【スターコラム】SISTAR ヒョリン vs キム・ヒョジョン ― Vol.1

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2012年、もっとも忙しかったガールズグループを挙げるならば、断然SISTARではないだろうか。2010年にデビュー曲「Push Push」で音楽業界にデビュー。その後「虚飾ガール(Shady Girl)」「あなたなんて(How Dare You)」「So Cool」「私一人(Alone)」「Loving You」など、曲を出す度にヒットし、デビュー3年でトップガールズグループとなった。そんなSISTARが今まで明かさなかった本音を語る。一番目はリーダーのヒョリン。抜群の歌唱力で世間から支持されている彼女の率直な話を聞いてみよう。/編集者

NAVER スターコラム:SISTAR

私はSISTARのリーダーヒョリンであり、22歳のキム・ヒョジョン。

SISTAR ヒョリン vs キム・ヒョジョン

私は22歳の夢多き青春期にいる、キム・ヒョジョン。そしてガールズグループSISTARのリーダーヒョリンとして、もう一つの人生を生きている。2010年6月、SISTARとしてデビューし、アイドルとして生きてきて、もう3年になった。

キム・ヒョジョンであり、そしてSISTARのリーダーとしての音楽、人、仕事、そして未来……。私は夢に向かって今日も走っている!一生懸命努力している。私のことを「チャドニョ(冷たい都会の女性という意味)」と言う人もいる。でもそれは、上辺だけの“私”だ。

一度でも私と話したことがある人なら、私の性格が素朴で気難しくないということはすぐ分かると思う。豪快に笑う、22歳のキム・ヒョジョンのことを。アハハハ。

キム・ヒョジョンは、日々の小さな楽しみへの願望がある。例えば友達とグルメツアーや旅行に行く事。でも今の私は、そのすべての欲求をメンバーたちと過ごす合宿所で満たさなければならない。もう慣れてきているけれど、最初はときどき悲しくなったりもした。友達が大学で旅に出たり、自由に買い物しながら遊んでいるのを見ていたら、嫉妬に駆られた。

でもそんな時は、メンバーたちが力になってくれた。私たちはお互いを慰め合い、励まし合いながら3年を過ごした。人々はSISTARを「しっかりとしているガールズグループ」と言うけれど、同じ年頃の4人がいつも一緒にいることは、簡単なことじゃない。

私はグループのリーダーとしていつも笑おうと頑張ってきた。リーダーが近寄りがたい存在になってしまったら、グループの柱になれないと思っているから。

今年で同居2年目となる私たちは、大小さまざまな悩みをお互いに打ち明けながら、時には友達のように、また家族のように過ごしている。メンバーたちの出演する番組をチェックしたり、海外で仕事があるときは、空港ファッションについて深い話を交わしたりもする^^ 何を着ればいいのかをお互いアドバイスしてあげるのだ。あ、そして!暇ができればすぐに合宿所の辺りのグルメ情報を交換して、一緒に探しまわりながら楽しんでいる。

大変じゃないかって? SISTARのリーダーであるヒョリンは、責任感が強くていつも明るいけれど、22歳のキム・ヒョジョンは、たまにはだだをこねたり誰かに頼りたくもなる。でもSISTARのヒョリンもキム・ヒョジョンも、すべて“私”。どこにいても堂々としていて、素直なのは同じだから。そして何より、自分の仕事にやりがいを感じている! 22歳のキム・ヒョジョンは“最高の歌手”という目標に向かって、少しずつ前に進んでいる。


SISTAR ヒョリンにとってSISTARとは?

SISTARは私のもう一つの人生。誰かに「改めてデビューをするとしてもまたSISTARとしてデビューしたいか」と聞かれたら、私は当然、1秒の迷いもなく答えられる。ボラ、ソユ、ダソム、そして私! 私たちは同じように、そして違う形で自分だけの魅力を持っている。だから別々でも一緒でも活発に活動していけるのかも。

もちろんデビューしたばかりの頃は、お互いをよく分からなかったから、大小さまざまなトラブルも生じた。しかし一緒に過ごすうちに、私たちは家族のようにお互いのことを理解するようになった。今はどんな問題があっても力を合わせて解決できるほどのチームワークもできているし、友情も深くなった。

ボラ姉さんはSISTARで一番年上のお姉さん!私より一つ上。私や皆の意見を尊重してくれる。メンバーたちのすべての言葉に耳を傾けてくれるお姉さんがいつも大きな力になってくれる。特に!一番歳上とは思えないくらい愛嬌たっぷりで、“愛嬌あふれるお姉さん”として、心強いチームの長女になってくれている。

最年少のダソムは情が深く、よく泣く。末っ子だけどいつもお姉さんたちに対して気を配るいい子だ。最近KBS 2TVシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「黙ってファミリー」に出演しているけど、寝不足だからか疲れた顔を見るたびに胸が痛む。なのにお姉さんたちの前ではいつも笑って愛嬌を振りまく。そんな彼女を見ていると心強い。ダソム、頑張ってね!

ソユは私にとって友達のような妹。メンバーの中では一番私と性格も似ているし、食べ物の好みから趣向まですべてが似ている(私に飼いならされたのかな?!ハハ) 。そんなソユにだだをこねるときも多いけど、そのたびにクールに対応してくれて、ありがたい気持ちでいっぱい。サンキュー^^

何にも代えられない、大切なメンバーたち! これからもっと成長して発展しながら一緒にいたいな。私なんてまだまだだけど、リーダーとしてもっと責任感を持って努力する!お互い大切にしながら、理解し合おうね。愛してるよ!^^


キム・ヒョジョンにとって一人しかいないもう一人の私……私の妹

私には妹が一人いる。似ているようで似ていないような私の妹、キム・ヘジョン。いつも申し訳ないようなありがたい気持ちでいっぱい。妹は美術を専攻していて、先日私を描いてくれた。妹からもらった絵の中の“私”を宝物第1号と思って、大事にしている。

私たちは姉妹だけど、幼い頃から母は「息子を二人育てているみたい」と話していた。それだけ私たち姉妹は表現力に乏しい。まるで、無愛想な男の子のように?(笑)

幼い頃から身体が弱くて、母からかかってくる電話の始めの言葉は「どこか悪いところはない?」だ。生まれたときから丈夫ではなかったので、家族の関心はいつも私に向けられていた。そして今も芸能人である私のせいで、妹がもらうべき愛と関心が、すべて私だけに与えられている気がして申し訳ない。

さびしいと思ってもおかしくないのに、妹は友達のように、姉のように、私のことを心配してくれる。だから私たちは特別。キム・ヘジョン、恥ずかしくない姉になる! 愛してるよ。本当に。たくさん……♥


リノ、レゴそしてアロン

私たちは今合宿所で2匹の猫を飼っている。ロシアンブルーのメス、リノとシルバーベンガルのオス、レゴ。合宿所にいないときが多くて、よく面倒を見てあげることはできないけれど、リノとレゴが仲良くて少しは安心。この可愛い子たち!

そしてワンちゃんのアロンも紹介しなくちゃ! 幼い頃から一緒に暮らしてきたアロンは、家で飼っている犬。デビューしてからはあまり会ってないから、たまに家に帰って呼んでも来ないし、愛嬌も無し!私、無視されてるみたい(涙) 幼い頃から一緒だったから、家族が感じる幸せや悲しみをアロンも一緒に感じているみたい。特に私が辛くて泣いているといつもそばで慰めてくれたのもアロン。これからはもっと頻繁に会いに行くよ~~。

しかし最近アロンが年取ったせいか、具合が悪いときが多い。私が知らないうちにアロンがいなくなるのではないかなと思って、怖くなるときもある。もっとそばに居続けられるように守ってください、と祈っている。これからもっと愛してあげなくちゃ。アロンちゃんが具合悪いときは私の胸も痛い(涙) これからもずっとずっと一緒に幸せに過ごそう!これからはもっと愛してあげる!

恋をする歳?永遠の理想のタイプは……


時々「綺麗になったね」と言われるようになった。毎日会っている人に言われると「そうかな?」と思ってもっと気分がいい! 23歳。理想のタイプを聞かれることも多くなった。

「理想のタイプは?」という質問への答えは、言うたびに少し恥ずかしいけれど、ファンたちはすでに知っているはず。ふふ。カン・ドンウォン兄さんだということを!

そしてこれから本当に私の彼氏になる人は、背が高くて身体が大きな人であってほしい。見ていると可愛いな、と思えるくらいぽっちゃりしている人! 私を暖かく抱きしめてくれて、私が大変なときに頼れる大人な人であってほしい。でももう一度! 理想のタイプは何と言ってもカン・ドンウォン兄さん!^^


“私”の夢

最近ファンから一冊の本をもらった。イ・ヒョリ先輩が書いた「近く」(イ・ヒョリと愛犬のストーリー)だ。その場で読み終えてしまったほど、心から感動した。本の中では捨てられた犬を飼って、ボランティアをする過程や気持ちが率直に盛り込まれていた。

私も機会があれば捨てられた動物を保護する活動に参加したい。1日に数百匹の犬と猫が捨てられているという。少しでも力を合わせて一つの命が再び幸せに生きていけるとしたら、それだけでも大きな意味があると思う。

いつかSISTARのリーダーではなく、キム・ヒョジョンとして獣医学を勉強して、具合の悪い動物をケアする人になりたい。

SISTAR。デビューして3年間、休む間もなく活動してきた。特に2012年は一生懸命頑張った分、成果も収めた。忘れられない年になりそうだ。これからも最善を尽くして頑張ろうと思ったし、もっと大きな目標もできた。韓国を代表する最高のガールズグループになるために、努力を重ねる。そして韓国を越えて世界でも“SISTARしかできない音楽”で、皆を楽しくさせたい。

ステージでもっとも輝くSISTARのヒョリン、そして夢多き22歳のキム・ヒョジョンとして、素敵な私の人生のために!今日もファイト!

文:SISTAR ヒョリン

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記者 : Kstyle編集部、編集 : ファン・ヨンヒ(イシューデイリー局長)