イ・ジョンソク「ユ・ジュンサン先輩は父のような方です」

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ドラマ「シークレット・ガーデン」に出演した後、休むことなく活動してきた俳優イ・ジョンソクはやっと休むことができた。

イ・ジョンソクは昨年大ヒットしたドラマ「シークレット・ガーデン」を通じて多くの人に知られるようになった。その後、シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ハイキック3~短足の逆襲」(以下「ハイキック3」)と映画「リターン・トゥ・ベース」そして3日に公開された映画「ハナ~奇跡の46日間~」まで、彼は俳優としてキャリアを積んできた。

映画「ハナ~奇跡の46日間~」のプロモーション活動の終了を控えている今、イ・ジョンソクは「本当に振り返る暇もなく走ってきた気がします。今も、今まで撮影できなかったCMの撮影やインタビューで余裕はないですが、時々今までを振り返ってみます」と語った。現在、心配していることはドラマ「シークレット・ガーデン」以後、撮影した映画「リターン・トゥ・ベース」が8月に公開されるため、当時の自信のない演技が公開されることだと率直に明かした。

「あぁ~、僕はいつになったらうまく演じられるのでしょうか」とため息を漏らした彼は「少し不安です。演技がだんだん上達してきていることを感じている今、『ハイキック3』や『ハナ~奇跡の46日間~』よりも前に撮影した映画『リターン・トゥ・ベース』が8月に公開されるので、観客が僕の演技をどのように見るのかが心配です。それに『リターン・トゥ・ベース』では、これまで見せたキャラクターとはまったく違うキャラクターを演じているので、アフレコで見る僕の姿にはどうも慣れません。いつも自分の演技を見て残念に思うところが多いですが、『リターン・トゥ・ベース』を見てさらに演技が下手だってことを痛感しましたね」と語った。

彼はまだ演技が下手だと語ったが、映画「ハナ~奇跡の46日間~」のイ・ジョンソクは、俳優としてさらに成長した姿を見せてくれた。劇中の北朝鮮の卓球国家代表選手チェ・ギョンソプ役を演じた彼は発声や表情だけでなく、雰囲気でキャラクターを説明できるほど俳優として一段階成長した。

「映画『ハナ~奇跡の46日間~』を見た関係者の方々に、北朝鮮チームが上手だと言われて本当に嬉しかったです。全体的にいい雰囲気だったし、特に北朝鮮チームとは固い絆で結ばれています。北朝鮮の訛りを教えてくれる先生に会って、北朝鮮について教えてもらったりしたからでしょうか。北朝鮮チームには特別な何かがありました。そしてペ・ドゥナさんは本当に最高です。人間性は言うまでもなく、周囲を導く強いリーダーシップもあります。演じるときの集中力もすごいと思います」

振り返る暇もなく走ってきた新人俳優の段階を経て、俳優と演技について真剣に考えるようになったイ・ジョンソクは、映画「ハナ~奇跡の46日間~」でリ・ブンヒ役を見事に演じたペ・ドゥナについて語るときに、目を輝かせた。彼は自分自身について振り返る過程で、夢を叶えた先輩俳優を通じ、彼自身の情熱を思い出したという。また彼は、映画「リターン・トゥ・ベース」で共演した俳優ユ・ジュンサンについても語った。

「ユ・ジュンサン先輩とは映画『リターン・トゥ・ベース』で共演しました。先輩には地方公演にも招待していただいて、夜遅くまで台本読みに付き合っていただきました。映画『ハナ~奇跡の46日間~』の台本読みにも付き合うとおっしゃってくれました。後輩に自分の貴重な時間を割くというのは簡単なことではないのに、気遣ってくださいました。まるで父親のような先輩です。本当に感謝しています」

最後に彼は「これからも先輩たちと一緒に多くの作品に出演して、もっと演技について学びたいです」と意気込みを語った。

記者 : ペ・ソニョン、写真 : ソン・イルソブ