「Dr.JIN」JYJ ジェジュンの進化“イケメンから本当の役者に”

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写真=MBC「Dr.JIN」スクリーンショット
ドラマ「Dr.JIN」で嗚咽の演技を披露したJYJのジェジュンに、好評の声が続いている。

韓国で15日の午前9時50分から放送されたMBC週末ドラマ「Dr.JIN」では、キム・ビョンヒ(キム・ウンス)が庶子のキム・ギョンタク(ジェジュン)を息子として受け入れるシーンが描かれた。

この日、ギョンタクは自分の銃に撃たれた興宣君(フンソングン)が生きているという話に自殺を決心したが、結局はキム・ビョンヒを訪ね、自分を殺してほしいと頼んだ。するとキム・ビョンヒは「お前は私の手に殺されるのが願いなのか。生きることは願いではないのか」と聞き、幼かったギョンタクと自分の出会いを思い出させた。

またキム・ビョンヒはギョンタクに「これからは仕事が多くなる。この間のような手違いはないだろうな」と聞いた。目が潤ったギョンタクが「はい、大監(テガム:朝鮮時代の正二品以上の官員の尊称)」と答えると、キム・ビョンヒは「父上と呼べ。この父が、お前にもう一度機会を与えても良いのか」と聞いた。

低い身分のせいで、父を父と、兄を兄と呼ぶことが許されていなかったギョンタク。彼はキム・ビョンヒに「はい。父上」とやっと答え、嗚咽を漏らした。ジェジュンはこのシーンでよだれまでも流しながら完璧な嗚咽の演技を披露し、視聴者に深い感動を届けた。

壊れることを恐れず、キャラクターに溶け込んだジェジュンの熱演は、驚きのものだった。切ない涙の演技で、彼は“イケメン”のイメージから抜け出し、ステージの上でのアイドル歌手ではなく、俳優ジェジュンとしての存在感をアピールした。

「Dr.JIN」の序盤、力んでいるようなジェジュンの演技は「屋根部屋のプリンス」のJYJのユチョン思い出させたりもした。二人の発声やトーンが似ていたためだ。しかし、ジェジュンは次第にキム・ギョンタクの役作りに成功し、ユチョンの面影から抜け出し、自分だけの色でギョンタクを表現できるようになった。演技派俳優の大先輩たちの中でも、現在は違和感のない自分だけのペースで演技を披露している。

ジェジュンが演技を始めて今年で約3年となる。着実に経験を重ね、演技を学んでいるジェジュンの成長を今後も見守りたい。

記者 : オ・ミニ