B1A4“ビジュアルアイドル”という先入観に唇を噛み締めた

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写真=WMエンターテインメント
誰が彼らをビジュアルグループと言ったのか。B1A4は、実力まで兼ね備えているグループだった。人々が肌で感じるより強い、彼らのファンダム(特定のファンの集い)。その秘訣は、“予想を裏切る”ところにあった。デビュー1周年を控えたB1A4の魅力を、今から掘り下げてみよう。


プロデュースまでこなす“予想外アイドル”

B1A4は、ジニョン、サンドゥル、シヌゥ、バロ、ゴンチャンで構成された5人組ボーイズグループ。2011年にデビューし、3月に1枚目のフルアルバム「THE B1A4 Ⅰ [IGNITION]」を発売した。10曲のうち8曲の作詞・作曲・編曲に参加し、タイトル曲「BABY I'M SORRY」はジニョンが作詞・作曲・プロデュースした曲だ。

2枚目のミニアルバムでB1A4は、爽やかな少年の姿だった。それがウケてファンが集まったが、“ルックスだけのグループ”という言葉に、悔しい思いをする時もあった。初のフルアルバムは「音楽的な情熱を表そう」という目標を持って作った作品だ。

「実は、1枚目、2枚目のミニアルバムにも僕たちは参加しています。自作曲も収録しましたし、作詞もしました。でも目に見える部分だけで判断されてしまったようでした。最初からアルバム制作に参加したいという熱意はあったんですが、それは目立たなくて残念でした。だから余計に唇を噛み締めたんです」

初のフルアルバムでB1A4は、自分たちならではのカラーを作り出すことに重点を置いた。バロとサンドゥルのソロ曲を収録し、さらに成熟した感じを伝えたいと思ったそうだ。ある人はタイトル曲を聞いて「もう大人の男性だ」と反応したが、元々B1A4が狙ったコンセプトは“少年から青年へ”だったそうだ。B1A4は「いきなり一変するよりは、変わっていく過程をお見せしたかった」と話しながらも「青年になって戻ってきたが、爽やかさはまだ残っている」と微笑んだ。


“ファンダム”の秘訣は「近所のお兄さんのような親近感」

B1A4に聞いた。B1A4という名のもとで一致団結しているファンダムの秘訣は何かと。ジニョンは、「メンバー5人の魅力がそれぞれある。近所のお兄さんのように、ファンに身近な態度で接するからではないか」と答えた。見せられる姿が無限にあるので、予想を裏切ることも期待できるそうだ。B1A4は「今回のアルバム活動を通じて、ファンの年齢層が広まった」と伝えた。

24時間一緒にいても、B1A4は「一度も喧嘩したことがない」という。普段からたくさん話し合うので、誤解が生じることもないそうだ。チームワークにも会話をすることが重要だという。B1A4は「いつも面白いことが多い」と話し、「コメディドラマのような日常の話をしていると、時間が経つのも忘れるほど。一日最長9時間までおしゃべりしたこともある」と告白した。

「今後のステージと僕たちの目標についても、よく話し合うんです。僕たちが楽しむことの一つが“挑戦”です。いつも新しく特別なものを求めています。ステージに上がる前はいつも“ステージを楽しもう”と叫び合います。状況そのものを楽しんでいると、何でもうまくいくんです」

インタビュー中ずっと自分たちならではの“カラー”を強調したが、いざB1A4のカラーについて聞くと彼らは「きっぱりとは定義できない、多様なもの」と答えた。ある歌を聞いて、あるステージを見たとき「これはB1A4のもの」という感じを与えたいそうだ。バロは「言葉では定義できないが、見て聞いて感じたとき”B1A4”とすぐ分かるものが僕たちのカラーになる」と説明した。

「僕たちが参加しない音楽は収録しないつもりです。まだ事務所に助けてもらっていますが、これからはさらに頑張って僕たち5人の考えでアルバムを作ってみたいです」

記者 : イ・オンヒョク