開脚ダンスからあえぎ声講座まで…“絶えないセンセーショナリズム論争”

OSEN |

今芸能界には絶えないセンセーショナリズム(扇情主義)の論争が起きている。センセーショナルな姿の芸能人が毎日のように芸能部門ニュースのトップ記事を飾っている。

ガールズグループの全て脱いだようなファッションとセクシーダンスは、これ以上話題にもならない。ガールズグループ4Minuteのキム・ヒョナは、21日公開した2ndソロアルバムのタイトル曲「Ice Cream」のMVにて泡風呂で胸の谷間を作り、上着を脱いだ男性を抱くシーンで注目を集めた。7月に発表した「Bubble Pop!」のMVでも開脚ダンスを披露して話題になっていた。

また、Secretは9月に新曲「POISON」を発表し、下着並の短いホットパンツと開脚ダンスで世間の関心を集めることに成功した。Secretの両足を直角に開き骨盤を跳ねるセクシーダンスは、歌謡ファンの間から“セクシー” vs “度が過ぎる”と両極端な反応を得た。

ドラマも同様だ。SBS水木ドラマ「大風水」は初回から出演者のチョ・ミンギとオ・ヒョンギョンのレベルの高いベットシーンを演出した。彼らはこのシーンで“19禁映画”を彷彿させるベットシーンを披露し、お茶の間の視聴者を驚愕させた。

この他にも、10月30日に韓国で放送されたものでNancy Lang(ナンシー・ラン)が、地下鉄の駅舎の中で道行く人を相手に“あえぎ声講座”を行い、批判を受けた。Nancy Langはたくさんの通行人の前で直接あえぎ声のパフォーマンスを披露し、この姿が捉えられた動画は瞬く間にネットユーザーの間で広がった。また、KBS Nスポーツのチョン・イニョンアナウンサーは、同日KBS 2TV朝の教養番組「グットモーニング大韓民国」で“下衣失踪(下に何も履いていないように見える姿)”を連想させる超ミニワンピースを着て出演し、論争の的となった。

論争の主人公たちは、溢れかえる芸能コンテンツの間で生き残るために原始的な手段を利用して人々から関心を集めようとする。ドラマの初回から人々の関心を集めるために“19禁シーン”を登場させ、論争が巻き起こっても、すぐ短いショートパンツを着て登場するのが今の芸能界だ。

このような現象が続けば、韓国の放送もセンセーショナルなコンテンツばかりになることは明らかだ。悪貨は良貨を駆逐する現象が起きる前に、センセーショナリズムという原始的な手段に頼った話題集めではなく、差別化や独特なコンテンツで人々の関心を集めなければならない。

記者 : パク・ジョンソン