読し、ワイルドな野生のオオカミ少年を手なずける。人の言葉や行動を学んでいないオオカミ少年に、彼にぴったりな訓練方法を用い、彼が世の中を生きるために必要なことを一つずつ教えるこの少女は、観客の感性も手なずけてしまった。

写真=「私のオオカミ少年」スチール写真

“国民の妹”から大人の女性に

デビュー作で一気にスターに浮上したパク・ボヨンは、人形のような美貌と安定した演技力、多彩な才能で韓国の新人賞を総なめにした。そんな彼女が「私のオオカミ少年」では一層成熟した女性になって戻ってきた。

映画を見た観客は「パク・ボヨン姉さん、本当に演技が上手い。見ている間、ずっと泣いていた」「パク・ボヨン、演技がすごく上手くなった」「映画を見ながら、何回も込み上げるものがあった」「『過速スキャンダル』の時とは別人のようだ」などのコメントを残した。

2012年下半期、観客を虜にして忠武路(チュンムロ:韓国映画産業の中心地)の“ヒットメーカー”として浮上したパク・ボヨンの大人の魅力を確認できる「私のオオカミ少年」は、現在韓国の全映画館で大ヒット中だ。

記者 : ファン・ソヨン