今年1年間、K-POP界を最も輝かせた新人歌手の輪郭が見えてきている。

ボーイズグループとしてはEXO-KとB.A.Pが、女性アーティストとしてはAileeが頭角を示し、強力な新人賞候補として挙げられている。今年デビューしたガールズグループや男性ソロアーティストの場合、まだ目に見える成果を上げてはいないとされている。

B.A.Pはここ1年間最も旺盛な活動をした新人グループに挙げられている。彼らが1月デビューし今年発表した新曲だけで4曲。デビュー曲「WARRIOR」をはじめ、「POWER」「NO MERCY」「CRASH」などで活動を続けてきた。近々また新曲をリリースする予定で、今年の新人グループ市場を掌握するつもりだ。

彼らはこれまでのボーイズグループがお姉さんファンたちを狙ったのに比べ、10代の女性をターゲットとして、差別化に成功した。現在ファンカフェ(ネットコミュニティ)の会員数だけで6万人に達し、韓国だけでなく台湾、マレーシア、ドイツなどでもチャート1位を席巻し、その勢いを誇示している。

SMエンターテインメントの新人グループEXOは今年、独歩的なアルバム販売量を記録した。新人グループEXOのデビューアルバム「MAMA」は、リリース1ヶ月でアルバム販売枚数10万枚を突破し、既存のグループを驚かせた。

4月9日にリリースされたEXOのファーストミニアルバム「MAMA」は、5月初めにEXO-Kで約7万枚、EXO-Mで約3万枚など、計11万枚ほど(所属事務所の集計による)の売り上げを記録した。これは、新人グループにしては異例の成果となる。彼らはメンバーたちを韓国活動ユニット「K」と、中国活動ユニット「M」に分ける画期的な企画で、韓国と中国で同時に脚光を浴びる新人グループとして定着に成功した。

Aileeは、最も大衆的に成功した新人アーティストとして評価されている。彼女のデビュー曲「HEAVEN」は、上半期に長期間のチャート入りを果たし、新人アーティストが弱いとされる音源チャートでも怪力を発揮した。KBS「キムチ～不朽の名作」の出演は、彼女を羽ばたかせた。可愛いルックスにずば抜けた歌唱力をアピールし、今年最も有名になった新人アーティストとなった。

彼女は今月中に新曲をリリースし、新人賞を鷲掴みにする覚悟だ。現在カムバックを控え、大詰め作業に取り組んでいる。