Vol.2 ― “芸能人”JYJ ジェジュンについて覚えておくべきこと

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写真=C-JeSエンターテインメント

私たちが見逃していたジェジュンの3つの姿

“芸能人”であるJYJ ジェジュンへのイメージは人それぞれ違うだろう。彼を熱く応援するファンもいれば、大嫌いな人もいて、そこら辺の普通のアイドルに過ぎないと思う人もいるだろう。さらに格好いい容姿だけに興味を示す人もいて、ドラマや映画などで彼を始めて観た人は多分「イケメンなのに演技もできるね」と考えるかもしれない。

多くの人の前に立つ芸能人だから仕方ないのだろうか。このように彼に対する視線は数え切れないほど多い。それで突然知りたくなった。私たちはジェジュンを自分なりの基準で判断しているが、その間彼はどこにいるだろうか。彼の素顔はなんだろうかと。

その正解は案外簡単だった。彼は自身の仕事を非常に愛し、分かり合える仲間と一つのチームとして活動し、何よりも自分の信念を貫こうと、頑張っている人である。最も基本的で簡単なものかもしれないが、その意味について深く考えたことのないものだった。もちろんこの記事も“本当のジェジュン”をそのまま表現することはとても難しいと思う。


ジェジュンは歌手だ…「音楽番組に出演したい」

ジェジュンが作曲作詞をすることは既に知られている。独学で学んだピアノでいつからか曲を作るようになった。彼は作曲するときに、様々なことからインスピレーションを得ているようだ。面白いことにそのエピソードの一つを演技の話をする途中で聞くことができた。一緒に仕事してみたい監督や役者についての質問のときだった。

「映画『私の頭の中の消しゴム』を面白く観ていたので、イ・ジェハン監督と一緒にやってみたいと思います。あ、あの映画のために作った曲もあります。『No Gain』(ジュンスの1stアルバムの収録曲)という曲です。歌詞に『僕の心の僕の部屋が狭くなっていくみたい』という部分があります。映画のセリフに因んだものです。ソン・イェジンさんがチョン・ウソンさんに『赦すとは心の憎しみに、一部屋あげれば良いから』というセリフでした。それで曲を作って自分でガイドボーカルをしたバージョンをイ・ジェハン監督に聞いていただいた事もあります」

彼は音楽の話になると、嬉しそうだった。これからも歌手として活動を続けたいという彼は、「Dr.JIN」の厳しい撮影スケジュールの中でも、時間が空くたびに作曲は続けるほど音楽への熱い思いもある。しかし残念なことに歌手ジェジュンはドラマのサウンドトラックやコンサート会場でしか会うことができない。何らかの理由で音楽番組には出演できないからである。

「音楽番組ですか?出たいです。他のアーティストと話してみると、(JYJが)“不思議な存在”になってしまったみたいです。希少性のある先輩になったみたいですね。テレビで簡単に見れないから。それで偶然会っても彼らは(JYJのことを)何か不思議に感じているようで。聞いた話によりますと、JYJが新曲を出すと、彼らは『JYJの新曲が出たみたいよ』と聞いてみるみたいです(笑)」


ジェジュンはJYJだ…「僕らの魅力、それぞれ違います」

そのため、JYJはさらに強くなってきた。ジェジュンを始め、ユチョン、ジュンスは「お互いの活動をモニターして応援する」頼もしい関係を維持している。同じグループに所属しているメンバーがソロでドラマ・映画の制作発表会やインタビューに参加すると、「メンバーからどんなアドバイスを受けたのか」という質問がでるが、そのたびにJYJの答えは「特にない」だった。

これはメンバーのソロ活動に指摘やアドバイスをするよりは支持やエールを送る、彼らのチームワークによるものだった。インタビューでジェジュンはJYJについて「一つのグループに異なる特徴を持つ人たちが集まっている。ジュンス、ユチョン、そして僕の魅力はそれぞれ違う」と表現した。お陰で、様々な魅力を披露できて、嬉しく思うと彼は話した。では彼が思うメンバーの魅力はなんだろう。

「ジュンスはハンサムです!僕にはない魅力を持っています。ユチョンはそう見えないけど、実はクールな性格です。JYJのファンの中にメンバーの個人ファンもいるけど、それぞれ個性的です」

ユチョンとジェジュンは演技の世界に足を踏み入れた。二人の違いを尋ねると、ジェジュンは「ユチョンの演技は優しさから強さを探す楽しみがあって、僕は見た目が強そうだから、その中から優しさを探すケースですかね。ユチョンが「Dr.JIN」のギョンタク役をしても似合わなかっただろうし、私が「屋根部屋のプリンス」のイ・ガク役をしても似合わないと思う」と説明した。それでは自身の魅力は?と聞いてみた。

「(質問を受けて)わーこのインタビュー面白いですね(笑ってから姿勢を直して)海外のファンの方々が最初に関心を持つメンバーが僕みたいです。ユニークな顔をしているからだと思います。そのうちファンをやめる方はやめて(笑) ずっと応援して下さる方は性格とかが気に入ったからかな。何かわがままそうに見えるかもしれないけど、実は結構いい性格していますから(笑)」


ジェジュンは信念を守ろうとする…「忘れないようにタトゥーも」

「Always Keep the Faith」、“常に信念を貫こう”という意味である。この文言はJYJのファンがよく使う言葉でもあり、ジェジュンとユチョンが胸に刻んだものでもある。そのほか、ジェジュンは背中と腰に「歌は教えより記憶に残る」「人のせいにするな」など好きな言葉と模様を入れた。

その中で「常に信念を貫こう」は「自分の周りの人は自分で守る」という姿勢だった「Dr.JIN」の頑固な武管キム・ギョンタクとも似ていて興味深い。インタビューでジェジュンはタトゥーについて話しながら自分の信念についても語った。

「僕もギョンタクと似ています。守りたいものは守り通したい。胸にタトゥーを入れているけど、“信念を守ろう”という意味です。人なら誰もが自分が得たものを失うことを怖がります。それでも守るべきものは必ず守りたい、ということです。

(守る)自信がないから体に刻んだのかもしれません。弱くなったときはそれを見てまた強くなりたくて。実は最初背中にタトゥーをしたのは、人に見られたくなかったためでもあります。でもこれはわざと前のほうにしました。常に見て忘れないように(笑)」

記者 : イ・ミナ