Vol.2 ― パク・ギウン「『カクシタル』で共演したチュウォンは本当に良いパートナー」

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パク・ギウンとチュウォンは、KBS 2TVの水木ドラマ「カクシタル」で息の合った演技を見せた。二人が一緒に登場するシーンでは、相乗効果が生まれた。こうした完璧な呼吸は、視聴者たちも感じることができたほどだった。

インタビューのために出会ったパク・ギウンは、かなりの時間の間、チュウォンに対する称賛を惜しまなかった。お互いが相手を頼りにしながら、「カクシタル」を作り出した。

「チュウォンに本当に感謝しています。本当に良いパートナーでした。『カクシタル』自体が、演技をするときに強いエネルギーを使うシーンが多いかったんです。お互いが相手にたくさん頼りになった気がします。僕が『この程度なら良いかな』と考えてきた演技もチュウォンと会えばもっとプラスになりますね。お互いに役に立ったんです」

劇中パク・ギウンとチュウォンは、深い友情を積んだ親友だったが、時代的な状況によって敵となった。互いに対立しながら、常に大声を出していたため、感情的な消耗が大きかったのも事実である。チュウォンと対面しながらパク・ギウンは、目の前が真っ白になったことを経験した。

「『カクシタル』は本当に感情的な消耗が大きかった気がします。たくさん泣いたり、怒鳴ったりしたが、またその怒りを抑えなければならなかったんです。そのため、演技をするときも結構疲れました。特に、ガントと首を絞めながら争う時、チュウォンに実際に僕の首を絞めてくれ、と言ったら本当に絞めたのです。その時、頭が真っ白になるのを感じました」

これほどの熱演をしたのなら、今年年末の授賞式で賞を狙ってもおかしくないと思った。だが、受賞への欲はないのかという質問に、「あまりないですね」と返事が返ってきた。

「賞を下さるのならもちろんありがたいですし、感謝します。ですが、受賞できなくてもまあ。少し若年寄みたいな正確なので。実際、おとなしすぎると思われるんじゃないかと心配で、控えている部分なのですが、僕は余裕を持って暮らしたいんです。そうしたら、楽ですね。自分が置かれた状況の中で最善を尽くすのが一番良いです。僕一人頑張ったところで、僕だけが疲れて、大変だっただけなんです」

記者 : イ・ウンジ、写真 : ユ・ジンヒョン