チャン・ジェイン「私が歩む道は、アイドルとは違う道」

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「私が歩む道は、アイドルとは違う道です」

Mnetのオーディション番組「SUPER STAR K」のシーズン2で、とりわけ目立ったのはチャン・ジェイン(21)だった。優勝はできなかったが、女性シンガーソングライターとしての可能性を披露し、注目を集めた。高校のときから書いてきた歌詞と作曲した曲だけでも結構ある。その当時作った曲をニューミニアルバムに収録した。それが、1日にリリースした「夏の夜」である。

「夏の夜」は、音楽に対するチャン・ジェインの情熱を感じることができるアルバムだ。チャン・ジェインは今回の新曲のために、作詞、作曲、編曲、アルバムのデザインまで、すべてをやり遂げた。また、アルバムのプロデュースにも参加した。

「私がもっとも上手くできる道は何かと、考えてみました。すると、『私が好きな音楽を作らなきゃ』という気がしました。また『この道をずっと歩んでいけば、人々に信頼を与える歌手になることができるかもしれない』とも思いました。正直、質の高い音楽を提供する信頼できる歌手になりたいです」

チャン・ジェインは、自身より後輩である「SUPER STAR K」シーズン3の準優勝チームであるBusker Buskerを見て勇気をもらったと話した。つい最近まで、自身の音楽に対する自信が足りなかったというチャン・ジェインは、音楽に対する自分たちの道を歩んでいくBusker Buskerを見て、勇気と自信を得た。

「Busker Buskerが求めている音楽の道を見て、もう一度勇気を出しました。ギターを演奏しながら歌を歌う姿が非常に良いです。自信もますますついてきました。お酒を飲みながらイ・ジョク先輩、チョン・ウォンヨンさんにアドバイスを求めると、『自分の思った道を歩んでいけばいい』と話してくれました。その話を聞いたとき、有難かったです」

最近、音楽界で女性シンガーソングライターを見つけることが難しいという点もチャン・ジェインにとっては良いチャンスである。時間が経てば経つほど、音楽的な発展を繰り返しているチャン・ジェイン。彼女の音楽に対する情熱は誰よりも強い。

新曲の発売に続き、チャン・ジェインは、ファンたちともっと近い距離で会うことができる小劇場公演も計画している。チャン・ジェインは、早ければ9月に300~500席規模の小劇場単独公演を開催する予定だ。

チャン・ジェインを常に側で見守ってきた所属事務所の関係者は、「今回のアルバムはチャン・ジェインが音楽を作った当時の感情をそのまま感じることができる制作ノート方式で制作した」と話した。

タイトル曲はアルバムのタイトルと同じ「夏の夜」であり、歌手という夢を抱いて18歳でギター一つ持って上京したその年の夏、チャン・ジェインが直接作詞、作曲して完成させた清涼感あふれる曲だ。他にも「STEP」「Rainy Day」「Goodbye」など、毎年夏に直接作曲した曲が収録された。

“韓国のノラ・ジョーンズ”と呼ばれるチャン・ジェインは、「作詞、作曲ノートに約40曲が保管されている。これからはプロデュースの勉強も一生懸命してプロデューサー、チャン・ジェインという地位もぜひ手に入れたい」と強い意欲を語った。

記者 : ナム・アヌ