「蒼のピアニスト」成人俳優の初登場“期待と懸念”

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写真=TVレポート DB
子役俳優からバトンを受けとった成人俳優がドラマ「蒼のピアニスト」に初めて登場した。

26日に放送されたSBS「蒼のピアニスト」では、時間の背景がジホ(カン・イソク)とインハ(キム・ジフン)の子供の頃から14年後に変わった。

自分ではなくジホを救った母親ヨンラン(チェ・シラ)に大きく傷ついたインハ。彼は島に向かったジホを連れ戻したヨンランの行動にさらにショックを受け、結局病院の屋上で飛び降りると憤る。そんなインハを止めるジホと怒りを爆発させるインハの姿に続いて14年の歳月が流れた。

ピアノの手入れをしているジホに弟であるインハが近づく。会話を交わす二人の姿は普通の優しい兄弟のように見えた。しかし、これから兄ジホが持っている全てのものを奪おうとするインハの歩みが予告されている。この日、ジホ役を演じるチュ・ジフンとインハ役を演じるチ・チャンウクが初めて登場したが、分量が短かったため、彼らの本格的な活躍は来週から楽しめることになった。4話で子役俳優の分量が終わり、成人俳優の出番になったのだ。

しかし期待よりは懸念の声が高いのも事実だ。まずこれまでの「蒼のピアニスト」はヨンラン役を演じるチェ・シラの独り舞台とも言えるほど、彼女の独歩的な活躍に頼ってきた。夫を死に追い込んでまで歪んだ母性を表現するチェ・シラの演技はドラマの蓋然性とは別にスクリーンを掌握し、視聴者の注目を集めた。カン・イソク、キム・ジフンなど、子役俳優たちの好演も初めの視聴率好調に一役買った。

しかし子役俳優の分量が終わった今、事情は変わる。T-ARA ウンジョンの降板やチン・セヨンの重なる出演を巡った騒ぎが治まらない中での成人俳優の本格的な登場は、もし演技が期待に満たない場合はより大きな叱咤を受ける可能性が大きい。成人俳優たちは短い間、子役俳優の活躍に劣らない演技力とスクリーンを掌握する力で自身の存在感を表すプレッシャーを感じるしかない。

また当然ながら、チュ・ジフンとチ・チャンウク、チン・セヨンのラブラインが本格化されることによって、ドラマの中心だったチェ・シラの独歩的な活躍は多少弱まると思われる。この部分を成人俳優たちがきちんと埋めることこそがドラマの緊張感を失わない方法だ。

チュ・ジフン、チ・チャンウク、チン・セヨンがドラマの牽引役になれるかどうか、注目を集めるところである。

記者 : ハ・スナ