PSY「MTV VMAs」を起点に本格的なアメリカでの活動をスタート!

OSEN |

「2012 MTV Video Music Awards」(以下「VMA」)が9月6日午後(米現地時間)、ロサンゼルスのステイプルズセンターで盛況の内に開催された。同受賞式は、「Grammy Awards」「American Music Awards」「Billboard Music Awards」とともにポップミュージック大国のアメリカで開催される4大ポップミュージック授賞式の一つで、ヨーロッパと日本では毎年別途のMTV Video Music Awards授賞式が開催されている。

PSY(サイ)は、韓国の歌手としては初めてアメリカ本土で行われた音楽分野の授賞式にゲストとして参加するという快挙を達成した。2分にも満たない短い出演だったが、世界的なポップスターに劣らないスポットライトがPSYに当てられた。大賞となるVIDEO OF THE YEARを受賞したリアーナ、3つの部門を席巻したボーイズバンドのワン・ダイレクション、素敵なステージを演出したテイラー・スウィフト、PSYの出演時に画面に顔が映し出されたトップスターのケイティ・ペリーら全員が、今週までにMVの再生回数が1億3千万回を突破した“世界一ホットな男”PSYを羨望の眼差しで見ているようだった。

特に「江南(カンナム)スタイル」ブームに対する授賞式のホスト、ケヴィン・ハートの質問に対し、韓国語で正確に返事をするPSYの堂々とした姿は“クール”だった。人気絶頂のポップスター、ジャスティン・ビーバーとカーリー・レイ・ジェプセン、アメリカ進出に成功したイギリスのボーイズバンド、ザ・ウォンテッドの広報マネジメントまで担当しているスクーター・ブラウンプロジェクト社と契約を締結した効果が表面化している状況ではないかと見られる。特に、ビルボードHot 100チャートで着実に成績を上げるためには、レコードの売り上げだけでなく、ラジオでの放送回数をどれだけ着実に維持し、上昇させるのかが重要な課題だと筆者はコラムを通じて何度も強調してきた。そのため、抜群の広報能力を発揮する会社と一緒に活動をしているPSYには、良い成果が期待される。

9月15日までビルボードSocial 50で2週連続1位となり、Billboard公式サイトの主要記事に頻繁に登場しているPSY。iTunesのランキングも持続的に上昇している状況で、韓国語バージョンの「江南スタイル」がスクーター・ブラウンと出会うことでどのような結果を生み出すのかは、実に興味深い。ニューアルバム「BELIEVE」を発表した世界最高の人気ポップスター、ジャスティン・ビーバーの成績は言うまではないが、ビルボードHot 100チャートで9週連続1位をキープし、今年一番長く1位をキープした“ポップミュージック界のシンデレラ”カーリー・レイ・ジェプセンの「Call Me Maybe」と、Hot 100チャートの3位にランクインした「Glad You Came」を歌うボーイズグループ、ザ・ウォンテッドの大成功の裏にスクーター・ブラウン社があったということには注目すべきだ。

PSYが世界の音楽市場で大ヒットする確率がかなり高いということは、プライドの高いアメリカトップのエンターテインメント会社からのオファーと契約締結で確認された。(同じ事務所に所属することになったPSYとザ・ウォンテッドはVMA Pre-Partyで情熱的なステージを見せた。)すでにネット上では、世界的なスターになったPSY。世界大衆音楽市場の進出に向かった力強い歩みが始まったのだ。トップマネジメント会社の所属アーティストになったPSY。「江南スタイル」が“国民的ポップ”から“世界的なヒット曲”にグレードアップする時が迫ってきている。筆者は、11月末に開催される予定の大型授賞式である「AMERICAN MUSIC AWARDS」のステージで「江南スタイル」を歌いながら前代未聞のライブパフォーマンスを披露する“世界的なポップスター”PSYの姿を想像しながら同コラムを終える。

記者 : ハリソン