JYJ ユチョン&ユン・ウネ主演の「会いたい」…その中心には愛があった 

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MBC「会いたい」11月7日韓国で初回放送…ティッシュは必需品

MBCドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)の中心には、愛があった。“殺人犯の娘”という汚名を背負って世の中で一人ぼっちになったイ・スヨン(子役:キム・ソヒョン、成人役:ユン・ウネ)と心強い味方になってくれたハン・ジョンウ(子役:ヨ・ジング、成人役:JYJ ユチョン)の出会いと別れ、また再会の話を描いたこのドラマの中心は、何よりもこの二人の愛でしかなく、そのような彼らを愛するカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)とキム・ウンジュ(チャン・ミイネ)も切ない純愛を見せる。

寒い冬に放送されるラブストーリーに対し、彼らは「視聴者の胸が温まるドラマ」という言葉で期待を呼びかけた。愛のために生きてきて、また愛のために全ての試練を覚悟した男と女たちの話をここで伝えたい。

ユチョン&ユン・ウネ、15歳の初恋が残した傷を描く

裕福な家庭で何一つ足りないもののない生活をしてきたハン・ジョンウ。15歳の彼に訪れた熱病のような初恋は、恋しい気持ちを残した。臆さずに犯人を追う刑事に成長するが、胸の片隅にかすかな傷を持って生きていく役は、JYJメンバーで俳優としても活躍しているユチョンが演じる。

ユチョンは「強いながらもちょっと変わった面もあるし、少年のような感じもある」と自身が演じることになるハン・ジョンウを紹介した。だが、「これまでやってきたキャラクターより感情の消費が大きい役割。僕が泣くとして視聴者も一緒に泣くわけではないから、視聴者が感動し、共感できる演技をしなければならないというプレッシャーも大きい」と打ち明けた。

それでも、周りからの応援が大きな力になっている。現在MBCの毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)「あなたなしでは生きられない」に出演している弟のパク・ユファンは「僕はほぼ終わりかけているけど、ご苦労様!」と冗談めいた温かい言葉を伝え、久しぶりに集まったJYJメンバーも「厳しいだろうね。ご苦労様!」と熱く抱いてくれたという。ユチョンは、直接OST(劇中歌)を歌う気はあるのかという質問にも「もちろんそのような機会が与えられるなら良いだろうが、キャラクターに没頭して演技することに重点を置かなければならないと思う」とし「できる限り演技に集中する考えだ」と覚悟を固めた。

明るいが、内面には傷を隠している新人デザイナー、イ・スヨン役で1年5ヶ月ぶりにドラマに復帰したユン・ウネは、「『会いたい』のシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)を見ていたら、自分も知らずに慰められたし、温かさを感じた」とし「キャラクターが一言では説明できないほど複雑だけど、挑戦してみたいという気持ちになった」と語った。また、「私も知らないうちに胸がドキドキしてきた」と出演を控え、ときめく気持ちを表現した。

だが、複雑なキャラクターであるだけにイ・スヨンをまともに表現できる方法はまだ悩み中だ。ユン・ウネは「とても簡単ではないと思う。それで数日前には脚本家に会って4時間近くたくさん話した」と打ち明けた。悩みの末に得た結論は「明るく、精一杯笑って、めげずに生きていくために努力するが、内面の痛みだけは表現しなければならない」ということだった。たまに思い出す幼いときの記憶に一層冷たくなった表情と目つきで視聴者を訪れてくるユン・ウネの姿を期待してもいいと思う。

また、アイドルグループ出身という共通点を持った二人は、8年ぶりに再会し同じ作品で共演することになった。ユチョンは「久しぶりに会って嬉しかったし、気楽な感じもした」とし「ただ撮影するときに見ていると自然と申し訳ない気持ちがする。役割に入り込ませる力を持っているようだ」という言葉で嬉しい気持ちを伝えた。ユン・ウネも「先に暖かく挨拶してくれたので緊張を減らすことができた」とし「私より年下なのに現場ですべての人の面倒を見たり、リードする姿を見ながら、私もたくさん助けてもらうだろうと思った」と答えた。

ユ・スンホ&チャン・ミイネ、初恋の痛みを持つ人々の側を守る

そのような二人を見ながら切ない愛を演じるのは、俳優ユ・スンホとチャン・ミイネだ。映画「おばあちゃんの家」で祖母が作ってくれた鳥の水炊きが気に入らなかった幼い子供のユ・スンホは、いつの間にかよく育った“男の中の男”になり、久しぶりに登場したチャン・ミイネもいつにも増して意欲的に作品に臨んでいる。

ユ・スンホが演じるカン・ヒョンジュンは成人になったイ・スヨンの恋人で、彼の表現を借りれば“二重的な性格を持っている人”だ。表では温かくて柔らかい微笑を見せているが、その中にハン・ジョンウへの復讐心を燃やしている、少し恐ろしい人ということだ。ユ・スンホはこの役を通じて本格的に成人演技者としての姿を見せるとの覚悟だ。ユ・スンホは「率直に言えば、『子役』のイメージから抜け出したい」としながら「これまでお見せできなかった新しい演技と役割をお見せできると思う」と自負した。ユチョンとの実際の年齢を言及しながら「二人の対決構図が成立すると思うのか」という質問にも「一応撮影を始めて互いに集中すれば、(対立する)感情が視聴者たちが望むほど出てくると思う。年の差から離れ、監督と脚本家が希望することを十分お見せできると思う」という言葉で憂慮を払拭した。

チャン・ミイネは「かわいそうだ」という言葉で自身が演じるキム・ウンジュを表現した。幼いときに親を亡くし、イ・スヨンの母を自身の母だと思って生きていきながらも、一生ハン・ジョンウの側をぐるぐる回り、片思いをする役として描かれるためだ。それで、劇中のキム・ウンジュの無茶するところやハツラツとした姿も悲しく見えるということがチャン・ミイネの説明だった。

これに先立ち、チャン・ミイネは「シノプシスを読んで心の響きが感じられた」と「会いたい」に出演することになったきっかけを伝えた。また、実際にキム・ウンジュと自身の“シンクロ率”が高いことも影響した。自ら自身に無茶なところなんかないと思った彼女は数日前事故に遭ってから「あ、私にも無茶な部分があるんだな」と思うことになったと言い、笑いを誘った。

「『私、とんでもない?』と思ったこともあるけれど、何日か前に事故に遭ったんです。スケジュールが終わって家に入っているとき、私の前にある透明なガラスが突然開かれているように見えて、知らずにと突進を…(笑) 頭の上からガラスの雨が降っているのに私はそこにぼうっとしていました。そのときマネージャーが『君は本当にとんでもない』と言ったことを思い出して『あ、私がこうだから無茶なんだ』と思ったんです。それで今はマンションのガラスにできた穴を紙で塞いでいますので、あまりにも寒くて…(住民たちに)とても申し訳ありません」

「会いたい」に出演すると知られてから“抱き合わせ商法”(ある俳優が出演する作品に同じ所属事務所の他の俳優が一緒に出演することを意味する俗語)議論に巻き込まれた彼女は淡々と「『会いたい』は、運命のように訪れた作品」とし「よい監督と脚本家に会ってもっと情熱的な愛を試みることができる作品になりそうだ」と打ち明けた。また、「一生懸命に片思いし、熱心に痛みを表現しながら撮影に臨みたい。視聴者からより愛され、もっと応援していただけるような演技をお見せしたいと思う」と言いながら関心を呼びかけた。

「会いたい」は韓国で7日午後9時55分から放送を始める。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ミナ 写真 : イ・ジョンミン