「ファントム」このシーンでソ・ジソブに惚れた!

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写真=SBS「ファントム」スクリーンショット
俳優ソ・ジソブに惚れるきっかけとなったSBS水木ドラマ「ファントム」(脚本:キム・ウニ、演出:キム・ヒョンシク、パク・シヌ)の名シーンはどれだろうか。

ソ・ジソブは「ファントム」で警察庁サイバー捜査隊のキム・ウヒョン役と天才ハッカーのハデスことパク・ギヨン役の一人二役を熱演している。劇中ギヨンはチョ・ヒョンミン(オム・ギジュン)の陰謀で死亡したウヒョンのために事件後整形手術を受け、自分の顔をウヒョンの顔に変えて緊張感溢れる捜査戦の中心に立っている。

何よりもソ・ジソブは警察の手本で冷静な本来のキム・ウヒョンから整形手術後に図々しく人間味溢れるキャラクターに生まれ変わったキム・ウヒョンを完璧に演じ分け、高い評価が続いている。安定した演技力をもとに多彩な表情や心理状態を演じきり、画面から目が離せない。「ファントム」で視聴者を虜にしたソ・ジソブの「名シーン ベスト5」を、ここで挙げてみよう。

【名シーン1】一人二役の幕を開ける「ここからが始まりだ!」

韓国で5月31日に放送された「ファントム」第2話で、ソ・ジソブはパク・ギヨンからキム・ウヒョンに生まれ変わる「顔面復元術」の整形手術を終えて初登場し、鳥肌の立つ一人二役の演技の幕を開けた。1年間のハードなリハビリトレーニングや手術を終えたギヨンが、警察の制服姿で納骨堂に安置されている本当のウヒョンを訪ねた。ウンヒョンの姿で生きることとなったギヨンは「明日、初出勤だ。ウヒョンと僕を殺そうとしたファントムは、僕が止める。ここからが始まりだ」と無念な死を迎えた親友の復讐を誓い、視聴者に深い印象を残した。切ない悲しさや寂しさ、決然とした意志が相まって輝くソ・ジソブの深い眼差しが、視聴者の心に響いた。

【名シーン2】切実な叫び「犯人を教えて!死んじゃダメだ!」

韓国で6月7日に放送された「ファントム」第4話では、ソ・ジソブの切実な叫びが視聴者の心を切なくさせた。ウヒョン(ソ・ジソブ)は、シン・ヒョジョンに悪質なコメントを残していた人々を対象にした連続殺人事件の真犯人が、ヤン・スンジェ(カン・スンミン)であると確信し、彼の居場所を突き止めた。ギヨンはウヒョンの死亡とも関係のあるシン・ヒョジョン殺人事件の犯人を知っているヤン・スンジェを説得し、真実に迫ろうとした。しかし、遅れて追いかけてきたヒョクジュ(クァク・ドウォン)が、興奮したスンジェに向けて拳銃を発射してしまい、スンジェはその場で倒れた。ソ・ジソブは死にかけのスンジェに「死ぬな、犯人を教えて!シン・ヒョジョンの復讐がしたいと言っただろう。死んじゃダメだ!」と切実に叫び、ウヒョンの心理状態を見事に演じきった。

【名シーン3】知能的な臨機応変能力「僕たち、付き合ってたでしょ?」

韓国で6月20日に放送された第7話では、ソ・ジソブの優れた臨機応変能力が女性視聴者を虜にした。恋人を名乗り、ギヨンの正体に迫ろうとする女性記者のク・ヨンジュ(ユン・ジヘ)の誘惑に、この上ないセクシーな逆襲で対応したのだ。ソ・ジソブは家を訪れ、自分を挑発するヨンジュを壁に押し付け、不意打ちのキスをしようとした。焦った表情を隠せないヨンジュにウヒョンは「僕たち、付き合ってたでしょ?」と痛快な一撃を叩き込んだ。

【名シーン4】甘い悪性コード「もう起きてってば~」

韓国で6月21日に放送された「ファントム」第8話では、ソ・ジソブ流の初々しい魅力がお茶の間を沸かせた。ウヒョンは自作の悪性コードでガンミのノートパソコンを遠隔操作し、甘い休日にガンミを起こしながらお茶目な魅力をアピールした。ウヒョンはガンミのノートパソコンで音楽を大きく流し「もう起きてってば~」というメッセージを送った。また、寝坊をしているガンミを起こしながら見せた図々しくも憎めないソ・ジソブのお茶目な笑顔が、視聴者をも甘いムードに引き込んだと評価された。

【名シーン5】正体を明かし、正面突破!「僕、パク・ギヨンです」

韓国で19日に放送された第16話で、ウヒョンは自分がパク・ギヨンであると気付いたチョ・ヒョンミンに堂々と自分の正体を明かし、緊張感を高めた。CK電子のハードディスクの元本を分析するためにインターネットメディア「トゥルーストーリー」を訪れたウヒョンの前に、突然ヒョンミンが現れた。チョ・ヒョンミンは「phantom0308」というIDを知っていることから、ウヒョンがギヨンであると判断し、ウヒョンを追い詰めようとした。しかし、チョ・ヒョンミンの予想を裏切るようにウヒョンは「あなたの言う通りだ。僕はパク・ギヨンだ」と打ち明け、チョ・ヒョンミンを驚かせた。それだけでなく、ウヒョンはチョ・ヒョンミンが「phantom0308」を知っていることを指摘し、シン・ヒョジョンを殺した犯人がチョ・ヒョンミンであることに気付いていると明かした。不利な状況を正面突破し、逆転に成功したソ・ジソブのカリスマ性溢れる姿が、視聴者に快感を届けた。

「ファントム」第16話では、警察内のスパイとして証拠分析担当のカン・ウンジン博士(ペク・スンヒョン)の他に警察庁の操作局長シン・ギョンス(チェ・ジョンウ)がいることが明かされ、劇の緊張感が高まった。特にギョンスは自分のスパイ行為を隠すために、ジェウク(チャン・ヒョンソン)を盾に使っている。ギヨンとサイバー捜査隊がギョンスの罠にはまらず、無事ギョンスがスパイであると突き止めることができるのだろうか。今後のストーリーに関心が高まっている。

記者 : パク・グィイム