「チャン・ヨンシル」放送スタート!早くもソン・イルグクの演技に期待高まる

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 1TV「チャン・ヨンシル」放送画面キャプチャー
約5年の空白期はもちろん、“三つ子のパパ”という修飾語も忘れさせるほどの存在感だった。ソン・イルグクはわずかなオープニングと予告編にしか登場していないが、視聴者たちの脳裏に焼き付くには十分だった。そしてその次の話からは、彼の本格的な活躍が取り上げられると予告しており、期待を高めている。

韓国で2日に放送をスタートしたKBS 2TV大河ドラマ「チャン・ヨンシル」では、死を迎えた老人チャン・ヨンシル(ソン・イルグク)と、科学を習い始める幼いチャン・ヨンシル(チョン・ユンソク)の物語が描かれた。

普通、時代劇は人物の子ども頃から描いていくが、「チャン・ヨンシル」は老人になったチャン・ヨンシルが死を迎えるシーンから始まった。白髪の老人になったチャン・ヨンシルは、片手に日時計を持ったまま、広い平野を何とか歩いていた。雲に隠れて消えていく太陽を見上げていた彼は、「良し。よくやっている。未練なんか残さずに、全部一気に飲み込んでしまえ!」と叫びながら喜んだ。

続いて「この世がどんな法則により回っていくのか、それを探すために一生を捧げた。あらゆる苦労や悩みの末、天文の理は不安定であることが分かった時はがっかりした。しかし無限に変化する宇宙の中で、私は跡もなく散ってしまうだろう。最後の願いは、誰かが私の残した記録を受け継いで勉強してくれること。その誰かになってくれる君を信じる」というナレーションが流れた。

この日の放送でソン・イルグクが登場するシーンはこれが全部だった。それにもかかわらず、強烈な存在感をアピールすることができたのは、やはり演技力のためだった。ソン・イルグクが本格的に人気を得たのは、MBC大河ドラマ「朱蒙(チュモン)」の朱蒙役のためだった。それに先立ってKBS 2TV「海神-HESHIN-ヘシン」のヨムジャン役を演じ、存在感を表した。

このようにひときわ時代劇で強い面を見せてきたソン・イルグクは、今回の「チャン・ヨンシル」でもやはり活躍を予告しており、“三つ子のパパ”という修飾語を消して、俳優に復帰したところを証明しきっている。バラエティでのイメージが強く、演技に集中できないのではないか、という一部からの懸念を完璧に拭い切れたと言える。

昨日の放送最後には、今日(3日)放送される第2話から本格的に登場するソン・イルグクを予告していた。父のチャン・ソンフィ(キム・ミョンス)から教えられ、朝鮮時代最高の科学者として一歩を踏み出した幼いチャン・ヨンシルが、どこに飛んで行くのか予測できない青年になる。そんなチャン・ヨンシルをソン・イルグクがどう演じるかに注目が集まっている。

ソン・イルグクは放送に先立って開かれた制作発表会で「私は演技への渇きが大きい人で、そんな渇きが新しいことへのチャレンジを可能にする」と、演技への渇きを訴えた。そしてようやく「チャン・ヨンシル」を通じて、そのような渇きを完璧に癒やすタイミングが訪れた。果たしてソン・イルグクは自らの渇きを癒やすのはもちろん、厳しい視聴者まで満足させることができるだろうか。

記者 : チョン・ソヨン