9月の芸能界はキム・ギドク監督から始める

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写真=NEW
映画「嘆きのピエタ」で、パク・チャヌク監督の「親切なクムジャさん」以来、韓国映画としては7年ぶりにベネチア映画祭コンペティション部門に招待されるという快挙を成し遂げたキム・ギドク監督が、バラエティ番組に出演する。

最近、ケーブルテレビtvN「ペク・チヨンのPeople Inside」、MBCラジオ番組「ソン・ソクヒの視線集中」に出演したキム・ギドク監督は、韓国で来月の1日と4日に放送されるKBS 2TV「トークショー!Do Dream」と「強心臓」にも出演した。

「嘆きのピエタ」の関係者は、「今回のテレビ出演は、キム・ギドク監督の再発見ということで、従来の固いイメージから逸脱した、新しい姿を見せると思う」と伝えた。

まず、「トークショー!Do Dream」では、映画監督としての信念と、今のキム・ギドクになるまでに経験してきた人生について素直に語る予定だ。直接傍聴を申し込んで参加した観覧客たちは、キム・ギドク監督の話に耳を傾け、彼の人生への素直な態度に感動を受けた。また、MCのキム・ヨンマン、キムC、イ・へヨン、ノ・ホンチョルらも、「まるで映画のような人生だ」と感心した。終始、優しくて愉快な姿を見せたキム・ギドク監督は、大邱(デグ)や奉化(ボンファ)など、遠い地域からわざわざ傍聴のために上京した学生らに感謝の気持ちと同時に申し訳ない気持ちを表しながら、一人一人の写真とサイン要請に応じた。

また「強心臓」では、韓国映画界を代表する「嘆きのピエタ」のキム・ギドク監督と主演俳優であるチョ・ミンスやイ・ジョンジンを始め、ロンドン五輪で活躍したバレーボールのキム・ヨンギョン選手、アイドルグループのMBLAQのイ・ジュン、KARAのハラ、スンヨンが共に出演し、愉快なトークを繰り広げた。

この日キム・ギドク監督は、従来の固いイメージを破り、隠れていたセンスのある話術をアピールしたという。

キム・ギドク監督は29日、ベネチア出国前の記者会見で、「『トークショー!Do Dream』に出演してもキム・ギドクはキム・ギドクであり、『強心臓』に出演してもキム・ギドクはキム・ギドクだと思う」と異例のテレビ出演に対する立場を伝え、「多分ヒーリング『トークショー!Do Dream』、ヒーリング『強心臓』になるのではないかと思う」と語った。

韓国映画界では異端児と呼ばれていたキム・ギドク。バラエティでの彼はどういう姿を見せるのかに期待が集まる。

記者 : ペ・ソニョン