JYJ ユチョン「屋根部屋のプリンス」は「太陽を抱く月」とは全く違う物語

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[現場レポート] 3月5日制作発表会 ― イ・ミノ「太陽を抱く月」の時には分からなかったコメディの面白さ

名実ともに2012年最高のドラマとして印象付けた「太陽を抱く月」と、SBSの新作ドラマ「屋根部屋のプリンス」は、違うようで似ている。

まずは、朝鮮時代の仮想の王を背景にしている点で似ている。「太陽を抱く月」のイ・フォン(キム・スヒョン)や「屋根部屋のプリンス」のイ・ガク(ユチョン)は、いずれも歴史的には存在しない人物である。

また、彼らのロマンスをドラマの主な題材にし、ミステリーな要素を取り入れた点でも似ている。「太陽を抱く月」ではイ・フォンの初恋ヨヌ(ハン・ガイン)の偽られた死が解き明かされていく過程で二人の愛が実り、「屋根部屋のプリンス」では皇太子妃ファヨン(チョン・ユミ)の死にまつわる秘密を解き明かそうとしていたイ・ガクが21世紀のソウルにタイムスリップし、もう一人の縁パク・ハ(ハン・ジミン)に出会う。

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ユチョン“「太陽を抱く月」と比較?プレッシャーはない”

このように、「屋根部屋のプリンス」は、「太陽を抱く月」と比較されることが多そうである。しかし、イ・ガクを演じるユチョンは、「太陽を抱く月」との比較にあまりこだわらない様子であった。

5日午後2時30分、ソウル松坡(ソンパ)区蚕室(ジャムシル)洞のロッテホテルでSBSの新作ドラマ「屋根部屋のプリンス」(脚本:イ・ヒミョン、演出:シン・ユンソプ)の制作発表会が開かれた。この場でユチョンは、「太陽を抱く月」の視聴率が高かったが、「正直言って成功していいなー、うらやましいなーとは思う」と話しならがも、「でも、比較されるという点でプレッシャーはない」と話した。

ユチョンのこのような態度は、何より「屋根部屋のプリンス」の中の人物に“うまく溶けこみたい”という考えが強いためだと思える。自分の作品に専念するのが最優先だと考えているのである。

ユチョンは、「差別化するためにわざわざ演技をするより、自然にキャラクターに溶け込んで差別化された演技を披露することが大事だ」と話した上で、「『屋根部屋のプリンス』も『太陽を抱く月』のように頑張って成功したいと思っている」と付け加えた。

また、ユチョンは、裏番組で競争を余儀なくされたMBCの「The King 2Hearts」でも、「みんな苦労しているだけに、いい結果が出ればいい」と応援の言葉を送った。ただ、同じ“皇太子”の役割を演じるイ・スンギとの差別点については、「まずは衣装(袞龍袍(コンリョンポ、王の正服)で差別化を図り、現代での名前もヨン・テヨンだが、(2012年は)ヨン(竜)の年ではないですか」と、茶目っ気たっぷりに話した。

また、ユチョンは、「イ・スンギのキャラクターはよく分からないが、 イ・ガクは何一つ不自由のない頑固な人物が、人間味ある人物へと変わっていく姿が面白いだろう」と話し、「『屋根部屋のプリンス』は、隣の人がどれほど大切なのかに気づいていく温かいドラマ」だと説明した。

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イ・ミノ“「太陽を抱く月」はロマンス、「屋根部屋のプリンス」はコメディ”

また、「屋根部屋のプリンス」では、「太陽を抱く月」でヤンミョン役を演じ、“ヤンミョンアリ”(ヤンミョンに夢中)という新語まで誕生させた俳優イ・ミノも出演する。彼が「屋根部屋のプリンス」で演じる役割は、イ・ガクの教育担当のソン・マンボである。この人物は、イ・ガクの腹心3人のうち、知略を担当するほど、学問に長けていて聡明な人物である。

イ・ミノは、「太陽を抱く月」と「屋根部屋のプリンス」は、まずジャンルが違うと話す。イ・ミノは、「『屋根部屋のプリンス』は時代劇とは言い難い」と話し、『太陽を抱く月』とは違って『屋根部屋のプリンス』は時代劇の割合が高くない点を挙げた。「それでも時代劇だと考えて比較するなら、『太陽を抱く月』ではロマンスが中心だったなら、『屋根部屋のプリンス』はコメディの割合が高い」と説明した。「『太陽を抱く月』の撮影の時は分からなかったコメディの楽しさを、ここにきて感じている。」と話し、「あっ、でも『太陽を抱く月』が面白くなかったという話ではない」と慌てて付け加え、笑いを誘った。

イ・ミノは、「撮影場が本当に楽しい」というチェ・ウシクの話を受けて現場の雰囲気を伝えた。イ・ミノは「撮影を始めてまだ1ヶ月しかならないが、互いの顔を見ると笑いを堪えられないほどだ。一緒に撮影する時、演技をしている人だけが真面目な顔をしてカメラを見て演技し、残りの人は後ろを見ていたり、うつむいてくすくす笑っている」と話した。

SBSの水木新作ドラマ「屋根部屋のプリンス」は、朝鮮時代の皇太子イ・ガク(ユチョン)が愛する皇太子妃(チョン・ユミ)を失って、真実を解明しようとしている中、偶然にも自分の臣下のウ・ヨンスル(チョン・ソグォン)、ソン・マンボ(イ・ミノ)などと一緒に、21世紀のソウルのど真ん中に落ちて起こるハプニングを描く。

「屋根部屋のプリンス」は、3月21日午後9時55分に、第1話が放送される。

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記者 : イ・ミナ