コン・ユ&BIGBANGのT.O.P&キム・スヒョン…下半期のキーワードはスパイ映画

OSEN |

下半期、俳優に与えられた課題はカン・ドンウォンを越えることだ。

“スパイ”が下半期の韓国映画界でホットなキーワードになっている中で、若手俳優の変身が注目されている。組織から追い出された脱北者役でブームを起こした「義兄弟~SECRET REUNION」(以下「義兄弟」)のカン・ドンウォンを越えることが鍵となっている。

最も期待される俳優の一人は、コン・ユだ。コン・ユは9~10月頃に本格的にクランクインするウォン・シンヨン監督の「サスペクト 哀しき容疑者」への出演が確定した。コン・ユが演じる役は、特殊部隊出身の脱北者で殺人の濡れ衣を着せられたまま真犯人を探しに行く人物だ。最高の特殊部隊出身らしく、高速の派手なアクションを披露する予定だ。一方で、「義兄弟」のカン・ドンウォンのように愛する人を失った痛みを抱えており、同情を抱かせる人物でもある。映画関係者は「コン・ユのアクションにとても期待している」と伝えた。

期待の星、BIGBANGのT.O.Pとキム・スヒョンはイケメンのスパイに変身する。

T.O.Pは、「白夜行-白い闇の中を歩く-」のパク・シンウ監督がメガホンを取った「同窓生」で妹の命を救うため韓国に送られた北朝鮮のスパイ役を演じる。高校入学後、冷酷な殺し屋になって他のスパイを殺す中、同じクラスの魅力的な少女に好意を持つようになるキャラクターだ。現在撮影中で、ヒロインは映画「ハナ~奇跡の46日間~」のハン・イェリが務める。「戦火の中へ」で、映画でも可能性を認められたT.O.Pの新しい姿が期待される。映画は年末に公開される予定だ。

「10人の泥棒たち」で“観客動員数1000万人の俳優”というプレミアがついたキム・スヒョンへの期待はすでに高まっている。彼は、同名のWeb漫画を原作にした「シークレット・ミッション」に出演する予定だ。同映画は、ソウルの貧民街に派遣されたイケメンスパイ3人が、北朝鮮から捨てられたことで起こるエピソードを描く。キム・スヒョンは、バカなふりをしているが5ヶ国語を操る優秀なスパイ、ウォン・リュファンを演じる。裏表のある魅力的なキャラクターに、原作を読んだファンたちからも役にぴったりだという肯定的な評価を得ている。映画のクランクインはもうすぐだ。

スパイは、唯一の分断国家である韓国で、スパイアクションやスリラー映画の題材としてよく使われ、徐々に多様化している。また、チャン・フン監督の「義兄弟」が500万人を超える観客を動員し、興行に成功した前例もプラスの影響を及ぼした。上半期には女優の活躍が目立ったが、下半期には彼らのような若手俳優の活躍に支えられ、男性俳優の活躍がより目立つことが予想される。

記者 : チェ・ナヨン