「Dr.JIN」ソン・スンホン vs イ・ボムス、JYJ ジェジュン vs チン・イハン…4人の男の対立関係

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写真=イキムプロダクション
MBC「Dr.JIN」の主人公4人の対立には、歴史の流れと関連した確かな理由がある。

先週放送された「Dr.JIN」第16話では、「歴史が変わるかもしれない」というみんなの心配を裏切るように哲宗(キム・ビョンセ)が死亡し、逆らえない歴史の流れと同じ方向に進んでいる姿が描かれた。

特に哲宗の死亡によって熾烈な王権争いが予想されたものの、イ・ハウン(イ・ボムス)の野心に気付いたキム・ビョンヒ(キム・ウンス)がハウンの息子ミョンボクが王座に上がることを許したことで興宣君と安東金氏勢力の対立は新しい局面を迎える見通しだ。

よってそれぞれの目的を持って歴史の中心に飛び込んだ4人の男ソン・スンホン、イ・ボムス、JYJ ジェジュン、チン・イハンの関係も時代の流れによって変化する兆しを見せている。


「将来を知っている」ソン・スンホン VS 「野心家」イ・ボムス

二人にとって深刻な問題は「カトリック問題」だ。

未来から来たジン・ヒョク(ソン・スンホン)は将来興宣君イ・ハウン(イ・ボムス)が起す丙寅迫害(ピョンインバクヘ:朝鮮時代末、興宣大院君によって多くのカトリック教徒が殺害された事件)」で数多くの人々が命を失うことをすでに知っている。もし歴史が自分が知っているまま流れれば、カトリック信者であるヨンレ(パク・ミニョン)の命も危うくなるのは必然だ。

「カトリックを弾圧しないでくれ」とお願いするジン・ヒョクを「心配しないで」と安心させたイ・ハウンだが、儒教の慣習が強い朝鮮で大院君の座に上がった彼がいつまでカトリックの電波を黙認することができるのかは確信できない状況だ。「カトリック迫害」を始めとする様々な事件が二人の関係変化にどのような影響を及ぼすのか注目が集まる。


「庶子の運命」ジェジュン VS 「万人平等主義」チン・イハン

二人は親友だったが、「理念」の問題で対立している。

庶子(正式な婚姻関係にない両親から生まれた子供のうち、父親に認知された者)であることを理由に、子供の頃から「いつ捨てられるか分からない」という不安を抱いていたギョンタク(ジェジュン)は想いを寄せるヨンレに2回も断られ、父であるキム・ビョンヒ(キム・ウンス)にまで信頼を失って挫折した。見近い人から裏切られたギョンタクに、身分秩序と摘庶差別をなくして平等な社会を作ろうという南人出身ヨンフィ(チン・イハン)の提案が説得力を発揮することができるのか、二人は以前の関係を取り戻すことができるのか関心が寄せられている。

MBC週末特別企画「Dr.JIN」は、タイムスリップの秘密が明かされ、権力を獲得するための熾烈な知恵争いまでも始まり緊張感が益々高まっている。「Dr.JIN」は毎週土日の午後9時50分に韓国で放送されている。

記者 : ソン・ヒョジョン