Vol.2 ― 作品出演よりイベント会場が魅力的?“5分で数百万ウォン”
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写真=マイデイリー DB
芸能人のイベントへの出演依頼について、まさに原論的な話を聞いた。ブランドの関係者の立場からはできない話を、改めて確認したことに過ぎなかった。取材中に、一つ情報を入手することができた。芸能人のイベントへの出演依頼を担当する関係者、いわゆる“ブローカー”が存在するということだ。
芸能人のイベントへの出演依頼の担当者「お車代を出す」
数多くの映画のVIP向け試写会及び、ブランドのランチングイベントに芸能人を派遣しているDさんを通じて、イベントへの出演依頼の真実について聞いた。結論から言えば、芸能人がイベント会場を訪れる理由は、数十万から数百万ウォンにのぼる“お車代”または、ブランド製品を提供してもらうためだ。
“お車代”の場合、芸能人がイベントに参加するために必要なコスト、つまり車両の維持費、マネージャーとコーディネーターの費用、衣装費など、実費で小額だった。だが、一部のイベント主催側は、高額の“お車代”を芸能人に支払い始め、多数のブランドイベントに参加する芸能人は、こうした“お車代”を受け取り始めた。
Dさんは、「新人には、実費水準でイベント費用だけを支払うが、有名芸能人の場合には、番組出演料ぐらいの金額を支払う場合もある。その費用が数百万ウォンに達することもある。一般人からみると、理解できない水準の金額かも知れないが、ブランド側はひとまず広告効果を計算する。芸能人を招待した場合、マスコミの取材が行なわれ、これは全てブランドの広告効果につながる」とイベントの“お車代”の実体について語った。
“お車代'と共に、一部ではブランド製品を芸能人に提供する場合もあった。
Dさんは、「一部のブランドの場合、芸能人に“お車代”と共に、ブランド製品を提供することもある。直接その製品を使用したり、着用している姿を自信のSNSなどに掲載するのだ。一部のブランドでは、ブログマーケティングなどを通じて、インターネットコミュニティなどに、芸能人が自社製品を着用している姿を公開する場合もある」と語った。
イベント会場の常連客”芸能人Aさん側「一部のイベント費用をもらうのは事実」
それでは、こうした高額の“お車代”を芸能人に支払うという主張に対して、当事者である芸能人やマネジメント社の対場はどうなのか?これに対して、最近様々なブランドイベントに顔を出しているタレントAさんの所属事務所の関係者は、「お車代が存在するのは事実だ」と語った。
Bさんは、「ブラントイベントの場合、まさにブランドの広告効果を挙げるために出演依頼を受け、イベントに参加しているわけだ。マネジメント社の立場から実費をもらっているのは事実だ。数百万ウォンの“お車代”についてはよく分からない。そんなにたくさんのお金をもらっていない」と答えた。
ブランド側が語った“自発的な参加”という事実はないが、高額の“お車代”をもらうという事実に対しては否定した。
だが、ある芸能界関係者は、「最近俳優Bさんが、作品活動はせず、イベント会場にばかり顔を出しており、所属事務所が悩んでいる。作品活動を持続的にしなければ、人気が下がるのも当然なのに、本人は短時間で高額を儲けることができるイベント会場を好んでいる。一つの作品を撮影するためにかかる努力より、イベント会場に参加することで高額を儲けることができるため、それも理解できないわけではない」と語った。
最近、活動をしていない芸能人が、先を争ってイベント会場を訪れていることには、全て理由があったわけだ。
記者 : キム・ギョンミン