パビアン「JYJ ジェジュン兄さんが慰めてくれました」

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「悲しくて数日間眠れませんでした」25歳のフランス青年パビアン(韓国名:チェ・ユン)の声は疲れていた。彼はこの一週間、天国と地獄を行き来した。正確に言うと、昨日まで自分のことを非難するメール357通が届いた。

何らかの意図はなかった。放送局の控え室に日本のファンが訪れた。MBCドラマ「Dr.JIN」の出演陣に「ご苦労様です」とおやつやバラの花輪を贈ってくれた。日本のファンに頼まれて一緒に写真も撮った。ファンが帰った後、ぼんやりと座っていたパビアンにバラの花輪が見えた。「日本から応援する」という文句が視線を集めた。思わずそれを携帯電話のカメラで撮影し、自身のTwitterに掲載した。そこに「独島は日本のものでなない」という、普段から思っていた意見も付け加えた。

「私は日本で少しの間、モデル活動をしました。日本語も少しできますし、日本が好きです。『独島発言』は本当にプライベートな考えです。Twitterなら自由に自分の考えを現してもいいと思いました。何かの意図があって取った行動ではありません。バラの花輪がJYJ ジェジュンへのプレゼントであることは知りませんでした。ただドラマ全体のためのプレゼントだと思っていたんです。とても軽率でした」

パビアンの「独島発言」は大きな反響を巻き起こし、ポータルサイトのリアルタイム検索語リストでトップとなった。パビアンは何が何だかよく分からなかった。こんなにたくさんの人々が関心を示してくれると思わなかった。嬉しかったが、嬉しさはすぐに消えてしまった。Twitterやメールで彼のことを非難するメールが殺到し、パビアンの日本ファンカフェも活動を中断した。

「驚きました。悪口や私のことを非難する書き込みが殺到しました。日本、韓国、さらには母国フランスのJYJのファンからも抗議のメッセージが届きました。共演したジェジュン兄さんに申し訳ありません。ファンはもちろんです。謝罪文を掲載しましたが、それでももう一度謝りたいです」

パビアンにとってジェジュンはいいお兄さんだった。ジェジュンは外国人俳優であるパビアンにいろいろと気を配ってくれた。厳しいスケジュールと猛暑の中でも二人は楽しく撮影をしてきた。しかし事件が起きてしまった。所属事務所がないパビアンは戦々恐々とした。ジェジュンとJYJファンに公式的に謝る方法が見つからなかった。ただ文章を削除し、謝罪文を掲載することが彼にできる最善のことだった。そして5日に「Dr.JIN」の打ち上げでジェジュンに会った。

「謝ったらジェジュン兄さんがむしろ慰めてくれました。自分はいいから、時間が経つと全ての状況がよくなるだろうと励ましてくれたんです。それでもっと申し訳なかったです。打ち上げで一緒に写真を撮り、楽しいひと時を過ごしました。感謝しています」

パビアンはフランスで演技を専攻し、モデルとして活動した。2008年初めて韓国に訪れた彼は韓国に嵌り、定着することを決めた。テコンドーの有段者(4段)で、ほとんどの人生をテコンドーと一緒に過ごした彼はテコンドーのことをいつも褒め称えている。「独島発言」をする前もミニホームページなどを通じて韓国に対する愛情を積極的にあらわし、注目を集めた。

夢は韓国で認められる俳優になること。目標達成のために死ぬ気で韓国語を勉強した。5年前は何も言えなかったが、今はペラペラだ。2008年にMBCドラマ「エデンの東」でデビューした彼は、「済衆院(チェジュンウォン)」、「私に嘘をついてみて」「キング~Two Hearts」にも出演した。「Dr.JIN」にはフランス人神父リデルとして出演した。

写真=パビアン発言スクリーンショット

記者 : イ・スア