「神話放送」エリックにスカートを渡したのは誰か?

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写真=JTBC

「神話放送」の“女装専門”メンバー、事務所のために身を投げる殺身成仁の代表ルック

一つの事務所の代表になる道は容易なものではない。14年間、アイドルグループ神話(SHINHWA)のリーダーを務めてきたエリック(本名:ムン・ジョンヒョク)は、SHINHWAカンパニーの代表として経営に参加し、事務所のために尽力している。特に、自分たちの名前を掲げたJTBC「神話放送」での彼の姿は“殺身成仁”(命を捨てて忠義を守ること)としか説明できない。

神話で英語のラップを担当しており、海外志向のエリックは、グループ内で貴族的な雰囲気を担当していた。しかし、「神話放送」でだけは奇跡的な進歩を見せ、“女装専門”メンバーに生まれ変わっている。後々まで残り、人の噂になることを恐れない大胆さに代表としての資質が感じられる。

エリックは女装した時に、ギャップの魅力を与えやすい条件を持っている。おしゃれなニットを着たのに“網にかかったマグロみたいだ”という評価を受けるほど、下半身に比べて過度に発達した上半身を持っており、筋肉質な脚は、網タイツを履いた時に適度にはみ出る毛がセクシーさを倍増させる。コスプレをすれば、ウェズリー・スナイプスのような彫りの深い顔と低音が、エリックならではの女装ファッションを完成させる。


俳優引退?恋愛ドラマ出演の可能性は不透明

6月、旅行チャンネルでエリックがタキシードにスカートを履いた時は、女装の始まりに過ぎなかった。時代劇チャンネルで険のある張禧嬪(チャン・ヒビン:李氏朝鮮時代の有名な悪女)に扮した時も、メンバー全員が女装をしていたため衝撃は少なかった。しかし、何でも始まりは難しいものだ。秋夕(チュソク:韓国のお盆にあたる祭日)の連休に放送されたグローバルチャンネルでがっしりした肩が魅力的なインドの絶世の美女エリックスナムンに変身した彼は、かつて正統派恋愛ドラマ「火の鳥」の出演者だったことを忘れているようだった。

挙句の果てに、13日の夜、「神話放送」のファッションショーでエリックは映画「レオン」のマチルダに扮し、今後の恋愛ドラマ出演の可能性までクールに吹き飛ばしてしまった。

おかっぱ頭に、手に持った熊のぬいぐるみで少女らしさを強調すると同時に、大腿筋をさらに目立たせるガーターベルトで二重の魅力をアピールした。ランウェイの端で自分のすべてを手放したエリックが、瞳孔をやっと隠すサイズのサングラスをかけ、チョリとミエの曲「あなたはなぜ」に合わせてダンスをし、ポーズを決めた時は、こんな囁きが聞こえるような気がした。「どこかで焦げる匂いがしませんか?私の心が焦げているんじゃないですか?」

エリックの大胆な進歩は、誰も彼のファッションについて決裁してくれない、代表という立場によるものと見られる。誰かがエリックに渡したスカートによって彼の潜在能力が爆発したおかげで、星の王子様として残りたい他のメンバーたちが無理をしなくても、見ている人は楽しめる。しかし、重みのある俳優への夢を諦めて、このままお笑いルートに直行するのではないかと心配だ。何より両親と、アメリカにいる幼い姪っ子が見ている。

記者 : イ・ヒョンジン