「屋根部屋のプリンス」名探偵皇太子の活躍 ― Best or Worst

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ストーリー

鋭い推理でホン・セナ(チョン・ユミ)の嘘を見抜いたイ・ガク(JYJ ユチョン)は彼女を疑い始め、ホン・セナとヨン・テム(イ・テソン)の関係、さらにホン・セナとパク・ハ(ハン・ジミン)が姉妹である事実にまで気づいてしまう。結局、イ・ガクは朝鮮時代に戻れないことを甘んじて、ホン・セナとの婚約を諦める。一方、ホン・セナは自分に献身的なヨン・テムと再び手を結ぶことにして、ジャン会長(ナ・ヨンヒ)の生き別れの娘に成り切るという陰謀を企む。

Best or Worst

Best:短所が改善されてとてもお見事。「屋根部屋のプリンス」は中盤に入ってから、絡んだ糸を解いていく過程における不手際が残念だった。だが、昨日の放送はもっとも重要な糸からゆっくり解いていく演出の妙が際立った。イ・ガクがホン・セナの嘘を解いていく推理過程と、それによって彼女の言動と真偽を疑う緊張感溢れる姿が描かれた。これに4人の絡んだ恋愛模様が再び整理され、これと緊密につながっているヨン・テヨンとヨン・テムの対立、ホン・セナとパク・ハの悪縁も自然と後押しされて進み始めた。ドラマの序盤とは違って、少し活用度が低くなっていた腹心3人が動き始めたことも嬉しい。パク・ハにイ・ガクが婚約破棄したことを伝えたり、イ・ガクの命令によって社内でヨン・テムについて調べたりする3人の活躍は、コメディを担当しながらも緊迫した展開を見せるドラマにひと息つかせる隙を与えることでもあった。何より、イ・ガクが婚約破棄と自分が現代に来た目的の間で悩む姿を通して、皇太子妃殺人事件の解決とタイムスリップという核心に再び集中力を与えた。それによって、“運命”というドラマの主なテーマまで自然に重みを増すことになった。複雑に絡んでいる糸ほど、気持ちが先立つあまり引っ張ってしまうと、さらに絡んでゆくばかりだ。昨日のように恋愛の甘さと推理の緊張感、抑えたコメディまで自然にゆっくり紐解いていくと、今後のストーリーも依然として期待できそうだ。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― セナさん、婚約破棄してもあなたに気を使うけど、そんな中でも言葉遣いにこだわるイ・ガクより、いつも“自分の女には温かい”テムの方が恋人としてはもっといいのではないですか?
― 教えなくてもプールがいい所だということを見つけ出すソン・マンボ。昔も今も賢い友人とは親しく過ごすべきか!
― 名探偵並みの皇太子殿下!スピンオフで秋夕(チュソク:韓国のお盆にあたる祭日)特集「朝鮮名探偵:傲慢で清純な皇太子の秘密」を一本撮りましょう。その目つきと怒鳴り方で取り調べれば、潔く白状してしまうかも。

記者 : キム・ヒジュ、翻訳 : ハン・アルム