RAIN、主演映画のための休暇が白紙…“雑音を防ぐため”

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「リターン・トゥ・ベース」が韓国で8月9日の公開を前に、軍服務中の歌手RAIN(ピ、本名:チョン・ジフン)の休暇を申し出ていたが、最近白紙に戻ったことが分かった。望まない特恵議論が巻き起こり、むしろ映画の興行にとって毒になることを懸念したのだ。

「レッドマフラー」「飛翔:太陽近くに」から再びタイトルが変わった「リターン・トゥ・ベース」は軍服務中の主演俳優のため、広報に空白が出来るのは当然のような状況だった。シン・セギョン、、ユ・ジュンサン、キム・ソンス、オ・ダルスなど様々な俳優が出るが、やはり映画を引っ張っていくメインの人物はRAINであるためだ。RAINはこの映画で空軍最精鋭の戦闘機F15Kに乗り、一触即発の戦争の危機にさらされた韓半島を救うチョン・テフン大尉を演じる。

「リターン・トゥ・ベース」の制作スタッフは24日、「公開を前後にRAINが休暇をとることが出来るかをあらゆるところで調べたのは事実。しかし、定期休暇ならまだしも、褒賞休暇をとるように進めることはしないことにした。無理をして雑音が生じたら、得るものより、失うものが多いためだ」と説明した。

休暇をとったRAINを前面に出して映画をより知らせることは出来るが、特恵議論が巻き起こると、大きな問題になりかねないと判断したのだ。ユ・スンジュンから最近はキム・ムヨルまで、軍スキャンダルにとりわけ敏感になっている国民情緒を考慮しているものと見られる。昨年10月に入隊したRAINは今年の2月と5月、それぞれ100日休暇と一等兵定期休暇をとり、現在はソウル龍山(ヨンサン)で国防広報支援隊所属の芸能兵士として勤務している。

韓国初の航空大作映画「リターン・トゥ・ベース」は最近、汝矣島(ヨイド)上空に現れた北朝鮮のMiG29機を追うF15Kの音速飛行シーンを盛り込んだ予告映像を公開し、注目を浴びた。100億ウォンを越える大作映画にとりわけ弱いCJエンターテインメントが昨年「7鉱区」「マイウェイ 12,000キロの真実」の不振トラウマを、「リターン・トゥ・ベース」で克服できるかにも関心が集まっている。

CGが見どころであるこの映画は、「マイ・ボス マイ・ヒーロー2 リターンズ」「遺憾な都市」でコメディ演出の才能を発揮したCM監督出身、キム・ドンウォンが手がける3本目の映画である。

記者 : キム・ボムソク