JYJ ジュンス、初のソロコンサート…歌唱力&セクシーなダンスが“爆発”

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写真=TVレポート、C-JeSエンターテインメント
「8年ぶりにソロで挨拶します、XIAことキム・ジュンスです」

JYJ ジュンスは生まれ変わった。元祖アイドルグループ東方神起からユチョン、ジェジュンとともに組んだ3人組グループJYJ、そしてXIA。

胎児(ジュンス)が母の羊水の中で目を覚ますという映像で始まったステージで、自分がXIAとして誕生したことを告げた。様々な制約のため、ソロアルバムを出すことを戸惑ったというジュンス。プレッシャーも大きかったはずだ。ブリッジ映像からはこれまでソロとしてカムバックするためにどれだけ努力してきたのかと、ファンに会うために頑張ったという彼の気持ちがそのまま伝わってきた。

19、20日の両日間、ソウル蚕室(チャムシル)の室内体育館で開かれたジュンスのファーストソロコンサート「XIA 1st Asia tour in Seoul」が成功裏に幕を閉じた。初日は7800人、二日目は7200人を動員し、合計1万5千人のファンを熱狂させた。コンサートが始まる前からファンはペンライトで赤い光の波を作り、ジュンスの登場を待ちわびていた。客席に掲げられた「アジアの星XIAジュンス」「Hello XIA World」などのプラカードがファンの気持ちを物語っていた。


ミュージカルで鍛えられた“驚きの歌唱力”

この日、ジュンスが披露した曲は合計17曲。XIAの1stアルバムからの11曲とJYJのアルバムの中で彼が作曲した「Mission」そしてミュージカル「エリザベート」から「最後のダンス」を、「モーツァルト!」からは「僕は、僕は音楽」「なぜ僕を愛さない」を、ドラマ「女の香り」のサウンドトラックから「You are so beautiful」を披露し、完璧な歌唱力と特有の感性で感動的なステージを届けた。

胸に響く声に、ファンはときめいた。ファンのイム・スヒョン(24)とチョン・ユジョン(21)は「JYJの三人で歌った『Mission』を難なく一人で歌っていた。前から歌がすごく上手だったけど、ミュージカルで鍛えたためか、ライブでの実力がよりあがったように感じた」と口を揃えて述べた。このように、ジュンスは一人で2時間の間観客を引っ張って行くほど、高い実力を見せつけ、見る人を驚かせた。

彼が2曲目に歌った「No Gain」は甘いメロディーとダンスビートが合わさったR&Bで、別れた人を懐かしむ気持ちを表現した。特にメンバーのジェジュンがボーカルディレクトとコーラスに参加し、二人の熱い友情で完成した曲でもある。

コンサートのハイライトは断然、タイトル曲「Tarantallegra」だった。高さ10mの大型ピラミッドリフトから堂々と登場し、タイトル通りの力強いビートに身を任せ、華やかなダンスを披露した。そしてそこに弦楽器が加わり、まるで魔法にかかったかのような雰囲気を演出した。特に、米歌手クリスティーナ・アギレラのダンスチーム、Jeri Slaughterとのコラボレーションステージは、華麗だった。「Tarantallegra」はアフリカの先住民の言語に由来しており、“速く踊るようにする”という意味を持っている。

続けて披露した「Love Means Nothing To Me(愛が嫌いなんだ)」「A Fairy(露を宿した木)」では、まるで悲しい恋を経験したかのような、切ない声でファンを圧倒し、音楽の世界へといざなった。


柔軟なしぐさ+弾力性のある身体=“セクシー!”

ダンスでもセクシーさが一層増した。彼のウェーブはファンを魅了するのに十分だった。「Lullaby」では、4人の女性ダンサーたちが彼の胸を撫で下ろして誘惑するシーンを演出し、ファンからは嫉妬の声が上がった。特に、バレエのポールを使った振り付けは、まさにセクシーそのものだった。

続いて大きな鏡の前でのソロダンスで始まった「Intoxication」はキレのあるダンスと、男らしいカリスマ性で彼のもつダンスの腕前を感じさせるステージだった。

振り付けチームも負けてはいなかった。クリスティーナ・アギレラの振り付けディレクターとして有名なアメリカのJeri Slaughterが、オーディションで選んだ男女8人は最高だった。ダンスブレークで、男性4人、女性4人に分け、シャッフルダンス、ブレークダンスなどダンスバトルを繰り広げ、一風変わった趣を与えた。


ランプの魔人ジニー“君の願いごとは?”

またジュンスはファンと特別なイベントを試みた。“魔法使い”をコンセプトにしたこの日のコンサートでは「ジニータイム、願いを叶えてあげます」と、ランプの魔人ジニーに変身し、ファンの願いごと三つを叶えると話した。

最初のファンはパク・ヒョシンの「雪の華」を歌ってほしいと話し、彼を困惑させた。しかし、サビだけを歌う柔軟な対応で最初の願いを叶えた。

続いての願いはMBC「ハイキック3~短足の逆襲」で流行った“プインプイン”を見せてほしいというものだった。彼は「ファンじゃない人は目をつぶってほしい」と恥ずかしがったが、すぐに可愛い表情でファンの期待に応えた。最後となる三つ目の願いも可愛らしい表情をすることだった。20代後半にさしかかった彼に“天使XIA”時代の可愛らしい表情を求めたのだ。彼はファンのために恥ずかしさをこらえ、ミッションをクリアした。

17番目の曲「A Fairy(露を宿した木)」を最後にダンサーたちとステージの裏に消えた彼はファンの熱いアンコールでJYJの「Fallen Leaves」を歌いながら再び登場した。彼は、ステージの端から端までを歩きながら、手を振って感謝の気持ちを伝えた。また彼を近くで見ることができなかった2、3階のファンに向けても「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。

ジュンスは初のソロコンサートを成功裏のうちに終わらせた。より成熟した歌唱力と大胆なセクシーダンスはファンの目と耳を刺激した。

また、この日行われたソウルでのコンサートを皮切りに、今月27日はタイのバンコク、7月には台湾と中国の上海など7大都市でアジアツアーを行う予定だ。

記者 : キム・ボラ