「Dr.JIN」タイムスリップとファンタジーが織り成す3つの観覧ポイント

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写真=MBC
「今クール最高の期待作」と言われているMBC週末ドラマ「Dr.JIN」(脚本:チョン・ヒョンジン、ハン・ジフン、演出:ハン・ヒ)第3話の放送を前に、視聴者の関心が熱くなっている。

週末の夜を韓流スターの登場とタイムスリップのファンタジーで彩っている「Dr.JIN」の観覧ポイントを押さえてみた。


1. 原作のパワー

村上もとかの同名漫画が原作である「Dr.JIN」は、日本で10年間も連載された作品である。2009年にはTBSで「JIN-仁-」を皮切りに、昨年完結編まで制作されるなど人気を博した。すでに韓国でも多数のファンを確保している。

韓国では日本の漫画、小説、ドラマを原作にした作品が特にヒットした。メディカルドラマの新たな地平を切り開いた「白い巨塔」をはじめ、“花男シンドローム”を巻き起こした「花より男子 ~Boys Over Flowers」など、様々な素材と斬新な作品が韓国に合わせて新たに脚色され、原作と比較するという一味違う楽しさを与えた。

「Dr.JIN」も、原作のモチーフを忠実に再現しながら、まったく新しい韓国ドラマとして誕生させた。1860年代の朝鮮時代に背景を移したこのドラマは、従来の設定に興宣大院君という実在の人物を投入し、生命を吹き込んだ。また、様々なキャラクターを追加してストーリーの多様性を確保し、原作の不敗神話を続けていくものと期待されている。


2. トレンドは複合ジャンル

最近、文化界全般で目立っている特徴として、複合ジャンルを挙げることが出来る。

「Dr.JIN」も複合ジャンルを借用した。時空を超越する「タイムスリップ」を前面に押し出し、ファンタジーを大きな軸としてリアリティが命のメディカルを通じてストーリーを展開していく。ここに、過去と現在を行き来する時代的背景は、徹底した考証をベースにした時代劇と、男女主人公の切ないラブストーリーは調味料としての役割を果たすと思われる。

原作で検証されたストーリーにファンタジーとメディカル、時代劇とラブストーリーが絶妙に結合した「Dr.JIN」は、多様な面白さを求める視聴者の期待を満たすはずだ。


3. 韓流スターの総出演

言葉の通り、韓流スターが総出演する。

まず、時空を超えて奮闘する主人公のジン・ヒョクは元祖韓流スターソン・スンホンが演じる。「彫刻美男」ソン・スンホンが初めて時代劇に挑戦するという事実だけでも、視聴者の関心を集めるには十分だ。さらに、「韓流の中心」JYJのジェジュンがカリスマ性溢れる従事官キム・ギョンタクを演じる。まさに“新旧韓流スター”対決なのだ。実際に17日の制作発表会当時、ジェジュンはアジアならびに世界31ヶ国から23tを超える米輪をもらい、その地位を見せ付けた。

「興宣大院君」風雲児イ・ハウンで合流した“ヒットドラマの保証小切手”イ・ボムスもまた、韓国活動だけでも多くの海外ファンを確保しており、最近日本で行われたプロモーションが大盛況となり、新たな韓流天王の誕生を予告した。

現在と過去を行き来する女性主人公、ユ・ミナ役のパク・ミニョンは中華圏でもっとも注目されている次世代勧流スターとして浮上しており、ミステリーな妓生(キーセン)チュンホン役のイ・ソヨン、パク・ミニョンの兄ヨンレ役のチン・イハンも海外ファンに名前を知らしめ、新韓流スターとして頭角を現している。

このように、名前だけでも視聴者をときめかせる韓流スターの総出演は、早くも視聴者の目を楽しませている。

記者 : チャン・ヨンジュン