「無限に挑戦」の無限商社…今や立派な中堅企業

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写真=MBC

抱腹絶倒のお笑いは業界トップ…今年最終決算で黒字を期待

無限商社が創立してからはや数年になる。7年間幽霊会社だと言っていた無限商社は2011年5月のピクニックでその姿を表した。それから1年余りが過ぎた2012年10月、無限商社のインターンだったLeessang(リッサン)のキルが正社員に昇進した。平社員として入社したが、実は会長の息子であることが判明したBIGBANGのG-DRAGONからの任命だった。

無限商社は社員全員がネット検索だけをしていてもうまく運営されているように見える。主要業務が何かについてはまったく知られていない。ただ、分かっているのは、時間になれば欠かさずランチを食べること、会食やカラオケは仕事が終わった後の社員の必須コースであることだ。しかし、業務の目標を達成できなかった場合は、屋上での勤務命令が出されることから見ても、仕事に対する会社のマニュアルは整えられているように見える。

無限商社は株式市場に上場された会社でもなく、何をして収益を出す会社なのか分からない会社だ。しかし、その名声だけは韓国の有数企業に負けない。そして、純利益においても大企業に匹敵し、従業員の会社へのプライドも段々高くなるものと見られる。

無限商社の社員構成は?

ユ・ジェソク部長は統率力が優れており、会社への強い忠誠心を持っているが融通が利かない一面がある。パク・ミョンス次長は特有の怒鳴り声で部下の社員を責めるスタイルだ。万年課長のチョン・ジュナは気が利かない上司の典型であり、終始行動が遅い。チョン・ヒョンドン代理は目下の人を牽制し、おやつを食べに会社に通っているという評価がなされている。ノ・ホンチョル社員は気は利くが、同い年のハハ社員への競争心が強い。ハハ社員は末っ子だが、愛情欠乏症である。キル社員は3年半の間インターン社員であった。

社員は全員、会社への貢献度が低く、ユ・ジェソク部長が怒ってやっと動く状態だ。今週の会社の収益創出プロジェクトでも社員たちは無能ぶりを露呈した。後ろ側にフラッシュを付けたお父さんのパンツを制作したパク・ミョンス次長、セレンゲティとアラスカの涙を表現した鈴なりパンツのチョン・ジュナ課長、バンドしかないタートルネックパンツの主人公チョン・ヒョンドン代理、機能とデザインの二兎を得たというノ・ホンチョル社員の野生パンツ等は会長を怒らせるだけだった。

3年目のインターン社員キル、正社員になる

キルは3年間もインターンをしている。しかし、6日とうとう正社員として昇格する発令を受けた。長いインターン期間を経たが、最近までパク・ミョンス次長に「抜けろ(退社せよ)」と言われていた彼だった。インターンだったため正社員と溶け込めなかったという評価もあった。社員たちはキルの正社員昇格が彼に羽をつけるものになることを望んでいる。

無限商社、今後は収益を最大化せよ

無限商社シリーズは「無限に挑戦」のファンたちには新鮮に映った。メンバーそれぞれの個性豊かなキャラクター通り、それぞれの位置で自身の役割をこなしてきたためだ。社員の本音を覗くハンドカメラ、そして表に見える赤裸々な社会生活の劇的な違いは、実生活にそのまま代入される力を持つ。

時にはゴマをすり、大きく間違っていない限り業務を怠けたり、気難しい上司に対する悪口を言ったりするのは日常茶飯である。目標達成に対するストレスや業務の成果を認めてもらえなかった場合の挫折感も見せてくれる。そして、時には上意下達の秩序が根強い韓国文化の断面を風刺する。

会社を題材にしたドラマやバラエティ番組は多いが、その分飽きてしまう所もある。しかし、「無限に挑戦」の場合、各メンバーの個性が優れているため、それを「無限に挑戦」の社員構造に代入しやすい。

各社員のキャラクターに対して職務能力は視聴者の期待を裏切らない。しかし、業務のドタバタ劇の中で抱腹絶倒させる能力はまさに業界トップだ。無限商社が今年の最終決算日に、黒字を超えて膨大な利益を上げられると期待したい。

記者 : ハン・ギョンヒ