Vol.3 ― 「イム・サンス監督はもともと試演を楽しむ」…“ベテラン”ペク・ユンシクの露出観

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ペク・ユンシクが説明する「蜜の味 テイスト オブ マネー」のキーワード…“露出とベッドシーン”

映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」でもっとも大胆なベッドシーンを披露するカップルは、ユン会長役のペク・ユンシク(65)と、フィリピン人メイド、エバ役のマウイ・テイラー(29)だ。

映画の中で真実の愛を育てる、唯一の純粋なカップルとして描かれる二人は、激しい濡れ場を演じた。マウイ・テイラーは上半身を露出させ、肉感的なプロポーションを露わにもしている。

彼女と息を合わせたペク・ユンシクもやはり、大胆で激しいベッドシーンでの演技で、注目を集めた。

ペク・ユンシクは、露出とベッドシーンでの演技についての質問に「どうして洋服があると思うんですか。負担も大きくて、決して楽ではない演技だった」と切り出した。

「映画に残る、永遠に記録に残る露出なので、女優だけでなく男性俳優も心の負担が大きいのが事実です。しかし私たちはまた、その役柄と状況を表現しなければならない職業だから、やるしかありません」

ペク・ユンシクはこのベッドシーンで、イム・サンス監督が試演を行ったと撮影の裏話も伝えた。彼は「イム・サンス監督は『ユゴ 大統領有故』の時から試演が好きでした。今回のユン会長のベッドシーンでも、イム・サンス監督が試演しました」と話した。

ペク・ユンシクは「お互いに愛情を感じるなら、スキンシップは当たり前で自然なことではないでしょうか。マウイ・テイラーと一緒に、最善を尽くして演技しました」と話した。

劇中で心から円熟した雰囲気を披露しなければならなかったペク・ユンシクとマウイ・テイラー。しかし、そのような愛を感じさせる微妙な感情のポイントがなく、すぐベッドシーンとスキンシップでのみ表現され残念だ。

写真=シナジー
「私もあるシーンでは、恋のきっかけをさり気なく入れた方が良かったと思います。そのメイドに惚れるポイントが必要なんですが、監督の立場からは『説明し過ぎ』とのことでした。私の考えでは、短くてもきっかけを見せたらどうだったろう、と残念に思います」

ペク・ユンシクは、映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」で人生で初めて、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに立つことになった。

彼は「何より、世界的な名監督であるイム・サンス監督と一緒にカンヌに行くことになっただけでも、非常に有意義で良いことだと思います。授賞式のある映画祭ではありますが、世界の映画フェスティバル、つまり祝典でもあるので、その雰囲気を楽しんで帰りたいです」と伝えた。

記者 : イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ、写真 : イ・ジョンミン