キム・ヒョンジュン、ファンが一度は食べてみたい“チャクサルチキン”とは?

OSEN |

韓国の首都ソウルの静かな住宅街。昔ながらの家々の間に素朴な食堂やクリーニング屋、小さなスーパーなどが並ぶ、ごく普通の町だ。普通の庶民が集まって日々を暮らすそのようなところ、しかし、どこかおかしい。ソウル観光地とは程遠そうなこの町で、不思議なことに所々で日本人観光客を目にする。いったい何があるんだろうか。

観光客にしては余りにも余裕のある様子の彼らは、あちらこちらで集まり、町を歩いたり、おしゃべりをしたりしていた。それでは、ここに住んでいる日本人の住人?しかし、家の近所を歩く服装にしては余りにもきっちりしている。

理由は簡単だった。彼らが韓国ソウルのこの小さな町に集まったのは、韓流スター、キム・ヒョンジュンの顔を掲げたチキンを味わうためだ。

この町には「チャクサルチキン」と呼ばれるチキン専門店がある。チキンやトッポギ、サラダや果物など、数々のおつまみと生ビールを売っている店だ。「チャクサルチキン」はキム・ヒョンジュンが直接運営してはいないが、彼を愛しているファンの間でなら、国内外を問わず、有名なお店だった。デビュー当時はキム・ヒョンジュン本人が友人と共に、直接この店を運営していたという。

SS501からソロデビューする過程で、高まる彼の人気とともに口コミで広まった。今は彼の友人がこの店を直接運営しており、大盛況だ。ソウル市松坡区石村(ソンパグソクチョン)店が本店で、キム・ヒョンジュンの母が直接運営する一山(イルサン)店をはじめ、現在は全国的に10店舗余りのチェーン店ができつつあるという。

では、店内の様子はどうなっているだろうか。気になって中に入ってみた。こじんまりした店の中には、キム・ヒョンジュンの跡が残っていた。ポスターから、サイン色紙、知人と一緒に撮った写真などが店の壁をぎっしり埋めている。それだけではない。キム・ヒョンジュンの歌「Lucky Guy」が流れていた。おいしいチキンを食べながら、キム・ヒョンジュンを思い、幸せに浸るには持ってこいの「キム・ヒョンジュンワールド」だ。ここには日本人の客がかなりいる。もちろん、ほとんどは韓国人だが、ここで日本人に出会うのは、決して難しいことではない。この日も隅のテーブルに日本人の女性2人が、辛いトッポギを頼んでキム・ヒョンジュンの話に夢中になっていた。

今日もここには、キム・ヒョンジュンのグッズを持ってチキン屋に向かう、日本人ファンが並んでいる。海の向こうの小さなこの町にまで足を運んでくれたファンの心がありがたい。

記者 : ユン・カイ