EXO-K「“芸能人病”にかからず初心を保ちたい」

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(左から)チャンヨル、ベクヒョン、ディオ、 カイ、スホ、セフン 写真=SMエンターテインメント
韓国と中華圏を同時に攻略する2012年の大型新人EXOが、大きな夢と共にデビューした。12人で構成されたEXOは、韓国で活動する6人組のEXO-Kと中華圏のEXO-Mに分かれて活動を展開する。今までにない戦略であるだけに、彼らの活躍に関心が高まっている。

韓国最大手の芸能マネジメント会社であるSMエンターテインメントが、ガールズグループf(x)以来2年ぶりに新しく輩出するアイドルグループで、デビュー前から話題を集めていた“EXO”というグループ名は、太陽系の外惑星を意味する“EXOPLANET”からインスピレーションを得て、未知の世界から来た新しいスターという意味が込められている。彼らが持つ魅力は宇宙でも探すことが出来ない唯一無二な存在という意味だ。リーダーのスホ(21)を含むベクヒョン(20)、チャンヨル(20)、ディオ(19)、カイ(18)、セフン(18)で結成されたEXO-Kは、自信で満ち溢れたグループ名に大きなプレッシャーを感じたという。

スホは、「EXOは太陽系の外惑星という意味のEXOPLANETに由来するけれど、その意味を越えて全世界で『EXO』として通じるほど僕たちを名前を広めることが出来るような、僕たちに非常によく合ったグループ名だ。全世界に僕たちのことを広めたい」とし、「宇宙から来てすでに3週間となるが、すぐに適応することが出来た」と言いながら笑った。外界から来た6人の男性が、このようにして少しずつ地球を占領しているということだ。

EXO-KはEXO-Mとともに100日間の予告映像プロモーションを終え、3月31日にデビューミニコンサートを開催した。ファンは初めて見る彼らのステージに熱狂した。メンバーもファンと同様、その時の感動を依然として大切に胸にしまっている。

カイは当時をこのように記憶している。「初舞台開始5秒前は、胸が張り裂けるようだった。緊張もしたが、ファンの叫び声に鳥肌と戦慄が走り、電気で刺激を受けたようなビリッとした感じがした。言葉で表すことの出来ない気持ちだった」とし,
「前奏に合わせて踊り始めながら、『これを求めて僕は歌手になったんだ。ステージの上で死んでも悔いがない』と思った」と話した。

ディオは、「活動をスタートさせて3週目になった。辛いことは全くない。ステージに立つことが大好きで、それを夢見てきたし、憧れてきたことなのでとても楽しい」とし、「舞台の上では超人の力が出てくるようだ」と話した。他のメンバーも「サイコー!気持ちいい!むっちゃいい」と、言葉では表現しにくいが出来る限りその気持ちを伝えるために、彼らの世代が主に使う言葉で伝えた。

EXO-Kはデビュー前から注目を集めていた。“SM練習生”というイメージが彼らに常に付いて回った。意図したことではなかったが、自然と通常のアイドルグループに劣らないファンを獲得することになった。

チャンヨルは、「“SM練習生”というイメージが負担になった。先輩がとても優秀なので、その後に続くべきだというプレッシャーが大きかった。僕らがその名声に泥を塗ったらどうしようと不安になり、とても心配した」と心情を語った。

しかしスホは、「そのように関心と期待が大きいので、完璧にこなそうと努力している。プライドもあるし、他のアイドルグループとは違った音楽で、僕らだけのカラーを加えていく。歌を聞いた人々が『これはEXO-Kが歌う曲だね』と分かるように、僕らだけの地位を固めていく」と覚悟を決めた。

EXO-Kはアイドルグループとして、歌謡界の歴史に一線を引きたいという抱負も明らかにした。スポットライトを浴びて、舞台では誰にも遅れをとらないEXO-Kとしてそびえ立ちたいと語った。だが、華やかさだけを追求しただけではなかった。それとともに人間的である面も強調した。

スホは「ファンから愛情を受けるというよりは、その愛を分かち合うことが出来るグループになりたい。デビューしてからまだ一度も出来ていないが、以前から行っているボランティア活動をこれからもずっと継続していきたい。些細ではあるが、小さなことから実践していく」と伝えた。

実際にEXO-Kは、練習生時代から近所の老人会館と聾唖(ろうあ)学校を訪れボランティア活動をしてきた。老人会館を清掃して、聾唖の子供たちのために手話を習うという努力もした。老人、そして子供たちにとって、EXO-Kはアイドルグループではなく、ただ礼儀正しい青年、素敵なお兄さんとして記憶に残っている。舞台の上ではEXO-Kだが、舞台から降りれば平凡な青年という二重生活を楽しんでいた。

EXO-Kは、自分たちへの溢れる声援と関心を絶対に忘れないという思いを再び胸に刻んだ。今の自分たちがいる場所に来るまでの過程を忘れまいと心に決めた。「“芸能人病”にかからず、初心を保ちたい。デビューが終わりではなく、これからも継続して発展していくグループになる」と約束した。

記者 : ペク・ソルミ