Vol.3 ― JYJ ジェジュン「紹介してもらった女性は“アイドルキラー”だった」

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写真=C-JeSエンターテインメント
神秘的な容姿のJYJ ジェジュンが、意外で率直な話をたっぷりと聞かせてくれた。所属事務所であるC-JeSエンターテインメントの関係者は、ジェジュンの言葉にヒヤヒヤしていたようだが、飾り立てたりありきたりな話だけをしないジェジュンは、さらに魅力的だった。もしかすると、ファンもあまり知らない話もあっただろう。

―MBCドラマ「Dr.JIN」で大先輩である俳優キム・ウンスさんと共演されました。プレッシャーはありましたか?

ジェジュン:プレッシャー?全然ありませんでした。父(キム・ウンス)が僕に合わせてくださいました。父の表情を見ると、感情移入できました。アドリブも多かったですが、無理やりアドリブをしたのではなく、父の表情と演技を見ていて(自然と)出てきたものです。

―むせび泣くシーンでは、ツバがたくさん飛んでいましたね。

ジェジュン:ハハハ、その話は打ち上げの席でもしました。実際、すごく大きく太いものが流れ出ていました。それは、汗や唾、涙や鼻水が混ざった液体です。はぁ…いろいろ理由があったんです。とりあえず、その時は何日も徹夜して、食事もできない状態だった上に、撮影現場がとても暑かったんです。感情移入した状態で父の涙を見て感情が溢れ、体から出るものがすべて出たようですね(笑)

―キム・ウンスさんにウィスキーをプレゼントされたそうですが?

ジェジュン:とても愛酒家なんです。撮影の初日に、「この暑さの中ウィスキーを1杯飲めたらいいな」とおっしゃっていました。それを思い出したんです。「今度、必ずプレゼントしよう」と思い、それでプレゼントしました。

―キム・ウンスさんが本当に喜んでいたそうですね。

ジェジュン:普段から、嬉しい感情を隠せない方のようです。嬉しかったら嬉しいと、すべて表現します。キム・ウンスさんは元々、2Gの携帯電話を使っていたんです。それで「電波が入らない。あぁ…連絡も来ないし」という話を僕の横でずっとしていました。「誰か、携帯電話を買ってくれると言っていたのに、いつ買ってくれるんだろう」と、そんな話を僕に3回くらいしました。すぐに予約して、スマートフォンをプレゼントしました。僕にはそんな素振りを見せなかったんですが、「これがスマートフォンだ。4Gなんだってね?」と喜んでいたそうです。意味もなくインターネットで検索してみたり、アプリをどう使うのか知らなかったので代わりにダウンロードしてあげました。

写真=C-JeSエンターテインメント
―先輩たちの面倒を普段からよく見るんですか?

ジェジュン:チョン・ヘソンさんがこんなことをおっしゃっていました。「役者は、演技を始める時、(共演者たちに)良くない印象を与えてから演技をしたら駄目だ」と。僕も最初からわざと可愛がられようと飾り立てる、というよりは、最も基本的なこと、一番先に行って待っていたり、怠けたりせず、演技の上手い下手は関係なく一生懸命する姿を見せたら、可愛がられるんじゃないかと思いました。

―キム・ウンスさんから演技について指摘されたことは?

ジェジュン:絶対にそんなことはしません。誰に対しても、相手の俳優の演技を尊重してくださいます。演技が下手なら、その人の演技の経歴やスタイルなんだろうなと言い、その人が持っているものより少しでもよく表現できるように持ち上げてくれる方で、先輩だからと言って「こうしろ、ああしろ」とは絶対に言いません。

―チン・イハンさんとベストカップル賞に推薦されるという話をよく聞きますが?

ジェジュン:僕はいつもそうみたいなんですが、女性よりも男性の俳優の方と妙なものがあるみたいです。ベストカップル賞?頂けるなら、頂きます(笑)

―ロバート・パティンソンさんに似ていますね。

ジェジュン:あぁ、言われたことがあります。「似てるかな?」と思うんですが、その方は西洋人で僕は東洋人なので、似ているのかどうか正直よくわかりません。

―ユチョンさんと比べた時、どちらの演技がもっと上手だと思いますか?

ジェジュン:ユチョンと僕は全然違います。ユチョンの場合、柔らかさの中に強さがあります。ユチョンの演技には、柔らかさの中の強さを探す面白さがあります。僕はとても強い雰囲気の容姿なので、その中に柔らかさがある気がします。もしユチョンがキム・ギョンタクを演じ、僕がイ・ガクを演じていたら、全然似合わなかったと思います。ひとつのグループに違う特性を持つメンバーがいるから、とてもいいことだと思っています。

―ハンサムな顔立ちですよね。

ジェジュン:いや、ハンサムではないです。珍しいだけです。

写真=C-JeSエンターテインメント
―では、ハンサムなのは誰ですか?

ジェジュン:ジュンスが一番ハンサムだと思います。JYJにはメンバーごとにファンがいるんですが、ファンの特徴もはっきりしています。ジュンスの魅力とユチョンの魅力、僕の魅力は天と地の差があります。ジュンスは、僕が持っていないものを全て持っています。

―自身の魅力は何だと思いますか?

ジェジュン:そうですね…2種類あると思います。海外に行くと、海外のファンの方々が一番最初に関心を持ってくださるのが僕だとは思っているんですが、僕が一番独特な容姿なので、まず最初に関心を持ってくださるんだと思います。その次に、僕の横でずっと応援してくださるファンの方々は、最初は容姿のために見ていたけれど、容姿とは対照的な性格を知ってずっと応援してくださるんだと思います。“礼儀”がなくてはならない容姿なんです。実際、僕はなかなか悪くない青年ですね。

―ジェジュンさんの信念は?

ジェジュン:キム・ギョンタクと似ています。守りたいものは、絶対守ろうとします。胸にタトゥーがあります。これは、信念を守ろうという意味です。人が最も臆病になるのは、自分が得たものや持っているものを失う時です。それを失ってでも守ろうとするのは必ず守ろうという意味で、僕も自信がなかったので体に刻んだんです。僕が弱くなった時にもう一度見て強くなろうという意味です。

―特に成し遂げたいことはありますか?

ジェジュン:成し遂げたいことは、まだありません。新たに挑戦してみたいことはたくさんあります。ストレスを受けることすら、好きですね。挑戦の後は大きな喜びがあります。早く成し遂げてしまうと、楽しみがなくなってしまいます。

―歌と演技、比重はどれくらいですか?

ジェジュン:予測するのが難しいです。ただ、歳を重ねるごとに喉も老化していくので、できる音楽の流れも、僕がついていけなくなるかもしれません。でも、演技の場合は年齢を重ねているからできる演技もあり、僕が歳を取ってこそできる演技や、その年齢に合わせて新たに挑戦できるものがあると思います。だから、演技はずっと続けていくと思います。30年後に音楽がどのように変わるかわかりませんが、音楽ももちろんずっと続けていきます。

―一緒に仕事をしてみたい監督がいれば教えてください。

ジェジュン:映画「僕の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督です。映画が本当によかったんです。その映画を見て、曲も作りました。ジュンスの「No Gain」という曲です。歌詞の中に「僕の心の僕の部屋が狭くなっていくみたい」という歌詞があります。映画の台詞をもとにして書きました。

写真=C-JeSエンターテインメント
―軍隊に入隊する計画は?

ジェジュン:軍隊には、今後行く時が来たら行くと思います。

―今後の他の計画はありますか?

ジェジュン:今年の年末までに、新しい作品を撮ってお見せしたいです。そして、恋愛もしたいし、いい女性がいたら紹介してほしいです。

―女性を紹介してもらったことはありますか?

ジェジュン:2回あります。交際はしませんでした。紹介されて会ってみたんですが、実は“アイドルキラー”だったんです。本当に有名なアイドルグループのあるメンバーと付き合って、順番に付き合っていました。その女性は本当に美人で性格も良くて、経済的にも余裕がありました。でも、その話を聞いて完全に終わりました。付き合いませんでした。僕は友人を優先する方なのですが、僕と仲の良い友人とも付き合っていたんです。その友人も皆、被害者だったんです。

―理想のタイプは?

ジェジュン:わかりません。女性にもっと会ってみなきゃわからないと思います。ただの恋愛は嫌です。僕が守るべき人、僕の恋人になる女性に出会わなければ、と思います。ヨンレのようなスタイルは嫌です。僕を見つめてくれる女性がいいですね。ヨンフィのように、僕のことだけを考えてくれる人…ヨンフィが友人じゃなくて女性だったらすごくよかったと思います。幼い頃は外見も重視していたんですが、今は外見はあまり気にしません。容姿より“礼儀”が大事だと思います。

記者 : イ・スンロク