チュ・ジフン「大麻事件以来、イェ・ハクヨンとは連絡していない」

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写真=ムン・スジ
俳優チュ・ジフン(30)が2008年の大麻事件について胸の内を打ち明けた。

チュ・ジフンは現在、映画「私は王である!」(監督:チャン・ギュソン、制作:デイジーエンターテインメント)の取材で忙しい毎日を過ごしている。インタビューでは映画に関する話よりは3年間のブランクをもたらした事件についての質問が殺到している。チュ・ジフンは淡々と謙虚に自分の過ちを認めた。

23日、TVレポートとのインタビューでチュ・ジフンは率直な胸の内を打ち明けた。彼に“烙印”となってしまった事件について聞くと「調査を受ける際、浅い嘘は付きたくなかった」と気持ちを述べた。

知人でモデルのイェ・ハクヨンの家で合成麻薬を使用した疑いで起訴されたチュ・ジフンは、2009年6月に懲役6ヶ月執行猶予1年、120時間の社会奉仕命令、追徴金36万ウォン(約2.4万円)を宣告された。その後、2010年2月に特戦士常勤予備役として入隊、昨年11月に除隊した。

チュ・ジフンは「当時の僕の姿は、モザイクをしても隠すことはできない。すでにメディアで報じられていたし、誰が見ても僕であることが分かるものだった。それが現実でもあった。僕が隠そうとしても、人々は僕に聞くだろう。僕のことが好きな人は『違うだろう』と確信しながら聞き、僕のことが嫌いな人は疑問の目で聞くだろう。僕は両方に嘘を付くことになるかもしれない」と説明した。

毎回受ける辛い質問に、慣れそうにもなるようなチュ・ジフンだが、心の奥から迫る寂しさは隠せないようだった。彼は疑いを認めた決定的なきっかけについて「こう考えてみた」と振り返った。

「遠い未来に、老年になって、友達とマッコリでも飲みながら色々な思い出をつまみにしているでしょう。だけど、その時偶然あの事件の話が出て『あの時、お前、違ってたよな?』と聞かれるならどうだろうと思いました。悲しいでしょう? その年になっても嘘を付き続けなければならないなんて。そう生きることは残酷でしょう?」

知人で同じ傷を抱え、苦しんだはずのイェ・ハクヨンとの関係を聞くと、チュ・ジフンは「その事件以来、連絡をしたことはない」と慎重な姿勢を見せた。

最近自粛の期間を経てケーブルチャンネルtvN「Korea Got Talent2」で4年ぶりの復帰を果たしたイェ・ハクヨンにマイナスになるのではないかと、チュ・ジフンは言葉を慎んでいる様子だった。

「今は事件について心から淡々と話せるように、傷は塞がったのか」という質問にチュ・ジフンは「絶対に淡々と触れられることではない。僕にはまだ傷として残っている。もちろん、他人による傷ではなく僕自身が作った傷だが」と答えた。そして「少し治ることはできても、傷がなくなることはない」と締めくくった。

記者 : チョ・ジヨン